憧れの異世界転生①
この度は作品を読んでいただきありがとうございます
この小説は基本的にギャグです シリアスな所もある予定ですが 読んでいただけると幸いです
俺の目の前には神々しいデザインをした剣が封印されていた……
俺はこの…伝説の剣を引き抜いて勇者となる………
はずだった
俺は気がついたら神殿のような場所にいた
ここはどこなんだろうか……目の前には凄く綺麗な女性がいる
「タカノマコトさん……あなたは不幸なことに死んでしまわれました…」
……え?死んだ?そんな訳ないだろう……
俺は今生きていて……
「ああ 死んだ直後で記憶が混乱していますね 今思い出させてあげましょう」
その女性は俺のおでこに触れた
「あっ!ああ……」
思い出した……数分前に俺はズル休みばっかしてたから成績を取るために久しぶりに学校へ行こうとして……
野球ボールが急に飛んできて……そして倒れ込んだ時に地面へ頭を……
「俺…相当間抜けな死に方しました…?」
「ええと……まぁその…ご愁傷さまです」
知りたくなかった……やっぱ世の中知っていい事と知らなくていい事があるなぁ……
「では話を本題に戻しましょう…私は死んだ人間を案内する女神です」
「そこであなたにお願いがあります」
……綺麗な人だと思ってたら女神か…
「異世界へ行き…伝説の勇者になってもらいたいのです」
「異世界……勇者……」
もしかして俺TUEEEEが……
「まず異世界について説明をします」
「その世界には魔法というものが存在します そしてモンスターというのも……」
「そして魔王がいるのです マコトさん あなたには伝説の勇者の才能があります」
「どうか……聖剣を使い魔王を倒していただけませんか?」
「すいません ひとつ聞いても?」
俺はにとつ気になる事があった
「なんでしょうか?」
「その聖剣を使えば俺TUEEEEが出来ますか」
俺は女神様に聞いた
「はい 聖剣はとても強力な力を持ち 全てを切断し悪しき者の力を沈めることも」
ひゃっほう!なら一択だな
「なら伝説の勇者になりましょう!」
「ありがとうございます! それでは今から準備しますね」
……なんか実感がわかないな……これから勇者になるのか
「では女神の力で勇者のスキルを全て習得させてあげましょう そしてあちらの世界の言語を喋り読み書きも出来るようにします 最低賃金でこちらのお金も差し上げましょう」
「そしてこれも」
女神様は俺にカードを渡してきた
「これはステータスカードです あちらの世界では必要不可欠なものですよ」
至れり尽くせりだな
「うわっ!なんだこれ!」
俺の真下には魔法陣のようなものが出現した
「それでは…勇者の素質を持つ者 タカノマコト……」
「どうか 魔王を打ち倒して下さい……あれそう言えば私ステータス強化したっけ……」
女神様?何を……
「……まぁいっか ノルマ達成だし」
「え?女神様?これ取り消しとか……」
「それでは あなたに神々の加護があらんことを……」
「え!? ちょっ!おい!まて!」
俺は異世界へと転生した