プロローグ
西暦2020年4月22日
初めて出来た彼女との大事なデートの日。
何故か。。。
俺は疾走していたー
まぁ、何故とかって思うでしょ?
単純な話・・・寝坊ですよ。
デートの前日に計画を朝方まで考えてた俺の失策だ。
とにかく走った、走った、走って、走りまくった。
待ち合わせ場所は渋谷のハチ公前
渋谷駅に到着した俺はハチ公前で彼女を探した。
だけど、いない。
すると携帯のバイブが震えた。
開いてみると
To 御崎先輩
RE23:
今、スクランブル渡ったから^^
着いてたら早くきて。
携帯を閉じると交差点まで走った。
信号が点滅してるけど、「いける」って思って渡ったら・・・
残り5メートルに差し掛かる所で真横からトラックが突っ込んできた。
あぁ。周りが白い
どうしてだろう?
誰かが話しかけてるのかうっすらと耳に響く
体から何かが流れでている感覚
あ、そうか、俺死ぬんだ。
死ぬって時によくテレビやネットなどでは走馬灯が見えるって言うけど、俺には何も見えてこない
何だか、あっけなかったな。
遣り残した事があったのに・・・初めての彼女とのデート。
完全に意識が沈んでいった。
享年17歳
ん?何だか体が軽い
徐々に覚醒していく体、だけど不思議な感覚が襲ってくる。
そう、周りが白一色で何も見えない。
するとどこからか声が聞こえてきた。
『新たなる死者よ、ようこそ天界へ』
天界?はぁ?何言ってんだ?
それより顔すら見えないし、声の出所もわからない。
理解出来ないまま純は質問してみた。
「あの~俺って死んだんですよね?それと天界って何ですか?」
『そう、お主は西暦2020年4月22日13時32分45秒に死んだ。天界とは死んだ魂を冥府に送るときの通過場所って考えればいいぞ』
「え?冥府ってあの?冥府?え?」
『くっくく、人間が考えている冥府とは少し意味合いが違うかもしれんがあながち間違いでもないから訂正せんけどな』
僅かに笑いながら答える声主
「だけど、少し腑に落ちん点があるんだよ。まず一つ、すぐに冥府なりに送れば良いのに会話などをしてそれをしない事。二つめ、死んだ魂はここにくるって言ってたのに明らかに他の魂がない事。これらの事を考えると俺に何か大事な話とかあるんじゃないのか?」
『その通り。我はお主に転生する気はないか?って問おうと思っておっての。めんどくさいんで掻い摘んで話すぞ。死んだら冥府行きってのは本当なんだが、一部例外があってのぅ。それが、他者による死亡。そのもの達を転生か冥府か選ばせておるんだ。だけど、転生は地球に限らず、全世界異界などでどこになるのか決まってないので考えてから選べよの』
考える。考える。ひたすら考える。
このまま、冥府に行くと魂も完全に死ぬって事だよな。
それを思うと転生して新たに生きる方がいい気がするけど・・・
純は再度、声主に質問を投げかけた。
「転生した場合のデメリットを教えてくれ。」
少しの間をおいて声が届いた
『転生されるのがどこになるか分からぬ事と二度目の他者からの死亡は必ず、冥府に行く事の二つだ。』
純はこの答えに―――と返事をした
初投稿で適当に殴り書きしました。
稚拙な小説ですいません><