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ウェポンサモナーとスラ子の冒険  作者: どれいく
勇者との出会い~2章
63/115

巨竜

暗闇から出てきたのは巨竜、ワイバーン。

体躯はそれほどではないが凶暴で肉食だ。

「ちょっと!ちょっと!きいてないわよ!」

リーシャはマスケット銃に球を装填する。

「グルルルル・・・!」

「こっちだ!」

コバヤシは術式展開をし、いつもより長い詠唱をする。

「術式展開、対象を溶かしつくせ!ディザーヴウ!」

硫酸の塊がヘブンズギルを通じて放たれる。

一目で致命傷を与えることが出来ると判断出来る攻撃。

バサッ!

「あぶない!」

しかしワイバーンは詠唱中にこちらに迫ってきていた。

「あったれえええ!」

その瞬間、リーシャが放った弾丸がワイバーンを捉える。ダメージはあまりなかったが、怯ませることに成功する。

「わわ!あんまり効いてない!?」

「ガアアアア!」

「あぶない!・・・助かったリーシャ」

「ふふん!まだまだなんだから!」

しかしクリーンヒットしてこのダメージか。

と、思った時、

「ふふふ・・・奥の手があるんだから!」

少し大きめの球を腰のバックから取り出した。

____バックショット。

彼女はそう言った。

「ただしこの弾、少しぶれるんだ。当てにくいから引き付けて隙を作ってほしいんだけど・・・」

「分かった。・・・スラ子」

「うん!まっかせて」

最近彼女は新たな魔術を習得したらしい。キルトから教わったらしいが・・・。

「術式展開、汝を縛る鎖。トゥリザーツ!」

「グルルル・・・!」

ギシギシ・・・!

あれは・・・キルトの使っていた闇の術式の魔術だ。

「ディザーヴウ!」

ワイバーンの頭を狙って硫酸を放った。

「オオオン!」

大きく怯ませた瞬間。

「わたしの取っておき!」

リーシャのバックショットが心臓を捉えた。

巨体が崩れ落ち、静寂が戻る。

「二人ともさすがだな。・・・さて早く合流しよう」

早く部隊に戻らないと死ぬことになる。ここは3人では危険すぎる。

3人は慎重に奥に進んだ


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