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四人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
4/26

【必要最低限の会話】

台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。

『利用規約』を読まない/守らない方の台本利用は一切認めません。


※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。

 ♂1︰♀2︰不問1


 女子部員 ♀ セリフ数:9


 先輩 ♀ セリフ数:5


 男子部員 ♂ セリフ数:6


 ナレーション 不問 セリフ数:5


[あらすじ]《3分半程度》

 ロボット研究部。部員が少ない上に何の功績も出していない、()わば《あっても無くても変わらない部》。そんなロボ研で、とある女子部員は一人で黙々とロボット作りに励んでいた――。






【ナレーション】

 とあるロボット研究部の一室でショートヘアの女子部員は、(かたわ)らに鎮座(ちんざ)するロボットの最終調整を行っていた。

 顧問であるはずの教員には顔を(しか)められたし、他の部活動をする友人には休んだ方がいいと(すす)められたが、女子部員の手は止まらなかった。


【先輩】

 皆アナタを心配してるのよ


【女子部員】

 知ってますよ。


【先輩】

 なら少しくらい休んだら? あ、その油差し、そんな所に置いておくと危ないわよ


【女子部員】

 休んでる暇なんてありません。あといちいち片付けてても面倒なので。


【ナレーション】

 女子部員の言葉にも表情を変えることの無い先輩は、ロボットの腕を持ち上げて、ネジの数を念入りに確認する女子部員に話題を振った。


【先輩】

 そう言えばこの前失くしたって言ってた設計図見つかったの?


【女子部員】

 いいえ。ですが致命的なミスがあったので捨てるつもりだったんです。


【先輩】

 あら、そうなの。あの設計図に描いてあった絵、好きだったのに。


【女子部員】

 “変なネコ”だってからかっていたヒトの言う事とは思えませんね。


【ナレーション】

 女子部員の言葉にそうだったかしら、と(とぼ)けた先輩。

 ロボットの足の部分に当たるネジを、キュイと締めたと同時に部室のドアが開いた。


【男子部員】

 どう? 進捗しんちょくの方は。


【女子部員】

 時間の問題ね。会話の受け答えもしっかり出来てるわ。


【男子部員】

 しっかしよく出来てるよ、介護用アンドロイドSENPAIってのはさ。


【女子部員】

 当たり前でしょ、私が作ったんだもの。


【ナレーション】

 女子部員は先輩――SENPAIのスイッチを切る。人工毛で出来たSENPAIの髪を撫でた男子部員は、そのままスイッチの切れたSENPAIの顔を覗き込む。


【男子部員】

 ――そんなにショックだった? 先輩が自殺した事。随分そっくりに作ったな。こりゃあ友達だけじゃなくて顧問にまで苦い顔される訳だ。


【女子部員】

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


【男子部員】

 ・・・先輩さ、言ってたよ。


【女子部員】

 ・・・?


【男子部員】

 この設計図、


【先輩】

 ――この設計図、ここに置いておくね。あの子は見つけられないと思うけどそれでいいの。ミスがあるとあの子捨てちゃうんだもの。

 せっかくこの落書き気に入ってるのに、捨てちゃあ勿体(もったい)ないわ――。


【男子部員】

 ・・・じゃあ、完成したら連絡してよ。また覗きに来るからさ


【ナレーション】

 そう言って、数枚の設計図を持って部室を出ていった男子部員。

 女子部員は古くなった油差しを握り締める。叫びそうになるのを必死に(おさ)え、ボタボタと落ちる涙に(なげ)いた。


【女子部員】

 変なネコって言ったのは・・・どこの誰ですか・・・っ





STORY END.

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