【混沌カルテット】
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♂2︰♀2︰不問0
三白眼の女 ♀ セリフ数：9
バラの香りがする男 ♂ セリフ数：5
説明口調の男 ♂ セリフ数：4
ハイテンションの女 ♀ セリフ数：6
[あらすじ]《２分程度》
それぞれ個々の主張が強い４人は会話が出来ているようで全く噛み合っておらず混沌な空間と化していた。そんな中、ハイテンションの女がとある事を口にする――。
【ハイテンションの女】
ねえねえ！！ 聞いて！！！
【三白眼の女】
聞かない。
【ハイテンションの女】
何で！？！？
【三白眼の女】
今何でボブがボブっていうのか調べてるから聞かない。
【バラの香りがする男】
それは『ボブ』に聞いてみたらどうだ？
【三白眼の女】
そっちのボブじゃねえよ。
【説明口調の男】
まぁそんな事より君達、突っ立ってないで座ったらどうだい？ ここには樫の木で出来た香りの良い椅子が置いてあるのだから。これは俺が配置したんだ、何てセンスのいい配置なんだ。
【バラの香りがする男】
それは俺よりも良い香りがする椅子なのか？ ふむふむ、どれどれ？
【ハイテンションの女】
ねえ！ 聞いてってば！！！
あのね！ 今日、ボスが帰ってくるんだって！！
【説明口調の男】
ほう？ ボスが帰ってくるという事は僕達は彼のご機嫌を見て一喜一憂しなければならないという事かい？
まあ、君がなんとかしてくれるだろう？
【三白眼の女】
あ゛？
【バラの香りがする男】
おやおや、そんな怖い顔をしないでおくれよ、レディ？
【ハイテンションの女】
アタシもレディだね！！！
女の子！ 女の子だよ！
【説明口調の男】
女の子とは５歳～１８歳の事をいうのだと認識していたが君は確か・・・２５歳だろう？
【ハイテンションの女】
まーだ！ ２４歳ですぅー！
【三白眼の女】
うるせえな。
ボス帰ってくんなら部屋掃除しとけよ。
【バラの香りがする男】
任せておけ。この俺が部屋を掃除して綺麗にならない訳が無い！
【三白眼の女】
・・・・・・・・・。
【バラの香りがする男】
何だ？ 俺の美貌に見蕩れたか？
【三白眼の女】
お前見張っとけ。
【説明口調の男】
ふむ、俺が見張るということは――
【三白眼の女】
いいからさっさとやれ！ コイツが掃除した後だとバラ臭くてかなわねえ！ おい、いつボスは帰ってくる！？
【ハイテンションの女】
やっと聞いてくれるんだね！ 今日の夜だよ！ 今日の夜！ チキン焼いてさ、サラダ作ってさ！ 今日はご馳走にしようね！
【三白眼の女】
・・・ああ、そうだな。
STORY END.
