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第八十七話 カウリアの集落は眠らない

 風呂から出るころには日が落ちてしまっていた。

 夜になってもこの集落は明るい。なぜなら…


「さッ! 今日も今日とて頑張るぞてめぇらッ!」

「いわれるまでもねぇよッ!」

「とっとと来いや魔物共ッ!」

「まとめて返り討ちにしてやんよッ!」

「明日の朝飯だぜッ!」


 こんな感じだからだ。

 言葉からも察しられるが魔物からの襲撃に備えているようだ。獣人なんだから夜目も聞くだろうになぜか大量に松明を刺して光量を得ている。

 ここでカウリア族の戦士たちを鑑定してみたんだが全員のレベルが上がっている。それも1とか2とかそんな小さい変化でなくどんなに小さくとも15ほどは上がっている。

 そしてここまでみんながレベルアップできた原因が…



《キーパー》 種族:ミスリルギガゴーレム 性別:無 職業:守護者・武術家・重剣士(ヘヴィソードマン)破壊戦士(デストロイウォリアー) 年齢:一か月

     レベル:12 魔力:26400 攻撃力:39600 魔攻撃:5500 防御力:52800 魔防御:52800 敏捷性:4000 運:122

《装備》剛力巨人の大剣(ヘヴィバスターソード) 高貴なる巨人(ノーブルジャイアント)の外套(・マント) 不破の城壁盾 巨鬼王の腰巻き 万人力の腕輪

《魔法》無属性魔法:中級 土属性魔法:上級

《スキル》流動 硬化 魔力操作 身体強化 体術:上級 剣術:初級 鈍器術:初級 盾術:初級 金剛力 堅牢 身命 魔量 タウンティング 吸収 部分強化 リベンジカウンター 指揮 軍勢強化 鉄壁 カバー 金属吸収

《種族固有スキル》眷属創造 眷属強化 状態異常完全無効化

《称号》大地の眷属 大樹の加護を受けし者 幸運者 守護の拳を持つ者 率いる者 急成長 鬼殺し

《信頼度》100%



《エン》 種族:火竜 性別:オス 職業:魔法拳士・武術家・飛行士・守護者 年齢:一か月

   レベル:12 魔力:8800 攻撃力:17600 魔攻撃:7700 防御力:11000 魔防御:11000 敏捷性:19800 運:120

《装備》炎宝珠のチョーカー 竜の(くら) 竜の(あぶみ)

《魔法》無属性魔法:上級 火属性魔法:上級

《スキル》体術:中級 魔力操作 気力操作 身体強化 咆哮 飛翔 爪斬撃 金剛力 堅固 身命 機敏 魔量 翼刃 高速機動 咆哮威力強化 爪強化 牙強化 竜麟強化 再生 龍牙生成 龍鱗精製 命炎 竜鱗結界

《種族固有スキル》ドラゴンブレス 竜炎 竜の眼光 竜麟

《称号》炎の眷属 大樹の加護を受けし者 大空へ羽ばたく者 龍の王を志す者 鬼殺し 守護の炎を宿す者

《信頼度》100%



《メイカー》 種族:エンプレスアント 性別:メス 職業:発掘家・建築家・工作員・調教師・為政者 年齢:一か月

     レベル:10 魔力:1400 攻撃力:1100 魔攻撃:800 防御力:1360 魔防御:1360 敏捷性:1600 運:109

《装備》威厳の鞭 王位蟻の冠

《魔法》無属性魔法:初級 土属性魔法:中級 闇属性魔法:初級

《スキル》魔力操作 身体強化 採掘 巣建築 剛力 罠作成 地質変換 消音 幻惑 威圧 使役 指揮 配下強化 意思統率

《種族固有スキル》眷属産卵 眷属強化 従属強化 子を護る母の一撃(マザーズ・インパクト)

《称号》大地の眷属 大樹の加護を受けし者 大建築家を志す者 子沢山

《信頼度》100%



《マンリキ》 種族:ギガントクラブ 性別:オス 職業:漁師・重戦士・破壊戦士(デストロイファイター) 年齢:一か月

     レベル:20 魔力:2000 攻撃力:4500 魔攻撃1400 防御力:12000 魔防御:11600 敏捷性:3200 運111

《装備》鎖付き超巨棘鉄球モーニング・ギガスター 芯伸刺突竿(ピアーシングフィシン) 守護海神の腕輪 不変の腕輪 鬼拳王(オーガチャンピオン)王者腰帯(チャンピオンベルト)

《魔法》無属性魔法:中級 水属性魔法:中級

《スキル》魔力操作 身体強化 デコイ 泡操作 クラブハンマー 金剛力 堅固 身命 射出 高速再生 鈍器術:初級 槍術:初級 鎧殻(がいかく)精製 重積鎧甲殻(クロスシェルアーマー) 不屈 癒水 水泡

《種族固有スキル》甲殻再生 自切 強化再生 瞬間再生 巨蟹豪鋏返(ギガシェルカウンター)

《称号》大海の眷属 大樹の加護を受けし者 大海の加護を受けし者 苦労人 我慢の達人 報復の笑う者

《信頼度》100%



《プルム》 種族:グレイタースライム 性別:無 職業:修行者・魔法使い 年齢:一か月

    レベル:40 魔力:400 攻撃力:96 魔攻撃:170 防御力:73 魔防御:120 敏捷性:140 運:77

《装備》無し

《魔法》無属性魔法:初級 水属性魔法:中級 風属性魔法:中級 土属性魔法:初級 光属性魔法:初級

《スキル》魔力操作 流動 身体強化 分裂 膨張 生命 魔量 捕食 吸収 カウンター

《種族固有スキル》物理半減 水属性無効化 痛覚無効 超速再生

《称号》大海の眷属 大樹の加護を受けし者 野心家

《信頼度》100%



《ボロ》 種族:ハイウルフ 性別:メス 職業:ハンター・獣戦士 年齢:一か月

   レベル:40 魔力:1500 攻撃力:2100 魔攻撃:1400 防御力:1200 魔防御:1100 敏捷性:2600 運:110

《装備》騎獣の角兜

《魔法》無属性魔法:初級 火属性魔法:初級 闇属性魔法:初級 風属性魔法:初級 水属性魔法:初級

《スキル》魔力操作 身体強化 嗅覚探知 炎爪 炎牙 潜影 敏捷 強力 強固 牙強化 爪強化 鋼硬毛皮 群友統括 気力操作 隠密 索敵 突撃

《称号》大森林の眷属 大樹の加護を受けし者

《信頼度》100%



《ビード》 種族:アトラスハイビートル 性別:オス 職業:魔法使い・指揮官・体術使い 年齢:一か月

    レベル:10 魔力:1400 攻撃力:1600 魔攻撃:1300 防御力:1500 魔防御:1400 敏捷性:800 運:70

《装備》戦鬼の角飾り

《魔法》無属性魔法:中級 風属性魔法:中級 水属性魔法:中級 光属性魔法:中級 火属性魔法:初級 土属性魔法:中級

《スキル》魔力操作 気力操作 並列思考 粘鋼糸 操糸 身体強化 飛翔 魔量 剛力 生命 堅牢 角強化 甲殻強化 体術:初級 再生

《称号》大森林の眷属 大樹の加護を受けし者 大志を抱く者 強さの求道者

《信頼度》100%



《闘鬼》 種族:人鬼(ロード) 性別:オス 職業:戦士・闘士・戦騎士・格闘師(グラップラー) 年齢:一ヶ月未満

      レベル:20 魔力:500 攻撃力:3000 魔攻撃:400 防御力:1000 魔防御:900 敏捷性:2100 運:40

《装備》鬼の怪力棍 幼巨人の皮鎧 拳帝の拳包帯(バンテージ) 竜皮の半ズボン 鉄の片手斧 ミスリルナイフ 戦鬼の兜

《魔法》無属性魔法:初級 火属性魔法:初級

《スキル》暗視 繁殖 魔力操作 気力操作 鈍器術:中級 斧術:初級 剣術:初級 体術:上級 頑強 機敏 連携 激怒 狂喜乱舞 怪力 騎乗 魂喰らい(ソウル・イーター) 魂斬(たまぎり)

《称号》闇の眷属 大樹の加護を受けし者 戦いを愛する者 血に狂う者

《信頼度》100%



《キャリー》種族:マテリアルチャリオッツ 性別:無 職業:運転手・霊媒師 年齢:一か月未満

     レベル:10 魔力:700 攻撃力:2600 魔攻撃:500 防御力:2500 魔防御:1000 敏捷性:7000 運:25

《装備》幻影のブレスレット 幽鬼の指輪 勇霊の御旗槍

《魔法》無属性魔法:初級 闇属性魔法:初級

《スキル》魔力操作 気力操作 運転 悪路走行 衝撃耐性 剛力 機敏 精密駆動 拡張 突撃 連携 使役 霊視 変形 死霊術 射出 車輪強化

《称号》大地の眷属 大樹の加護を受けし者

《信頼度》100%



《サリー》 種族:六腕骸騎士(ムツウデデッドナイト) 性別:女性 職業:暗黒騎士・漆黒聖騎士・冥府騎士長 年齢:一ヶ月

     レベル:80 魔力:4000 攻撃力:8000 魔攻撃:3000 防御力:7200 魔防御:7000 敏捷性:8100 運:55

《装備》豪鬼の断ち切り鉈 蜥蜴王の三又槍 風精(シルフ)貫通携帯弓(ピアシングクロスボウ) 金剛の魔槌(まづち) 難攻不落の城門盾(右門) 難攻不落の城門盾(左門) 常闇(とこやみ)の胴鎧 百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)の軍靴 闇鬼の籠手 死者の兜 女神の嘆き

《魔法》無属性魔法:初級 闇属性魔法:初級

《スキル》剣術:中級 槍術:中級 弓術:中級 体術:中級 忠誠 暗視 日光弱体化 金剛力 堅固 身命 機敏 魔力操作 気力操作 指揮 月光強化 狂化

《種族固有スキル》呼吸不要 眷属創造 眷属強化 死の瘴気(ネガティブエナジー) 死の波動(ネガティブオーラ) 魂器定着(ソウルリボーン) 既死体(デッドボディ)

《称号》堕ちた女騎士 悪霊の成れの果て 救済されし魂 闇の眷属 大樹の加護を受けし者

《信頼度》100%



 オレのモンスターたち。うん。もうこの時点でいろいろ察したと思うがこいつらでパワーレベリングでもしてたようだ。こいつら自身もこれでもかと言わんばかりにレベルアップしているし、それに応じて差も開いている。

「やっぱりダンジョンコアの破壊経験がある稼働でだいぶ違うな」

 経験のある奴らは日に日に力がめきめきと伸びているのに対して経験のないやつらはだいぶ引き離されている。どこかに手ごろなダンジョンコアでもあればいいんだが、こればかりは正真正銘運任せだ。最終手段としてはオレがその手ごろなダンジョンコアを用意することもできるだろうが、時間がかかりすぎる。もともとここには軽く立ち寄っただけなんだからそこまで面倒は見られない。

 だが近いうちにその面倒も見た方がいいかもしれない。

 このままモンスターたちの力の差が広がり続ければせっかくやれることを増やすために用意した意味もなくなってしまう。

 さて…



《名無し》 種族:リビングメイル 性別:無 職業:無職 年齢:一日

     レベル:1 魔力:8 攻撃力:12 魔攻撃:6 防御力:14 魔防御:13 敏捷性:8 運:100

《装備》鉄の剣

《魔法》無し

《スキル》魔力操作 気力操作

《称号》悔い改めし馬鹿 闇の眷属 大樹の加護を受けし者 堕ちた女騎士に拾われた者

《信頼度》100%



《名無し》 種族:スモールレッサーガーゴイル 性別:無 職業:無職 年齢:一日

     レベル:1 魔力:8 攻撃力:12 魔攻撃:6 防御力:14 魔防御:13 敏捷性:8 運:5

《装備》鉄の剣

《魔法》無し

《スキル》魔力操作 気力操作

《称号》大地の眷属 大樹の加護を受けし者 突然変異

《信頼度》100%



《シルバー》 種族:ベビーレッサーアニマル 性別:オス 職業:無職 年齢:一日

     レベル:1 魔力:2 攻撃力:4 魔攻撃:1 防御力:3 魔防御:2 敏捷性:9 運:8

《装備》無し

《魔法》無し

《スキル》魔力操作 気力操作

《称号》大森林の眷属 大樹の加護を受けし者

《信頼度》100%



《アラシ》 種族:ベビーレッサーアニマル 性別:オス 職業:無職 年齢:一日

     レベル:1 魔力:2 攻撃力:6 魔攻撃:1 防御力:5 魔防御:2 敏捷性:4 運:7

《装備》無し

《魔法》無し

《スキル》魔力操作 気力操作

《称号》大森林の眷属 大樹の加護を受けし者

《信頼度》100%



 そろそろいい加減こいつらにも目を向けようか。

 錆び付いた全身甲冑(フルプレート)と動く石像、いや石でできたフィギュアに何かしらの動物の赤ちゃん二匹。

 これがこいつらの第一印象。ものの見事に最弱といえるステータス。ほとんどないも同然のスキルに装備に称号。もう察せられるだろ?

 結論から言えばこの四体のうち、二体はオレが新しく召喚したモンスターだ。早速名前が付けられている二体のベビーレッサーアニマルがそうだ。

 ボロの時と同じく猫のような犬のようなよく分からん動物の子供という風体。ボロの時と違うのはシルバーは足が蹄になっていて偶蹄類であることがわかる。馬や牛の仲間であろうことはわかるがそれ以外はよくわからない。

 アラシの特徴は爪。ボロの時と比べて前足の爪が伸びていてひっかき攻撃に秀でているのがわかる。だがその代わりにか後ろ脚は太く短いのでぼろの時ほど早くは走れそうにないというところはわかった。

 さて、以上からベビーレッサーアニマル二体はわかったがもう二体は…

「それぞれお前らが連れてきたんだぜ? なぁ、キーパー、サリー?」

 そろそろ説明しろ?


 結論から言って…

「リビングメイルの方はサリーがレイスにもなれない魂を拾って使われていない鎧に憑依させたモンスター、ガーゴイルはキーパーがこれまで生み出し、戦わせてきた眷属の一体が進化して生まれた突然変異のモンスター…」

 サリーのことは来るべき時がついに来たかという印象。



魂器定着(ソウルリボーン)』・・・種族固有スキル。アンデッドの中でも闇属性魔法に高い適正を持ち、霊魂と深い意思疎通を可能とするモンスターが習得可能なスキル。現世にとどまっている魂、スキル使用者と深い関わりがあることが条件ではあるが冥府に存在する魂を呼び寄せることができる。また呼び寄せた魂が了承することが条件でアンデッドモンスターに変化させることができる。



 もともとこんなスキルを持っていたんだ。いずれはだれか連れてきてもおかしくはないなと思っていたんだ。それが今だったというだけの話だ。

 オレが言うことはただ一つ。

「ゾンビじゃなくてよかったぁ…」

 いや、な? 別にゾンビじゃダメとかいう理由はないんだよ?

 ただ、な? 腐臭がきつそうで……


 さて、リビングメイルの方はもういい。次はスモールレッサーガーゴイルの方だ。ステータスの称号にも『突然変異』と確かにあった。ホントにゴーレムを作るスキルからガーゴイルが生まれたんだろう。

 まぁ、ゴーレムもガーゴイルも近い種族だとは思うからそこまで驚くことでもないだろうが…

「これを皮切りにどんどん変な種族が生まれるなんて展開はないだろうな…?」

 いや、な? いいんだよ? 種族が増えればそれだけできることも増えるだろうし、できることが増えればそれだけ隙を与えない戦いを展開できるはずだし、やがては軍を率いて戦うなんてことも可能になるかもしれないからそれはそれでいいんだけどさ?

 問題なのはそこまで群れの規模が膨れてしまえば管理ができないというところなんだよ。オレに反旗を翻す展開であれば対処可能だ。今この中で最も強いモンスターのキーパーでも余裕で対処可能であり、生まれたばかりの眷属に至っては本気の広範囲魔法で十分殲滅可能なんだから

 だが今コイツらがいるのはオレの嫁であるリナの故郷だ。もしモンスターたちが反旗を翻せば、ここの人たちに危害が及ぶことはまず間違いない。

 うん。今の一瞬で頭の中にロクでもない想像が駆け巡ってきた。

 一度ここからモンスター総員移動させるべきか? いや、仮にそうしてももうこいつらはココの場所を知っている。ハッキリ言って意味がない。特にボロの存在が痛いな。オオカミの嗅覚でカウリア一族の臭いを憶えているだろうからどこに移動させても見つかってしまう。

 そしてこれはカウリア一族のみんなを移動させても同じだ。さらに言ってしまえば守ろうとして労力を割けば割くほどオレにとって重要な存在であることへのアピールになり、さらに悪い方へと転がるかもしれない。

 実に厄介だ。だがさすがにオレが今まで育ててきたモンスターたちなら信頼も十分に育まれていると思うし、反乱の可能性は低いと信じたい……ッ! 出来れば反乱分子を粛清してくれると完璧だ。

 よし、あるかどうかもわからない可能性にあれこれ考えるのはここまでだ。うん。考えれば考えるだけドツボにハマる気配しかしねぇ



 あれから数時間たった。

 カウリア族の戦士たちの鼓舞にもあったように魔物の襲撃があった。それも三回もだ。

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