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第1話 プロローグ
地は砕かれ、空は焼かれた。
その天上にいるのは竜であった。
周囲一帯は何者も存在しない。
ただ其処に竜がいるのみであった。
死体がそこかしこに散乱し、武器や防具があるのみであった。その武器や防具を見るとそれぞれに強力な力が宿っていることがわかる。それが意味するのは古今東西の英雄、勇者であるということである。
しかし、英雄、勇者であっても倒せなかった竜に対し挑む数々の人々その数は100ほどであった。
この戦力差なら勝てるとでも思ったのだろうか。自信満々に歩き笑っている。
その笑顔は砕け散った。
皆力の差に己の無力さに絶望してただ立ち尽くした。そして、装備ごと破壊された。
今度はまた2人やってきた。
1人は刀を装備し、革鎧をきていた。
1人は杖を装備し、ローブを身にまとっていた。
「クソトカゲ、お前にリベンジする時間だ!」
その一言から始まった戦いは後の《神獣決戦》の始まりであった。
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