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6月6日(宣告)

『残念ですが、長くても一年以上は生きられないでしょう』


俺の名前は長谷 孝也

年齢は25で、中小のIT企業に勤めているシステムエンジニアだ。

全てにおいて能力は平均的で、致命的に何かできないこともなければ、何かがずば抜けてできるわけでもない。

そんな俺は会社で強制的に受けさせられる健康診断でバカ正直に問診票を書き、医師の診察でも面倒くさがらず自分の体調を報告したら再検査になった。

再検査は会社からの命令扱いなので、業務時間に含まれ、病院で検査しているだけで給料発生だぜ!ラッキーとか思っていた。

しかし、結果は膵臓がんのステージⅣ

手術不可能の末期症状であり、かなり進行していたようで余命一年と宣告された。

宣告されたその日、俺は会社に午後から出社する予定だったが、急遽午後半休を取り、家に帰ることにした。

「これ現実じゃないよね?ちょっと寝よう」

そう独り言を呟き、念のためその日の家事を一通りこなし、シャワーを浴びてベッドに横になった。


結局この日は目覚めることなく、日付が変わって数時間後に起きるのであった

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