悲しみ・醜いこぶし。
「きゃぁぁぁぁ!!」
教室にいた女の子が、目の前で起きた事に驚いて悲鳴をあげてしまった。
そこには、リスが横たわり、ぐったりしていた。
ついに押さえきれなくなり、イクトはリスを殴った男を殴った。
《バコォォォン》
リスはその姿を見て、イクトに怒った。
「イ、イクト・・・、なんで殴ってんのよ・・・。」
「バカ野郎!!
なにが魔法だよ!なにが約束だよ!
その程度の魔法や約束なら俺は簡単にやぶる。
お前は俺の心配するんじゃなくて、自分の顔でも心配してろ!」
「リスちゃん、今度ばかりは俺もイクトに賛成だよ。」
「せいじまで・・・。」
せいじは優しくリスの頬に触れた。
「リスちゃん・・・頬、こんなにはれてる。」
「テメェら、女に、しかもリスに手を出すなんて汚すぎじゃねぇか!?」
「ふっ、じゃあお前らは、さっきリスチャンに言った、【守る】とゆう言葉は忘れたのかよ?」
「・・・俺は確かにリスを守れなかった。
だからこそ次から、もっと、守りたいって思うんだよ!」
その時、先生が教室の中に入ってきた。
「なにやってんだお前ら!!
さっき女子生徒の叫び声が聞こえたが・・・。
とにかく、男子生徒二名!自分の教室戻れ!他のやつらは席につけ!!」
そこでリス達は、わかれた。
「お前ら、さっき何があった?」
「・・・・・。」
リスは話そうとしなかった。
「おい!」
「先生に、関係なんてないです。」
先生は怒った。
「じゃあかってにしろ!」
その後、時間はすぐにたって放課後になった。
五人の男達は走ってどこかに行ってしまった。
リスはその姿を見ながら、イクトとせいじの教室に行ったが、二人はいなかった。
リスはそのまま下駄箱に行き、靴をはいて学校の裏あたりまで歩いて行くと、
《ドスッドスッ、》
「うっ、うぅ・・・」
と言う声が聞こえてきた。
のぞいて見ると、五人の男達がイクトとせいじをボコボコに殴っていた。
「な、なんで!?」
「はぁ、はぁ・・・
ふん、いいきみだな。」
イクトは男の一人をにらみつけた。
「なんだよ、その目は、お前らがリスチャンのかわりに自分たちがぎせいになるって言っただろ。」
「嘘・・・そんなの、嘘・・・でしょ?」
リスは、おもわず飛び出してしまった。
「リス!?」
「リスちゃん!?」
「なんでよっ!?
なんで言ってくれないの!?
私のかわりに、ぎせいになるなんて・・・。」
「・・・リスの事、守るって言っただろ。」
「イクト・・・せいじ。」
「リスちゃんを、守るから・・・。」
「もう、いいよ。
・・・、あんた達、私を襲いたきゃ襲いなさい!!」
「リス!?
なに言ってんだよ!」
「もう我慢できないの!!
みてられないの。」
「マジかよ、ラッキー。」
その時、男の一人がリスの肩に手を置いた。
すると、イクトは怒りくるったように叫びだした。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!
やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
リスに手を出すなぁぁぁぁぁぁぁ!!」
《パーン、グキィィ》
イクトのおもいきり力を込めて出したがこぶしが、男の頬にヒットし、骨が壊れたようなにぶい音がした。
「うっ、うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!
血が、血が止まらねぇよぉぉぉぉ!!」
男は叫びながら走って行った。
他の男達も続くように走って行った。




