表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

第三話 ぼちぼち始めましょ

※()はヒソヒソ話です。

 更に2週間後…


担任「今日はクラス替え試験の日だー。まぁ、無理しない程度に頑張れよー。」


ククク…ついにやってきたぜ…この日がよォ!


俺「ククク…クッ…ニョホホホホホホホ!」


神大「どうした。気持ち悪いな。」


俺「サラッと悪口言うなし!

ん?おい!この(くだり)前もやったぞ!」


神大「そんなことより…

来たぞ。」


遥「あーあ。来ちゃったね。命日が。

せっかく何回もチャンスを与えてやったのに、棒に振るどころか…決闘まで挑んでくるんだからね。

いつからそんなに強くなったのかな?

にしても、転校生?」


俺「魔裕大だ。」


遥「あっそ。えぇと眉毛くん?

君、そいつに感謝しなよ?本当は君のこと、毎日ボッコボコしてやろうかと思ってたけど…

そいつが『クラス替え試験の日に決闘を申し込むから、それまであの転校生には構うな。』って。おかげでちょっと寿命が延びたね。

ま、それも今日まで。さぁさぁ、早速始めようよ。二対一でいいからさ。」


俺「二対六だ。」


遥「は?今なんて?w」


俺「あっれれー?女王様はぁ~、お耳が遠いようでちゅね~。あ~ら可哀想(かわいちょー)にぃ~。耳鼻科を受診ちゅることをお(ちゅちゅ)めしまちゅ~。」


遥「っ…へぇ。

いいよ。

そんなに増やして欲しいなら、お望み通り5人増やしてあげるよ。

フフッ。わざわざ自分から苦しもうとするなんて…

もしかして…君、Mなのかな?」


俺「ほわぁ?!そ、そそそそそそそそんな!そんなわけぇ?ね、ねーしぃ?

おおおおお俺がぁ?ドMとかぁ?んなわけねぇしぃ?」


遥「『ド』までは言ってないんだけどな…しかも、図星って…

てか、この(くだり)前もやったような…

まぁいいや。じゃあ、校庭で待ってるよ。」


俺「へーん!『皇帝(エンペラー)』だけにかよ!」


・ ・ ・


神大「寒…」


俺「はぁん?!寒いだとぉ?!

そんなん言うなら、寒くないダジャレ言ってみーや!あ”ぁ”ん?」


クラスメイト「あの、神大さんならもう行きましたけど…」


・ ・ ・


俺「置いていくなしぃ!!」


(遥)あいつ…吹っ飛ばなかったぞ…?

なんで?

あんな雑魚、吹っ飛ばないはずがない。となると…

魔力量が増えた…?

ありえない。だって魔力量は生まれながらに決まっているもので、成長とともに増える。

いくら特訓しても(よほど特殊な訓練でない限り)増えない筈…

なんで…?


フフン!

アイツ、どうやらプッチンプリンと来たようだが、ブッ飛ばなかったぜ。

特訓の成果かな…?

属性関係あるかな?





 2週間前…


神大「属性を身に付けないか?」


・ ・ ・


俺「あ!」


神大「?」


俺「テメェ…『属性のこと教える』とか言っといて、綺麗に忘れやがって!」


神大「まぁ、教えるまでもなく、身に付けつつあるがな。

とにかく。

勝利に近づくべく、属性を身につけるぞ。」


俺「身に付けつつあるって…?」


神大「落ち着け。とりあえず、属性について説明する。

属性は人々のあらゆるものへの意識がエネルギーとなったものだ。」


俺「?」


神大「大丈夫だ。属性に関しては一番あやふやな認識で構わない。そうでないとできない。

続けるぞ。」


俺「?

おう…」


神大「有名な属性がある。『(ライ)』、『(コウ)』、『(オン)』、『(ヒョウ)』、『ガイ』、『ダイ』、『エン』、『スイ』、『フウ』だ。

これらは、(すべてではないが)日常において関わることが多い。または、それらから派生してできている。

例えば『スイ』。手を洗う時や風呂に入るとき、食事なんかにも関わっているな。

この時、俺たちは気づかぬうちにそれを意識する。

その意識が積もりに積もってエネルギーへと変わる。これが属性だ。」


俺「ごめん。まったくわからん。」


神大「多少は理解してくれ。

まぁ、『属性として習得したいものに触れ続けろ』。

そして、『そのエネルギーと共闘する』。

そんな感覚でいい。

さっき言ったように属性に近いものを使えているんだ。

父上の『閃拳』は、風をまとっている。属性『フウ』に近い。

だから出来ないことはない筈だ。」


俺「お、おぅ。

じゃあ、睡眠の『スイ』を習得してみるわ。」


神大「因みに何故、それを身に付けようと思った?」


俺「だって、日常に関わるやつが属性なんだろ?

水とか食料とかも関わるけど、睡眠はそれ以上に不可欠だろ。

モンハンでも割と重要ポジだし。

それに、みんな使うなら『(ライ)』とか『(エン)』とかのカッコいいやつを選びそうじゃん。『(スイ)』なんて認知度低いだろうし。

そこで俺が『(スイ)』を使うことで、

『『(スイ)』なんて弱くて使わねーよwww』

って言ってるやつをボコしたいってのもある。」


神大「…

まぁ、いいだろう。父上の言った通り、今のところ使っている能力者はいないようだしな。」


俺「じゃあ、さっそく試してみてもいい?」


神大「なんだ、練習してきていたのか?」


俺「おう。ちょっとな。いくぜ!」


―睡蓮の夢―


俺「フガッ?!」


神大「父上?!

なぜ自分に食らった?!

大丈夫k―――

・ ・ ・

寝ている…」





遥「それじゃあ、吸牙きゅうがまもる。あと…

ほかに腕に自信のあるやつ3人、テキトーに出てきて。」


俺「おい、神大。

(俺は5人の方やるから、おめぇはエビフライとやり合っとけ。いいな?)」 

神大「(言われなくともそのつもりだ。てか、エビフライじゃないぞ…)」


俺「はぁ?!そんぐらいわかってるしぃ!腹立つからそう言っただけだしぃ!

てか、てっきり俺のこと気遣って、『父上は少ない方をやってくれ(神大のマネで)』とか言うかと思ったのにテメェ!」


神大「(大声を出すな。)」


俺「(あ、はい。すみません…)」


神大「(父上に多い方を任せる理由は四つ。一つ、父上の実戦経験を積むため。二つ、俺の初持能力(ライフアビリティ)は、ミスハルカのアビリティに対して相性がいい。三つ、彼女は俺を怒らせた。父上に無礼をはたらいたからな。)」


ジーン

神大…成長したなぁ…


俺「(で、四つ目は?)」


神大「(…言わないでおく。)」


俺「(はぁ?!んでだよ!いいじゃんかよ!話してくれたってよォ!)」


遥「あの、いつまでヒソヒソしてたら気が済むのかな?いくら話し合ったって無駄なんだからさ、早くしてよね。」


神大「ほら、早く行け。」


俺「はいはい。行きますよーだ!」


(神大)四つめは…

父上。貴方を信じているからだ…


担任「こら!」


俺「おあ?」


担任「お前ら!いくらなんでもいきなりAクラスの生徒に挑むなんて…命知らずか!

特に神大!

(この前先生は見てしまったんだが…

お前…本当はいじめられてるんじゃないのか…?

なんで先生に相談しなかったんだ?

いじめられてる相手に自分で立ち向かえるのはいいことだとは思うが、こんなことでは根本的な解決には至らないと思うぞ?

ここは先生を頼って―――)」


神大「お言葉ですが、結構です。

これは俺の個人的な復讐などではありません。

俺のことはどうだっていいです。

しかし、ミス遥…彼女は俺の大切な人を傷つけました。

そして、この戦いはその人の新たな一歩になります。

だから、黙って見ていてください。」


担任「だけどなぁ…」


遥「そうですよ。彼の言う通り大丈夫ですよ先生。ボクがしっかり面倒見るんで。」


担任「あなたは口を出さないでください。

いくら経営者の娘だからといって、生徒は生徒です。

これは彼の問題で―――」


ん?エビフライが担任に近寄って、何かを囁いてる…

いーなぁ…

っ!

違う違う!…だめ、ダメ、駄目。

もうしてもらったんだから…


遥「(っせぇな…大丈夫ってのが聞こえなかったのか?

決闘を邪魔する気なら…この仕事を辞めさせ…いや、

テメェごとブチのめしても良いんだぞ?)」


はぁ…昔はイチャイチャ出来てたんだけどなぁ…

ああやって耳を…


担任「っ…

わ、わかりました…

それでは、失礼します…

いいかお前たち、くれぐれも、ケガせず、無事に帰ってくるんだぞ…いいな?」


?!

どした??

えらく怯えとったやんか…

何?また暴君(?)っぷりが出た?!

『お前はボクのモノになる為に生まれて来たんだから大人しくしてろよ』的なやつだったら良…

アカン言うとるやんけ!


遥「じゃあ、始めようか。

さっさと散って。」





さぁ…

始まったが…

なかなかかかって来ないねぇ…


グワッ


キュイーン…


と。思ってたら急に背後から…


モブ1「キャノンドラゴンだッ!」


俺「おっとぉ?」


危ないようで危なくない。

簡単に回避できる…

俺にかかれば『遅い』ってことよ。


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン


遅い。

が、威力は高いな。

それに加えて背後から音もなく…

フンッ!

だぁ↑がぁ↓…

ずっと陰キャ陰キャしてた俺に挑むには、その程度の気配隠し(?)、五百億年早いぜ!


モブ1「ほぉ…今のを避けるのですか…興味深い…」


俺「いや、チャージ長ぇし…しかも、気配なく来たのに、あんたが邪魔してんのよ。

ま、どうせすぅぐにブッ飛ばすから、名前だけ聞いといてやんよ。」


モブ1「あまり舐めないでいただきたい。

そうですね…『Aクラス1の召喚士』…とでも名乗っておきましょうか…」


Aクラスの召喚士、大砲付きドラゴン、自称『1番』…

こいつは…

・ ・ ・

誰だっけ?

なんか他の取り巻きの情報も教えてもらったけど、長すぎて名前忘れたわ。

キョーミねぇし。


俺「へー。自己紹介、それで終わり?」


ま、どうせ用ないし。

いいだろ。


モブ1「そしてこの子は、私が呼び出せる魔獣の中で最高クラスの…キャノンドラ―――」


閃拳(せんけん)


ヲタクってよ。話長くなりがちよな。

解るで。俺も好きなことなったら長くなっちゃうから。

まぁ、俺はヲタクじゃないけどな。逆にヲタクって言ったらヲタクに失礼だわ。こんな中途半端なやつと一緒にするなんて…

まぁ、


俺「とにかく!」


ッ ドッ


俺「話が長ぇんだよ!」


ガッ

ガンッ


俺「オラオラしちゃうか?」


ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ズドォォォォォン


モブ1「あ“ぁ“ぁ“ぁ“ぁ“!私のキャノンドラゴンがぁぁぁぁぁ!」


『閃拳』。

物理スキル『流星拳(スターダストパンチ)』を、気合いと、1ヶ月以上に及ぶ必ッッッッッッッッ死の努力で強化することにより身に付けた、俺のオリジナルスキル。

ちな、今の速さが、だいたい…

うーん…残像残るくらい。最高で残らない。


俺「別に、召喚なんて何回でも出せるから良いだろ…」


モブ1「レア度が高ければ高いほど、出せる数に限りがあるのですよ!あぁ…しばらく本の中に戻っておやすみなさい…」


なんその面倒いシステム…

しかも『本に戻って休め』とか、ポケモンかよ…


―陰キャの隠密―


モブ1「もう許しません…遥様のおっしゃる通り、あなたはとても癪にさわる―――」


―陰キャの隠密『解除』―


俺「あのさ、いちいち長ぇんだわ。

まぁいいや。」


マントを翻すかのように…

腕をしならせ…

掌からの魔法をばら撒く…!


―睡蓮の夢―


俺「そのなんちゃらドラちゃんと一緒に…

おやすみぃ〜」


モブ1「い…つの…まに…後ろ…に…」ガクッ


俺「良い夢見ろよ。」


『睡蓮の夢』。

属性習得前に習得できた魔法。

ちょいと前、寝れなくて困ったことがあって…

昔、神大を寝かしつける時に使ってたアロマ(?)やBGMを脳内に刻みこんだ。

(どうやら、『プルースト効果』みたいなやつの逆みたいなことが俺にはできるらしく、それをやろうとしたことがあった。)

そのイメージを圧縮したものを魔法で風にのせて相手に嗅がせることで、8割、9割眠らす、俺のオリジナル魔法。


ここまでは順調だなぁ〜♪

でもまだ一人しか倒せてな―――


―回転斬『横(オウ』―


ドガッ


俺「きゃっ!ちょっとぉ…んもぅ!何するのよ!」


いってぇ…

でも、神大の初持能力のおかげでなんとか防げてる。

強すぎんだろ『(あま)の加護』!

おかげで、魔力がさほどなくても、最高レベルの強化魔法使い放題だぜ!

攻撃特化型、防御ガン無視の俺。

これ、なかったら即死かもなぁ…

ヒィ〜想像したくもねぇ!


俺「ちょっとそこの男子~!

ぶつけられてチョー痛いんですけど!

謝んなさいよ!」


モブ2「謝るも何も、戦っているのだから当たり前だ。

剣士として、手を抜くことは道理に反する。」


はいはい出た出た。

どのアニメや漫画にも一人はいるであろう剣士キャラ。

こいつの名前は…

こいつも忘れたや。


俺「ふざけてんじゃないわよ!

謝りなさいよ!」


モブ2「ふざけているのはどっちだ!

そんな暇があるなら…守りの体勢にでも、入ったらどうだッ!」


―回転斬『(ジュウ)』―


ふぅ…

スピード勝負で勝つつもりか。

想定内過ぎてつまんねぇよ。


―陰キャの隠密『速』―


ブンッ


モブ2「この俺の回転斬をかわし、消えただと?!」


―陰キャの隠密『解除』―


俺「それは残像だ。(キリッ)」


モブ2「ハッ…!」


『陰キャの隠密『速』』。

どうやら俺は知らないうちに『陰キャの隠密』という(スキル)を身に付けていたらしい。それをなんとか強化できないかと練習していたら、バカ速くなった。

いや。速くなったというよりかは、

初速の勢いが上がった。

だから瞬間移動みたいなかんじか。


俺「俺ならば、

守りが無くても、

大丈夫!」


―閃拳『睡』―


モブ2「ぐっ…」


(モブ2)なんなんだコイツは…

味方と戦っているのを見つけ、

加勢しようとした頃には味方を倒している…!

本来なら、もっと苦戦する筈だ!

苦戦しているところを集団で叩く筈だ!

なのに…


モブ2「無、念…」ガクッ


(モブ2)コイツ…

強…すぎ…る…


俺「エー、安ラカニ、エー、ウム。

眠リタマエッ!

ウゥム!」


属性、『(スイ)』。

うっかり『睡蓮の夢』を自分に食らっちまったときに奇妙な夢を見た。

その夢の中で出会った『(自称)神さま』に、貰った属性…っぽい。

あんまし覚えちゃいないが、それでできるようになったんだと思う。

にしても、Aクラスって思ってたよりショボいのかもな。こんなんなら向こうも余裕なんとちゃうん?





遥「へぇ…

それなりに成長したみたいだね、君のお仲間。さ、ボクたちも始めようか。」


神大「もう終わった。」


遥「はぁ?今なんて?w」


神大「アッレレー?女王様ハァー、オ耳ガ遠イヨウデチュネー。アーラ可哀想カワイチョーニィー。耳鼻科ヲ受診チュルコトヲオチュチュメシマチュー(棒)」


遥「君…煽るの下手だね…」


神大「とにかく、もう終わった。上を見てみろ。」


(遥)はぁ?何?隕石でもあるのかな?w…


無限の剣インフィニット・ソード


遥「は?

ありえない…なんで?

なんで魔力の少ない君がこんなにコスト食いそうな魔法使えるのかなぁ?

なんかやった?

だって君…魔力…10だよねぇ?」


神大「死にたくなければ今のうちに降参しろ。そして、父上に謝れ。」


遥「なんでかって聞いてんだよ!!早く答えろ!!」


神大「…お前は魔力量のみで強者、弱者を判断していたようだが…

俺の初持能力ライフアビリティは…お前のアビリティにすごく相性がいい。」


遥「はぁ?」





 特訓時…


俺「アイツの弱点なんだけど…

〜〜〜で、〜〜〜っていうことらしい。」


神大「…

なるほどな…

どうやら、俺は相性が良いらしい。」


俺「?

どーゆーこと?」


神大「さぁな。」


俺「は?!説明しろし!おい!説明してくれたって―――」


(神大)俺の初持能力ライフアビリティは『GODゴッド』。

魔力量が少ない代償として、

下級魔法・スキルを“コストなし“で使用でき、

魔力量による基礎能力値への影響を受けなくなる能力。

そして、この能力の持ち主は『(あま)の加護』を受けることができる。

加護を受けた者は、全ての魔法・スキルが最大レベルまで強化され、コストを十分の一まで削減できる。

基礎能力値は

物理攻撃力 6728、

物理防御力 1029、

魔法攻撃力 88353、

魔法防御力 88378、

機動力(スピード) 65874、

魔力変換効率 53519、

で、ミスハルカと同じ魔法特化型だ。

十分対抗できる…いや。

こちらの方が、大いに有利だ。


神大「ありがとう父上。助かった。」


俺「?!

お、おぅ…」





神大「…

それに、俺はAランク相当の能力者だ。」


遥「はぁ?フッフッフ…アハハハwww

君なんかが…Aランク相当?

馬鹿馬鹿しい。

そんな事、あるわけないでしょ?」


神大は、遥に近づいた。


遥「な、なんだよ。」


神大「そんなに信じられないなら…」


遥「なら…?」


神大「…」


遥「(ゴクリ…)」


神大「何だ?」


・ ・ ・


遥「?」


神大「?」


遥「?」


神大「?」


・ ・ ・


神大「ランクは魔力量で決まるわけじゃない。これは、国…いや、世界基準で、そう決まっている。ミスハルカが勝手に魔力量で決めるように学校に言っただけだ。」


遥「フン!

だからなんだって言うんだ。君がAだった(?)ことには、正直驚かされたよ。でも、ボクが勝つことに変わりはない。」


神大「それは…『神』のみぞ知ることだ…

食らえ!天の裁きを!」


シュンッ

シュシュシュシュシュシュ


(遥)上からも…前からも後ろからも…右からも左からも…全方向から来てるね…

でも!


無効空間インヴァリッド・エリア


神大「?!」


遥「アハハハハハハ!

なぁにが『食らえ!天の裁きを!』だよ?

君の努力も無駄になったね?驚いた?上級魔法だよ!」


神大「知っている。」


遥「あっそ。

でも使えないよねぇ?だってこの魔法は消費魔力が3000…いや、それはボクの場合か。

いずれにせよ、30はいる。君には使えないよねぇ?だって…

『魔力が尽きると生死に関わる。』んだから…

つまり、君は避けることしかできない…

君にとって好都合だったかもしれないけど…どうやらボクにとっても好都合みたいだねぇ?」

読んでくださり有難うございました。次回をお楽しみに…


わかり易いように書いておきます。

※作中、遥が勝手にランク基準(国指定)を、学校内で、『魔力のみ』にいじっていますが、本当は、基礎能力値が下記の基準の半分を満たせていれば、その階級の能力者となります。

E能力者基準

     物理攻撃力  500

     物理防御力  500

     魔法攻撃力  500

     魔法防御力  500

     機動力    500

     魔力変換効率 500

D能力者基準

     物理攻撃力  1000

     物理防御力  1000

     魔法攻撃力  1000

     魔法防御力  1000

     機動力    1000

     魔力変換効率 1000

C能力者基準

     物理攻撃力  5000

     物理防御力  5000

     魔法攻撃力  5000

     魔法防御力  5000

     機動力    5000

     魔力変換効率 5000

B能力者基準

     物理攻撃力  10000

     物理防御力  10000

     魔法攻撃力  10000

     魔法防御力  10000

     機動力    10000

     魔力変換効率 10000

A能力者基準

     物理攻撃力  50000

     物理防御力  50000

     魔法攻撃力  50000

     魔法防御力  50000

     機動力    50000

     魔力変換効率 50000

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ