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小説家になろうとの出会い

作者: 晴杏


 小学生の時、図書館が好きだった。

 図書館に居ると言えば、何時に帰ろうと母に怒られることがなかったからだ。勉強を口実に図書館に行っては、ティーン向けのファンタジー小説を読み漁った。


 中学生でガラケーを持たせてもらい、今度は携帯小説にハマった。恋愛小説を読んでは胸をときめかせ、小さな四角い画面に表示される行間の空いた文章を必死にスクロールさせた。小説家ではない一般の人が書く文章は、彼らをより身近に感じられた。


 高校生になりガラケーからスマホへ。

 画面が大きくなったことで大量の文章を気軽に読めるようになった。そこで出会ったのが、小説家になろうである。


 小学生の頃からファンタジー小説が大好きだった私は、小説家になろうの異世界物語に途端にのめり込んだ。

ランキング作品を片っ端から読んではブックマーク。

更新がないか一日に何度も更新ボタンを押した。話の展開を予想しては、次話を脳内で勝手に書き上げるのが、勉強の合間の楽しみになった。


 スマホを覗けば物語の中で私は何にでもなれた。

 勇者にも、悪役令嬢にも、街1番の不良にも。

 物語の主人公自身、もしくは側に寄り添う傍観者として彼らと共にいられる時間、私は現実を忘れられたのだった。


 漫画アプリが流行りだして、なろう系の物語の漫画化が拡大しているようだ。たしかに漫画は手軽に早く読めるけれど、私にはどこか味気ない。小説は読者の想像に委ねられる部分が多く、その自由さに慣れてしまっているからだろうか。


 流行りの漫画やアニメになろう作品が増えること自体は喜ばしいことだと思う。なろうを知らなかった人達が小説家になろうに気づいてくれて、小説を読むだけでなく執筆にも興味を持ってくれたりしたら。

なろうはもっともっと盛り上がっていくことだろう。


 小説家になろうの1人のファンとして、このサイトのさらなる発展を願ってやまない。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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