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地獄転生  作者: Dcz459g
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第1話 目覚め 

 これを読んでる皆は異世界が何か分かるだろうか。よく小説や漫画であるのは主人公最強系や平和な世界が広がっていたり、国から出ていけと王から命令されたり、勇者になったりと様々あるが、私はそんな都合のいい異世界とはほど遠い世界に飛ばされてしまった。

 私は燐堂高等学校2年D組、宙架そらか 彩良さら。私は勉強がだーいすきの優等生!!--て、いう設定で通しているんだ。実際は家ではあんまり勉強はしないし普通にゲームが大好きなどこにでもいる高校生なんだ。

 「彩良ー!今日『賢献けんけん』見に行こー!」

 ()()というのは、最近劇場公開された『賢者の献上』という映画だ。そして、話しかけてくれたのは私の親友、2年A組、泉 真綾(いずみ まあや)()()()()()とは幼稚園からの幼馴染だ。

 「いいよ。見に行こ!」

 この映画は異世界に送られた主人公が最終的に黒幕の生贄になる胸糞映画だった。まあでも面白かった。

 「ありがとうね!彩良!いつも遊びに付き合ってくれて。」

 「当然じゃん。私たち親友でしょ。」

 「……」

 まあちゃんが何か言いたげだ。

 「ーーさ……」

 ププー!!!ーー信号を渡るときまあちゃんが何か言おうとしたがバスが突っ込んできた。

 ドンッ……

 とても低く一生聞きたくないような音が町に響いた。目覚めると……

 「ここは……」

 森だ……しかも町や集落が近くにないのだろうか……真っ暗だ。そしてもう一つ気づいたことがある。これは……

 「異世界……転生……?!」

 まさか本当にこんな事があるとは思わないでしょ。え……?異世界……?信じられない。でもさっき私はまあちゃんと帰り中バスに……あ……

 「まあちゃんは!?」

 周りを見渡してもまあちゃんの姿はない。無事だったのだろうか……信じるしかない……とりあえず私は死んだってことでいいのかな。足音が聞こえてくる。

 トコ…トコ…

 「そこで何をしている!!!」

 見つかってしまった。

 「いや……あの……迷子になってしまって。」

 「なんだ迷子か。」

 どうしたのだろう。なぜそんなに汗をかいているのだろうか。

 「ここは今立ち入り禁止区域だ。なにせ一級魔獣が彷徨いているからな。」

 魔獣……やっぱりここは異世界……

 「ごめんなさい。迷惑承知でお願いがあります。私を助けてくれませんか。」

 「いや……俺には承知しかねる。俺の知り合いを訪ねるといい。間宮 沙図菜(まみや さずな)という女だ。場所はこの紙にメモしておいたから一人でいけ。事情を説明すれば匿ってくれるだろう。では。」

 瞬きをするともう男はいなかった。このメモしか私は頼るところがない……もうここしか。

 この物語では私が異世界転生をして残酷な死を遂げるだろう。

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