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決戦の時

「これより、落ちた天使との戦争が始まる!我らの尊厳を守るため、覚悟を決めよ!」

城下を見渡すように高い王座からギルガメッシュ王の声が響く、いよいよ戦争が始まるのか・・・!兵士の一人一人がそれに答えるように声を上げる。

「死を恐れるな!死んでもなお、残るものがある!それは誇りだ!」

王と言われるだけあり、一言一言に強い力を感じる。かっこいいな、と思う。

「がんばろうね!コバヤシ!」

「ああ」

スラ子に返事をすると戦いの準備をするために市場に向かった。









演説の後、買い物をする為に市場を見て回っていると「よお」とアレスに肩を叩かれた。

俺と同じでアレスも買い物に来たんだろうか。

「さっきの演説すごかったよな!ギルガメッシュ王が有名な理由がわかるぜ」

「確かにな、初めて見たけど圧倒されたよ」

素直に感情を述べると「たまにはそういう素直なことも言うんだな」と笑われたが。

「そういえば俺は、ギルガメッシュ王に呼び出されたんだ。作戦だとかどうとか・・・」

「アレスもなのか」

任せてほしい、とギルガメッシュ王に俺も言われている。

王が何を考えているかは分からないが。

そしてアレスは自慢げにこれを見てくれよ。とルーン武器を見せてくれた。

「すごいな。買ったのか?」

「いや、ギルガメッシュ王から届いたんだ。正直詐欺かと思ったぜ」

魔力を帯びた槍は紫に光を反射させる、上等なルーン武器だった。

驚いたが、その槍を渡すほど何か重要な作戦なんだろう。

コバヤシとアレスは言葉を少し交わすと別れた。







_____いよいよ明日だ。来るべき時がきたのだ。

そういえばマリーンがかなり前に何か俺に言葉を送った気がする。

コバヤシは珍しく葡萄酒を煽るように口に含んだ。





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