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ウェポンサモナーとスラ子の冒険  作者: どれいく
勇者との出会い~2章
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報酬

「哀れな屍よ、神の安らぎを受け入れたまえ」

「死こそが汝における安らぎ、救いである」

ノアを中心に魔法陣が展開される。白魔術でも黒魔術でもない、見たことのない術式が展開されていた。

「神の代行人に与えられる聖武器、それを召喚する為の術式なんですよ」

コバヤシがノアを見ていると、サーニャが不意にそう口にした。

「ああ、すまない。戦闘中だったな」

「いいんですよ。さあ、あのリッチーを倒しましょう!」






_____気に入りませんね。

彼女、代行人ノアは詠唱をしながら苛立っていた。

あの冒険者はせっかく捉えた悪魔を逃がした男だ。とすぐに気づいたからだ。

私は仕留めようと思った相手は必ず仕留めてきた。

・・・まあいいでしょう。

「現れよ。神の武器、グラムよ!」

それはあの時の大鎌だったが、刃先が怪しく紫色に光沢を帯びていた。

「・・・すごい・・!」

後方の初めてグラムをみた白魔術師達が声を上げる。

「・・・邪なものを切り裂け・・・大鎌グラム・・・!」

解き放たれた魔力の刃がドラゴンゾンビを両断し、玉座のスペースが大きく空いた・・・!

「いくわよ!ホーリーショット!!」

リーシャはマスケットを構え、

「ギギ・・・!」

玉座のロッドを捉えていた・・・!

「やったわ!」

「さすがだな」

術式を失った時、崩れるようにリッチーは溶けていった。

「やっと終わったか・・・・」

キツイ戦いだった。報酬がもらえないのは正直わりにあわない依頼だった。

コバヤシは大きくため息をつき、ヒールポーションを口に含んだ。







「もうタダ働きはまっぴらだ。帰ろう、スラ子」

「うん!」



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