詩 月
掲載日:2026/04/10
月の光が静かに振り注ぐ。
まるで、トライアングルが鳴るように。
キラキラ、キラキラ。
心地良くなって、眠くなってくる。
オルゴールの音にも似ているのかもしれない。
さやさや、さやさや。
夜風も吹いてきて、いっそう穏やかな気持ちになっていく。
夜が好きだなと月を眺めながら思い、軽く口笛を吹く。
ピュー、ピュー、ピュー。
風の音とあいまって、合唱のようだ。
それを月が微笑みながら、静かに光り輝く。
吸い込まれそうな魅力があり、宝石よりも美しい。
しかし、手を伸ばせば、掴めそうで掴めない。
夜の女王は、今日もひっそりと輝きを増し、皆を照らす。




