帰らぬ彼女 ――説得――
僕とカータは落ち込むセラを置いて、入口から家へと侵入する。
家の中は薄暗く、人がいると言われても疑ってしまいそうなくらい静かで不気味な雰囲気だった。
カータが先導し家の中を進んでいく。
静寂の中、落ち着かない気分を鎮めるため、カータに先程のセラへの仕打ちの理由を訊いてみることにした。
「カータ、良かったの? わざわざ、あそこまでしてセラを置いて来なくても、別に付いてくるぐらいなら良かったんじゃない? 流石にやり過ぎのような気がするよ? セラもカータが心配だから付いて来たかったんだろうし……」
僕の言葉を受けて、カータは暫く考え込んだ後、理由を教えてくれた。
「……あれは、セラの為……」
セラの為、か……。それもそうか。
カータは意味もなく、あんなことをするような子ではないのだから。
「……そして、私の為でもあり……私のわがままでもある……」
カータの言葉の意味は僕には全く理解できない。
しかし、彼女の真剣なまなざしに僕は何も言えなくなってしまう。
一体、彼女達は何を抱えているというのだろう……?
「……ごめん、レナ……。……セラに、嫌われるかも……」
思考の迷宮に足を踏み入れかけた僕を、カータが僕の手を握って引き戻す。
カータは不安そうな顔で僕を見上げている。
おそらく僕の沈黙の意味を勘違いしているのだろう。
「……もし、僕が嫌われても、それが二人の為になるなら僕は構わないよ」
それに僕にはある種の自信があった。
「大体、セラはこんなことくらいで嫌わないと思うしね」
僕はカータを安心させようと精一杯微笑んだ。
カータは何も言わずに、ただ僕の手をぎゅっと握るだけだった。
しかし、僕は彼女が何を言いたいかは分かるつもりだ。
カータもセラに対しては素直ではない。
口に出すのは照れくさいが同意すると言う意味だろう。
不意に「カタン」と後方から物音が聞こえてきた。
誰かいるのかと後ろを振り向くが誰もいない。
気のせいか?
気を取り直し、僕達は手を繋いだまま歩みを進め、最奥の部屋の前で止まる。
「……ここに、おじいさんがいる……」
カータはドアに手をかけ、「ギィ」という乾いた音と共にドアが開く。
部屋の中ではおじいさんがベッドで体だけを起こし、窓越しから街並みを眺めていた。
つられて目を外に向けると、街は夕暮れに染まり、部屋の中も目が痛くなりそうなほど真っ赤な色に埋め尽くされていた。
「……ようやく、森に行くのを諦める気になったのかのう?」
ドアを閉めると、こちらを振り向かずにおじいさんは告げた。
「あなたが……依頼主ですか?」
声を掛けると、おじいさんはゆっくりとこちらを振り向いた。
どうやら、今僕の存在に気付いたようだ。
「……そうか、あくまで止めるつもりはない、ということじゃな……」
おじいさんの顔はとても悲しそうだった。
しかし、それも一瞬のことで、すぐに真剣な眼差しで僕を見据える。
「おぬしがレナか?」
僕の名前……。
話し相手をしたときに、僕のこともカータから聞いたのだろう。
「はい……そうです」
少し緊張した声で僕が応えると、おじいさんはマジマジと僕のことを品定めでもするかのように眺めてくる。
何だろう、この視線は……。
今までは男に見られると、不快に感じることが多かったのだが、おじいさんの視線はそこまで嫌ではない。
だが、まるで評定されているようで、体が強張ってしまう。
「……確かに凛々しい顔をしとるのう。カータが――」
「……っ! ……そんなことは、どうでも良い……!」
何故かカータが慌てて話を打ち切る。
夕陽のせいか心なしか顔が赤い。
「ほほ、すまんのう……歳になると若いモンに世話焼きしたくなるんじゃ」
先程の眼差しはどこへ行ったのか、おじいさんはとても優しそうな笑顔を浮かべている。
人の良さそうな表情だ。
サインをしない理由は、やはり詐欺だとかではなく、カータが言ったように彼女の為なのだろう。
「……どうしてサインをして頂けないのですか?」
和やかな雰囲気が僕の一言で凍りつく。
おじいさんが再び鋭いまなざしを向けてくる。
少しの静寂の後、おじいさんが僕に問いかける。
「……少し、昔話をしても良いか?」
「昔話……ですか?」
少し考えてみるが、それがサインをしない理由と関係があるのなら、聞く以外に道はない。
「はい、聞かせていただきます」
おじいさんは目をつぶり、どこか遠くを眺める。
「そうか……これはまだこの家が、笑顔に溢れていた頃の話じゃ……」
おじいさんはゆっくりと戻らぬ時を慈しむように話を始めた。
「……わしにはキトという名の孫娘がおった。今は出て行ってしまったが、わしは娘夫婦達とこの家に住んでおったのじゃ。キトはカータと同じで聖女相を持つ治癒師で、子供の頃から「将来は冒険者になる」と言っておった……」
おじいさんは少し嬉しそうに語る。
しかし、それもそこまで。
おじいさんの顔には段々と影が差していく。
「……そして、冒険者登録を済ませ、仲間を集め、パーティを組み、初めてのクエストへと出かけて行った。ただ薬草を取ってくるだけの……簡単な仕事じゃった」
シーツを握りしめ、おじいさんは何かに耐えるように顔をしかめる。
「……次の日、初めてのクエスト達成記念にと、娘夫婦と共にささやかな宴の準備を整え、そろそろキトが帰ってくるかと待っておったときのことじゃ。家の入口が乱暴に開けられ、孫娘が帰って来たのだろうと娘が玄関に迎えに行った。二人がなかなか戻って来ないのを、不審に思っておったら娘の泣き声が聞こえたのじゃ……」
ここまで聞けばなんとなく理解してしまう。
きっとおじいさんの孫娘は――
「わしはあの日のことを今でも夢に見る……。玄関に行くと共に森に行ったキトの仲間と泣き崩れる娘……。その中には……キトだけがおらんかった……」
おじいさんの顔には後悔と怒り、そして悲しみの色が宿っていた。
「……あいつらが言うにはブッシュウルフが二十体以上現れたそうじゃ。駆け出しの冒険者じゃったあいつらは……逃げる事しかできなかったと……。本当の事は分からん……じゃが、わしは疑っておる。あやつらがキトを囮にして逃げたんじゃないかとな……!」
そうか、おじいさんは自分の孫娘とカータを重ねているんだ……。
さっきカータが僕達にサインが貰えない理由を説明しなかったのは、おじいさんのプライベートなことを話せなかったからだろう。
「……すまんな、話が逸れてしまった。……とにかくそういう訳で、わしの言いたいことは分かってくれたと思う。あの森は危険じゃ。おぬしの強さをわしは知らんが、その細腕で自分以外の人間を守れるとはとても思えんのじゃ」
「…………!」
僕はおじいさんに何も言えなかった。
それどころか、僕は今自分自身の不安を暴き出されたのだ。
『守れるとは思えん』
おじいさんの言葉を心の中で反芻する。
僕は今日のギルドからの帰り道のことを思い出した。
僕は不安だったんだ。
使い慣れていない剣で彼女達を守れるのかと……。
そして、自分の中で消化しきれない答えと、僕は向き合うのをやめてしまった。
きっと上手く行く。
そう思い込んで思考を打ち切った。
そんな保証など……どこにもないというのに。
そして、おじいさんによって突きつけられた現実に、ネガティブな感情が僕の思考を、逃避の結論に引き寄せる。
おじいさんの言う通り、止めた方が良いのではないかと……。
借金を返す方法は他にもあるのではないかと……。
おじいさんの目を見ると全てを見透かされているような気分になる。
彼女達を守る自信がないということも、その不安から逃げたことも……。
そんな僕の心を知ってか知らずか、僕から視線を外す。
「カータ、やはりもう一度言うぞ? おぬしの旅の目的は分からぬが、命より大事なモノ等そうそうあるモンじゃあない! コルウェイの森どころではない……冒険者自体止めるんじゃ。その方が良い」
今の僕にはおじいさんが言っていることを、否定できる言葉を用意できなかった。
それどころか、それも悪くないかもしれないと、ただ従順に思った。
僕は虚ろな瞳をカータに向ける。
彼女を説得する言葉を探しながら。
だが、カータは……彼女は違った。
カータの目は力強い光を湛え、おじいさんを正面から見据えている。
「……そんなことない……! ……私の目的は、私にとって、命と同じぐらい、大切な事……」
カータはただ胸を張り、自分の心を正直に語っている。
「その目的を果たす前に死んでしまえば、どうしようもなかろう?」
彼の言う通り、死んでしまえば全てを失う。
実際僕はコルウェイの森で、あのときに死んだようなモノだ。
男であること、勇者であること、荷物、自身、矜持。
形あるものから、ないものまで全てを失った。
だが、いま僕は生きている。
だからセラに、カータに出会えた。命さえあれば良いことはあるのだ。
一度失ってしまったからこそ、僕はもう二度と失いたくない。
彼女達を死なせたくない。
彼女達を失うのが……怖い。
どんなに大切な目的でも、命より重い物などないと僕は思う。
しかし、そんな僕の思考を見透かしたかのように、カータは否定する。
「……違う、そうじゃない……! ……目的を果たせなければ、死んでいるのと同じ……。……私は、死なない為にも……目的を、果たす……!」
僕の心に、カータの言葉と表情が突き刺さる。
カータの表情は決意に満ちていた。
そして、その彼女の顔を見て、僕は自分の愚かさにようやく気付けた。
僕は、何を諦めようとしていたんだ!?
僕だって彼女達の目的は分からない。
もしかしたら、取るに足らないようなモノだと思ってしまうかも知れない。
でも、その目的を諦めるのは……きっと僕じゃないんだ!
彼女達だって覚悟をして冒険者になり、その時に死ぬかも知れないことくらい十二分に分かっていたはずだ。
それでも、彼女達は諦めなかったから――否、諦めるかどうかの選択など、既に終えていたから――今、ここにいるのだ!
目的を果たす為なら、死んでもかまわない……!
カータの表情と行動は、僕にそう告げている。
彼女達を守ると言っておきながら、僕は自分勝手な気持ちばかりを優先させていた。
彼女達を傷つけたくないと言っておきながら、その実、僕は自分が傷付きたくなかっただけだ。
僕は自身の心が弱いということを、今改めて痛感した。
そんな僕の気持ちを代弁するようにカータは続ける。
「……確かに、私は弱い……仲間どころか、自身の身を守ることすら、できない……」
「そうじゃ……! おぬしのような子どもが冒険者などできるモノか! 一人で戦うこともできぬのなら、死なぬ内に諦めるのじゃ!」
激昂するおじいさんに、カータは少したじろいだ。
しかし、カータは僕の手をぎゅっと握り、勇気を振り絞る。自分の弱さを認める勇気を……。
そういえばずっと手を握っていたんだな。
カータの温もりが体全体に行きわたるような錯覚を覚える。
僕の心の方が弱いというのに……。カータはこんな僕を頼りにしてくれているんだ……。
僕は嬉しさと情けなさを感じ、彼女の強さをとても眩しく思った。
「……分かってる……。……本当は私は、まだ子供で、セラと対等だって、約束を交わしていても、私は気を使われ、そして……守られてる……」
僕はハッとした。
セラの言っていた言葉を、思い出したからだ。
“……私達が冒険者になる前に交わした約束なのよ。……あの子と私は対等な関係。お互いに、気を使ったり施しをしたりしないって……”
もしかして、カータは気付いていたのか? セラがバイトをして食事代を稼いでいた事を……。
「カータは、その約束を破られて、怒らないの……?」
僕はおじいさんのことも忘れ、思わず尋ねていた。
セラがあそこまで気にしていたのだ。
どうしても、彼女の代わりにカータの気持ちを訊いておきたくなった。
カータは不思議そうな顔で僕を見上げながらも、しっかりと答えてくれた。
「……もちろん、怒ってるに決まってる……。……でも、私の為にしてくれていること……隠そうとするなら、気付かない振りをする……。……セラと私、逆の立場でも、多分そうする……」
カータがセラを、ここへと連れて来たくなかった理由がなんとなく分かった。
おじいさんに自分の気持ちを伝えようとすると、どうしてもセラに聞かれたくないことを言ってしまう可能性がある。
多分、聞かれたくない理由は、彼女に対して素直になれず照れくさいから。
カータが先程言っていた、自分の為だとか自分のわがままだとか言っていたのはそういうことだろう。
そして、約束を破ったことに、気付いていることが知られると、セラの気持ちを踏みにじることにもなる。
セラの為というのは、多分そういう事だ。
「……誰かにただ守られるだけでも良い……という事かの? そんな事で、冒険者パーティとして、やっていけるとは思えんが……」
カータは、首をふるふると振り、彼の言葉を否定する。
「……それでも、私達は仲間だから……。……全く違うようでも、お互いが認め合って、支え合って、守り合っている……だから、私達は大丈夫……。……私は弱い、一人では何もできない……だけど、私は信じる、セラを……そしてレナを……」
僕の手が強く握られ、カータを見下ろす。
すると、彼女も僕の方を見上げていて、視線が交差した。
そして、さらに強く僕の手を握ってカータは僕に言ってくれた。
「……信じることが……私にできる、一番のこと……」
そうか、答えはそこにあったのか……。
僕は今、自分なりの答えを導き出した。
カータの気持ちに触れ、自分の弱さを認めてしまえば、後はその答えしか残されていなかったのだ。
「……そうか、おぬしには何を言っても無駄なようじゃ」
おじいさんはカータの説得を諦めたようで、僕に視線を戻す。
「しかし、レナ? おぬしはどうじゃ? 先程は……随分自信のない表情を、しておったが?」
カータが僕を不安そうな顔で窺う。
僕はただ、彼女の手を握る力を強めた。
彼女の顔から、不安が消え去っていく。
僕は……もう迷わない!
「仲間を守る自信がないのなら冒険者など止めておけ……。おぬしがカータから聞いていたような性格ならば、もし守れなかった場合おぬしは自分自身を……生涯、憎み続けることになるじゃろう」
そうかも知れない。先程までの僕なら既に諦めていただろう。
しかし、今の僕は違う。
ただ心に唯一残ったこの答えを、おじいさんに全力で叩きつけようと思う。
「僕には、全てを守る様な力は、ありません」
でも、例えそうだったとしても……!
僕は更に、カータの手を強く握る。
「そんな事で、冒険者なんぞ、やっていけると思うのか?」
僕を睨むおじいさんの視線を受け止め、逸らすことなく告げる。
「分かりません。それでも僕は彼女達を守ります。もしかしたら、あなたの言うように、激しい後悔を感じることが起こるかも知れません。僕の力では、絶対に勝てないような魔物と戦うことになるかも知れません。僕自身が、死んでしまうことになるかも知れません」
僕だって恐い。
実際、僕を女に変えた魔族のような強者とまた出会ったら、僕はどうしようもないと思う。
「じゃったら――!」
おじいさんは僕を諦めさせようと何かを言おうとする。
「それでも!」
僕はおじいさんの発言を強い口調で押さえ付ける。
彼の言葉を跳ね退け、否定するように。
「それでも……! 僕は……僕は必ず彼女を、カータを……セラを――」
拳を力いっぱい握りしめ、睨むような強い視線でおじいさんを射抜く。
「――絶対に見捨てません!!」
他の冒険者がどんな思いで戦っているかなんて知らない。
惰弱な考えだと、笑に伏されるかも知れない。
でも僕にとっては、これが最高の答えであり、彼女達の為にできる全てだった。
「僕は絶対に見捨てません! 命に代えても……! そして、仲間が全員同じ気持ちなら、絶対誰も死ぬことはありません! 僕も二人を……信じていますから!」
僕一人で何でもできる訳じゃない。
でも、僕は一人じゃないんだ。
カータとセラは、優秀な治療師と魔術師だ。月並みな台詞だが足りない所は補い合える。
仲間とは、助け合い信じ合うモノ。
カータが僕にそのことを教えてくれたからこそ、僕はこの答えへと辿り着くことができたのだ。
「カータの目的は僕も知りません! だけど、彼女が望むなら僕はそれを叶えたい! だから、お願いします!! クエスト終了のサインをして下さい!」
僕は勢い良く、深々と頭を下げた。
カータ達の為なら……こんな頭、いくらでも下げてやる!
おじいさんの反応は無い。
恐る恐る顔を上げると、おじいさんは、俯いて震えている。
「あ、あの……?」
何事かと思い、おじいさんに問いかける。
「はっはっはっ! おぬし思ったより面白いのう」
呆然とする、カータと僕。
「そうかそうか……それなら良いわ。サインをしよう」
僕は拍子抜けしてしまった。もっと長引くと思っていたからだ。
「い、良いんですか?」
「ああ、あそこまで言われてしまうと、もう反対する理由もないわい。サインをする紙はどこじゃ?」
カータがおじいさんに紙を手渡すと、すぐに彼はサインをし始めた。
「……レナ……手、少し痛い……」
「え? あ、ご、ごめん!」
どうやら僕は、今しがた力いっぱい拳を握ったときからずっと、彼女の手を握りしめていたようだ。
「そんなに痛かった? すごく、顔が赤いけど……」
「……大丈夫、見捨てないって、言ってくれたから……愛を、感じ過ぎただけ……」
愛って……まあ友愛ってことだよね。
「……何をイチャついておるんじゃ。サインもう終わっとるぞ」
おじいさんまで何を言っているのやら……。
「そうじゃ……! ブッシュウルフを倒すんじゃろう? 一時期あやつらの情報を集めておったから教えてやるわい」
「いいんですか? ありがとうございます」
夜、作戦を立てるときにその情報は活用できる。
夕食まではまだ少し時間に余裕もあるし、聞いておくことにしよう。
椅子を勧められ座る僕達。
「……カータ? なんで、僕の膝の上に乗るの?」
勧められた椅子に座らず、僕の上に座る彼女に問いかける。
「……ダメ……?」
「だ、ダメじゃ……ないけど……」
上目づかいはダメだよ、反則だ……。
「随分と甘えられておるのう……。しかし、確かにさっきの啖呵には、わしもシビれたからのう。やはりおぬしは女にしとくにはもったいないようじゃ」
女にしとくにはもったいない……か。はは……僕もそう思っていますよ。
「……私もそう思う……」
ん? カータが何か言ったような……?
「……と、また話がそれてしまったな……それでは、話すぞ? ブッシュウルフというのは――」
おじいさんの話に気取られ、カータの言葉を聞き逃す。
カータに目を向けるが、彼女はおじいさんの説明を真剣に聞いていた。
気のせいか……。僕もカータに倣って真剣に聞こう。
僕はせっかくの情報を聞き逃さないように、おじいさんの話に集中することにした。
読んで下さり、ありがとうございます。
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明日も四話予定です(0,6,12,18)。




