第一話 人生二周目…?
※セリフ内の()はヒソヒソ話とかささやきを意味します。
『中二病』。
それは、世間一般的には嫌われている立場の者たち。
彼らは魔法や空想上の生物達、現実には起きない現象などが、まるで現実に現れているかのように考えたり、行動したりする。
しかし、彼らの言っている、考えている事が正しかったとすれば…?
実際に魔法が使えたり、空想上の生物が現れたりしたら…?
世界は、どのように変わるのだろうか?
これは、
『もし実際に中二病が能力を得たら』
という、
僕の、夢の物語。
親父「数十年前のある日、日本を中心にとある人々が能力を得た。
それは、破壊をもたらす力や、癒しを与える力、当時の技術を超える画期的な力と、様々であった。
力を得た者達には共通点があった。
『中二病』。
普段は嫌われ者である彼らは、この日をきっかけとして、能力を手に入れてゆき、いつしか、中二病が世界を動かす、
中二病の時代が訪れた。
そして儂ら、萬家も中二病、能力者としての素質を持っている、ということじゃ。
我が息子、魔裕大よ。」
・ ・ ・
俺「いや、んなこと言われて納得できるか!」
さっき言われた通り、
俺の名前は萬 魔裕大。
いい歳して無職のオッサン。
まぁ一応、動画投稿サイトNiTubeで、そこそこ人気の配信者として、少しゆとりがある生活はおくれている…と、思う。
俺「しかも、こんな胡散臭くて証拠も何もない説明で!
&プラスのαで俺たちが『能力者』だぁ?
わっけわかんねェ!」
息子「仕方のないことだ。
まぁ、そのうち自然と理解できるようになるだろう。」
こいつは息子の神大だ。
クソ親父のせいで変な名前とキラキラネームの親子爆誕。
本当にクソだな!急に訳分からん説明するし。
別に悪いやつじゃないかもだけど、昔っからなぁんか嫌なんだよなぁ…
まぁ、俺と神大は親父に呼ばれて実家に帰ってきていた。そんで、『話がある』と言われたんで聞いてみたら、この話だ。
兄「ガハハハハハ!
そんなに信じられないか!なら…
フンッッッ…!」
…
手に力を込めてる…?
そんな、力を込めたってなんにも起きやしな…
―召喚 『炎』―
ジュボッ
兄「見ろ!種も仕掛けもないぞ!なにせ兄ちゃんは不器用だからな!
だが、この手からは炎が出ている!
それは何故だぁ?ガハハハハハ!」
あのうるせぇのは兄のゴリr…
ん"ん"ん!(咳払い)
力太だ。
なんか…
暑苦しくて…
うるさくて…
見た目がもうゴリr…
ん"ん"ん!(咳払い)
THE筋骨隆々マンって感じ…
う〜ん…
そうなんよなぁ…信じられんっていいつつも…
―召喚 『炎』―
うん…できちゃうよな…
兄貴よか火力は劣るが…
…この手から出てる炎は…マジ…だもんな?
俺「ん?いや、これが何だよ!料理にでも使えってか?!」
親父「魔裕大よ。
2回目じゃが、改めて言う。
今、主はいとも簡単に手から炎を出した。
もちろん、我々も簡単にできる。
つまり、主がどう思っておろうと、我々の本質は中二病なのじゃ。」
・ ・ ・
俺「アホか!
卒業したわ!
てか、質問の答えになってないし!」
神大「『卒業』…?
あぁ、そうか。やはりあの件はかなり響いていたようだな。」
力太「あの件?
あぁ、アレだな?
グアーッハッハッハッハッハ!」
親父「あの件か…
クッ…ブフッ(笑)」
3人「『中二病のあなたと付き合うとか、私考えられない』…
アーッハッハッハッハッハ!www」
ぐぬぬ…3人でコケにしおって…(恥)
はぁ…
そう。俺の最大の黒歴史…
『中二病』。
今はなんとかマトモ(?)な生活を送れてはいるが、
昔は中二病のせいで人生を狂わされたもんだ。
初恋の子には、それが理由でフラれたし、
ナルシストっぽくなって後から自分にガッカリしたし。
『死んで人生やり直したい』とかさえ思った。
そんぐらい中二病に嫌な思い出を持っている。
親父「まwまぁ…w
しかしな、だからこそ魔裕大、お前は本当に強い。
その強ささえあれば、安全に人生をやり直せるじゃろう。」
神大「まぁ、心の安全は保証出来ないがwww」
3人「ダアーッハッハッハッハッハ!www」
ぐぬぬ…
だからもうええて!(恥)
親父「クククッ…クッ…w
…
少しwブッwふ~w
ん"ん"ん!(咳払い)
少し話が逸れるが、
ワシはあの日、同じく能力に目覚めた。
オリジナル技『原点』。物体の状態を最初の状態に近づける能力じゃ。まぁ、完全に戻すのは難しく、何処かは戻っておらんことが多いが…
まぁ、みておれ。」
すると親父は、子供の頃に俺が使っていた部屋に行き、中学時代に使ってたテニスラケットを持ってきて、それに手をかざし、強く念じた。
親父「ゆくぞ。」
―原点―
ピッカァァァァンッ
うっ!
何だこの光はッ!
眩しいッ!
・ ・ ・
俺「ハッ。
アホらしっ!
なぁ〜んも変わっとらんやん。」
親父「よく見てみるのじゃ。」
ん?
ん〜…
あ!
キズが治ってる!
親父「お主は昔から物を大切にしておったからの。気づきにくいのも無理はない。
とても、優しくて良い子じゃった。」
俺「へ、へん!
俺はそんなお利口さんじゃねーんだよ!」
神大「まぁ、これで多少は信じたようだな。
…
話を戻すが、この能力で父上を…
俺と同じ中学二年生に若返らせ、俺と同じ中学校に通ってもらう。」
力太「残念ながら、兄ちゃんは一緒じゃないがな!」
…
は?
え?
どゅこと?
俺「は?
ちょ、意味わから―――」
(回想の親父)「人生をやり直せるじゃろう。」
「物体の状態を最初の状態に近づける能力じゃ。」
(回想の神大)「この能力で父上を…
俺と同じ中学二年生に若返らせ、俺と同じ中学校に通ってもらう。」
親父「さっきの不完全な部分を利用してな。
やっと指定の部分だけをもとに戻せるようになったのじゃ…
記憶はそのままに人生をやり直せる。」
・ ・ ・
俺「嫌だわ!!!
何でやねん!
あーはい、そーですか。あなたの名前、『源』に似て良いアビリティですねぇ?
でもな!俺はこのままで良いんだ!
確かに、ざっと説明してもらった感じ、俺も能力者ってんなら、人生やり直す分には楽しそうで良いアビリティかもよ?!
でも嫌だ!
神大が行ってる学校ぉ?
この話の流れぇ?
能力者ばっかの学校に行けってか?!
ヤダヤダヤダ!
そんな能力者だらけのとこなんて、俺よりヤバい奴がうじゃうじゃいるに決まってんじゃんかよ!!!」
ガシッ
ガシッ
神大「察しが良いじゃないか。まぁ、諦めて人生を楽しくやり直すんだな。」
力太「そうだ!良いじゃないか!楽しそうなら!!」
源「では、いくぞ…」
やめろ…
やめろ…
やめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
4日後…
俺「俺は…
承諾してないからな…」
俺は萬 魔裕大。
おかげさまで中二病の中学2年生。
神大「…?
どうした父上?
何故そんなに嫌そうにしているんだ?」
力太「そうだぞ!あんなに『人生をやり直したい〜』と言っていたじゃないか!
ほら!中学校だぞ!行ってこい!ガハハハハハハ!」
んもぅ〜!
なんで俺がこんな目に遭うんだよぉ!
だぁぁぁぁ…嫌だぁ!
もうマジで嫌だァァァ!…
それなりに人生満足してたんだよ?
やっと辛いとこ乗り越えたんだよ?
それなのにマジで人生やり直させるとかさぁ!
頭おかしいだろ!
はぁ…
普通さ、『やり直してみんか?』とかさ。
『提案』やろ?
これは『強制』だよ!何でこいつらの事情でやり直さなきゃなんだよ?!
そ!れ!に!
よりによって、なんで人生を狂わされた『中二病』で人生をやり直すんだよ〜(泣)
クソが!
クソ親父が!
やっぱ気に食わねぇぜ!
てか、学校…
外見も校舎内も割と普通の見た目なんだな…
制服は…
とりあえず俺は学ランで来たが、神大とかみたいにブレザーを着てるやつもいるし、私服のやつもいるなぁ…
上履きとかもそれぞれ違う…
神大「俺たちのクラスまで案内する。くれぐれもはぐれるんじゃあないぞ。」
へーん!はぐれましぇーんだ!
にしても…
うぅ…
なんかさっきからジロジロ見られてねぇかぁ?
どうせやり直すんなら極力目立ちたくねーんだけどなぁ…
神大「もうすぐ着くぞ。」
俺たちのクラスは2のE。
一番下のランク、Eランクのクラス。
どうやら、中二病にもランクがあるらしく、この学校でのランクは、学力と実力で決まる(らしい)。
神大は俺が人生をやり直すときの為にわざと自分のランクをEランクにしててくれたんだと。
はぁ…Eか…目立たなそうで目立ちそうな立ち位置だなぁ…
一番下って、一見、上に隠れて目立たなそうだが、だからこそイジメられたり、嫌な目で見られたりするんだよなぁ… まぁ、あくまで俺大個人の意見だがな。
はぁ…
ん?
Wow,Wow,Wow!
教室の前に俺の好みにドンペシャリな美女がおるやんけ!
うわぁ…
イケメンで…
高身長で…
ボン。
キュッ…
おおっとあぶねぇ!ヘンなこと考えんな!
・ ・ ・
あの人も…Eクラスかな…
ハッ!いやいや、俺には嫁が…
…
いや…
もう、いないか…
魔裕大好みの美女「ん。
おはよう。庶民。
今日も来たのかい?」
神大「おはよう。ミスはるkッ―――」 ドガッ
…
は?
え?何何何?
え?!何?!
突然殴るやん!
しかもみぞおちて!
どした?!
なんかあったの?!
てゆーか、『庶民』だぁ?
イジメ臭がプンプンするんですけど?!
魔裕大好みの美女「あ“ぁ“?
何様のつもりだよ庶民?
いい加減にしろよ。
まだ対等な関係だと、変な勘違いを起こしているのかい?
いいかい?
ボクはこの学校で一番の『学力』!
『魔力』!
『初持能力』!
そして…
自分で言うのもなんだけど…フフッ…
『魅力』を…持っているんだ…
さらに!
お父様はこの日本で最も力のある財閥のトップ…!!
はぁ…
何回言えばわかるんだい?
君みたいな底辺の汚い庶民とは!格が違うんだよ!!
敬語くらい使えよ…
わかったら返事ぐらいしろよ…
ほぉ〜らッ! ドガッ
言えよ! ドガッ
『わかりました。プリンセス遥。』って!」ドガッ
な、なんだこのボクっ娘…
メチャ怖えぇ…
ボクっ娘とか俺っ娘好きだったのに…
てか、神大は何で抵抗しないんだ…?
遥「ほら」ドガッ
ヤバい…助けなきゃ流石に神大でも…
遥「ほら」ドガッ
でも…多分、こういう奴に下手に出たら神大とおんなじ事に…
でも、だからって喧嘩はしたくない…
それに何より…
『恐ろしい』!
遥「ほら!!!」 ドガッ
クソ!
クソクソクソ!
足!動け!
せめて声!出ろ!
なんで?!
なんで俺は動けない?!
目の前で息子が殴られてるのに!
結局自分が―――
(回想)「結局、自分が可愛いだけだろ?」
遥「分かった。
勘違いが直らないのは、この脳ミソのせいだ。
こんなオンボロな脳ミソだもの。
一回、昔のテレビみたいに!
叩いて直してやらないと!」
俺「おい。」
遥「あ“?」
うぅっ…怖えぇ…
でも喧嘩売っちったぁ…
あ“あ”!もうどうにでもなれ!
俺「いい加減にすんのは…どっちだよ?」
遥「はぁ。今日は連れもいるのかい?
それにしても…類は友を呼ぶ。随分貧弱な形をした奴を連れてきたね。」
俺「テメェよォ…
スタイルバッチグーの可愛子ちゃんだと思って黙ってりゃあ…
うちの息子に何してくれてんだ?」
いかにもモブみたいなやつ「テメェ、遥様に向かって生意気な口聞いてんじゃねえぞ!!」
避けて…足を掛ける…
いかモブ「おぉっとと…テメェ!ざけてんじゃねぇぞ!」
えぇ…昔はこれでよくコケさせたのになぁ…
しょーがねぇなぁ…一発かましとこっ…
ッ ドオォォォォォォォォォン
…ふぇ?
え?
何何何?
え、何がどうなってそうなる?
ちょっと殴っただけだよ?
あんな吹っ飛ぶか?
モブ太「は、はぁ?!
て、テメェ!
マグレでも許さねぇ!
ふざけた真似してんじゃねぇぞ!
喰らえッ!」
―流星拳―
うわっ。また殴りかかってきた…
俺「じゃあ。」
―召喚 『炎』―
俺が手を広げると、
俺の手が指した方向に火が灯った。
モブ太「熱っ!
テメェ!ふざけんな!
進路に炎撒いてんじゃねぇ!」
家族ん中では一番火力がなかったが…
どうやら撒き菱くらいには使えるみてぇだな。
このまま連続で…
―召喚 『炎』―
―召喚 『炎』―
―召喚 『炎』―
モブ太「熱っ!熱ちっ!
テ、テメェ!
いい加減にしろ…って…
あれ?
消えた…?」
炎に気を取られ過ぎたみてぇだな。
―陰キャの隠密『解除』―
俺「消えただなんて失礼な。
ちょっと背後に回っただけだろ?!」
モブ太「しまっ―――」
ドガァァァァァァン
…
あれ?
俺、強ない?
取り巻き1「あ、あんた…!
自分が何したか分かってんの…?」
取り巻き2「や、やっちまえ!」
取り巻き達「うぉぉぉ!」
あ、やべ。
やっちまった。
詰んだ。
遥「ストップ。」
取り巻き達「はい!」
遥「はぁ…
すまない。
うちのやつらが失礼なことを…
君は、転校生だね?話はお父様から聞いてるよ。
来たばかりなんだから、態度ぐらい知らなくても当然。
どうやら、君もなかなか強いみたいだし、
今回は目をつむるよ。」
(遥)この男…何者だ?
油断していたとはいえ、ボクの取り巻き達を秒殺するなんて…
…フフッ
面白い。
コイツに興味が湧いてきた…
遥「立場もゆっくり覚えていけば良いよ。
そうだ。
せっかくだから、ボクの取り巻き…
いや、親衛隊にでも入りなよ。」
俺「黙れ。」
(遥と取り巻き達)?!
俺「親衛隊とか知らんし。
部活かなんか知らねーけど、
2週目は入る気サラサラねぇの。
どっちみち俺のことはどーでもいい。神大に謝れ。」
遥「フフッ。
ごめんけど、さっきから言ってることの意味が分からないなぁ。
『息子』?この年齢差で?
『謝れ』?こいつが悪いのに?
見てて分かるだろう?
ボクは”上から”一番。
こいつは“下から“一番。
口の利き方には気をつけないから、こうなるんだ。
ほら。お父さん(?)に忠告でもしたらどうだい?」
神大「俺は大丈夫だ。父上。これくらい慣れてr―――」ドガッ
遥「はぁ?慣れてもらっちゃぁ困るんだけど。まだ教育が必要みたいd―――」
ガシッ
俺「それ以上殴ったらさっきのモブみたいにブッ飛ばす。」
遥「はぁ…
いくら強いとはいえ…
Eクラスの君が、
どうやって?w」
神大「逃げろ父上!」
…???
なんだ?いつの間にアイツはあんなに離れた?
いや…
俺が離れていってる?!
凄い速い…
あれ?体に力が…?
ドガァァァァァァァン
神大「父上ェェ!」
取り巻き達「流石です遥様!」
(遥)フッ。
やっぱり興味なくなった。
さっきのはやっぱりマグレだったようだね。
ボクに吹っ飛ばされたってことは…
『雑魚』
ってことだ。
遥「今日はアイツが代わりってことで見逃してやるよ。
でも、次からはアイツも教育してやるし、
(お前はその倍だ。)
楽しみだなぁ叩きのめしがいのあるやつが2人になったんだぁ…
でも、君も早く諦めないと…
(うっかり殺しちまうぞ?)」
神大「好きなように言っておけ。」
取り巻き3「遥様〜!
そんなやつにかまってないで早く行きましょ〜よ!」
取り巻き4「そーですよ!
早くしないと1限目始まりますよ~!」
遥「分かったよ。今行く。
じゃ、優等生で人気者のボクはみんなと授業に行くから。
バイバ〜イ庶民。」
(神大)…
父上…
神大「待て。」
遥「もぅ…
何?!
話すならさっきのうちに話してよ。」
神大「取引をしよう。」
『全て…消してやる…!』
また…
変にリアルな夢見たわ…
てか…
ここ何処よ…
神大「ン?気がついたか。」
俺「神大…
…!
アイツは?!どこ行った?!ブッ飛ばしてや――――」ガシッ
?!
神大「落ち着け。
今の父上に勝てる訳がない。
祖父上の話を聞いていなかったのか?『最強』が発動するのは、鍛錬を積み重ね終えた後だ。
父上はまだ少し魔法を使えるくらいで、技もないし、実戦経験もない。まぁ、技は…1つだけ獲得したようだが…」
え。
『最強』って何?
技って何?
…?
俺「じゃあお前は?!『わざとEランク』なんだろ?!」
神大「はぁ…本当に話を聞いていなかったようだな。」
俺「わざとなら戦えるだろ?!」
神大「いいか?父上は『最強』というライf―――」
俺「答えろ!」
神大「…
戦う理由は無いし、
『争いは良くない。』自分でそう言っていただろ。」
ッ…!
そういえばそうだった…
確かに俺がそう教えた。
…
神大には平和に暮らして欲しかった。
だから、『ちょっとぐらいイラついても我慢しろ』っていつも言ってた。
でも、
それで神大は…
神大「そんなに復讐がしたいか?」
俺「いや、復讐なんかじゃ…
このままじゃ、この先、舐められっぱだぞ!」
神大「別に構わない。」
俺「なぁ、もう争うななんて言わん。
だからせめて、防衛くらいはしてくれ。」
神大「それも別にいい。」
俺「なんでだよ!なぁ!頼むよ…」
神大「…
俺のことは別にいい…
ただ…
今回は父上を傷つけられた。
俺を、男手ひとつで育ててくれた父上を。
だから、決闘を申し込んでおいた。この学校では公式の決闘なら認められている。そこで…」
俺「そこで…?」
神大「父上の仇をとる!」
俺「いや、死んでねーから!」
こうして俺は…
いや、俺たちは、決闘に向けて特訓する事になった。