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プロローグ ーー怒りと憤りーー

今回短いです。


一応明日から再開予定ですが、基本的に隔日更新となります。

もう一つの連載作品と交互にする予定なので、よろしければそちらも……どうかよろしくお願いします。

 何で裏切った?

 お前は何で来なかった?


 待っていたのに……!

 ずっと、ずっと……! ずっと!

 お前の為に……強くなろうと……! 強くあろうとしていたのに……!



 誰に何を言われても、お前を思えばつらくなかった……。

 妬み、嫉み、僻み……そんなものは勲章だと……ただ一人選ばれた者としての宿業だと……!

 そう自分に言い聞かせていたのに……!



 今では、お前が笑えば怒りを覚え、お前が怒れば頭に血がのぼり、お前が悲しめば心が歓喜を訴える!

 何故かって?

 それは、その全てが自分に向けられていないからだ!



 何が違う……?

 自分とあいつらの……何が違うと言うんだ!?

 お前の為なら何でもやるつもりだった……お前の為なら死んだって良かったんだ!


 こんなことなら最初から選ばれなければ良かった……!

 こんな惨めな思いをするくらいなら、お前を想わなければ良かった!



 こうなったら……自分を選ばなかったことを、後悔させてやる……!

 お前にも味あわせてやるんだ……この惨めな思いを……!

 待っていた者に……信じていた者に裏切られるこの気持ちを!



……でも、この決断は……自分自身、後悔するかもしれない……。

 いや、きっとするだろう……。

 それでもこの感情が……自分で抑えられないんだ……!


……何でだろうな……? いや、本当は分かってる……。

 多分待っているんだ……。

 今でもお前が自分を迎えに来てくれるのを……。



 白馬に乗った王子を待つように……絶対に……来るわけがないと……分かっていながらーー

お疲れ様でした。

ご意見ご感想などがあれば、よろしくお願いします。

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