第六十五話 モンスター全召喚と再び
はい。今回も二話連続更新です。
いつまでも続けられることではありませんが続けられる分だけでも続けていこうと思います。
あれからの話をしよう。
オレ達は無事に炭坑内に巣くっていたコボルトたちを全滅させた。
最初の村を壊滅させたんだがそこからさらに大きな街があり、そこには兵士らしきコボルトの上位個体もいた。一応そこが都市部だったらしくこの国を創ったと思われる個体もいた。神輿。王族までいた。
それを全部仕留めた。
おびただしい数のコボルトを退治したがなんでたかが炭鉱一つにそんな大所帯になったかという疑問が出るが、その答えはいたって簡単。
アイツら、掘ってやがった。それもこの炭鉱内をとか言うスケールじゃねぇ。炭坑内も含む周辺の土地全てを整地してやがった。
そもそもコボルトたちがこの炭鉱を占拠するに至って経緯だが偶然に近いものらしい。この炭鉱に住み着いたコボルトたちはやはりあの獣魔王の素体になったコボルトブレイブを輩出した氏族らしく、コボルトブレイブはまさに彼らの英雄であり無くてはならない存在だったらしい。都市部の中央広場にはそのコボルトブレイブを称えてかデカイ銅像があったことからそのことは分かる。
そのコボルトブレイブを失った彼らはそれはもう一気に落ちぶれたんだろう。絶対的強者を失ったことで環まりにいる敵にも対処できずに拠点を変えた。そしてその拠点がたまたまこの炭鉱とあの森との間にあった。
世界柄も有数の超危険区域にわざわざ住み着く人間なんているわけがない。ので、そこでコボルトたちはじわじわと勢力を伸ばしていた。それに伴い新しい拠点もどんどん整備拡張して言った末にこの炭鉱へとたどり着いたんだ。
以上がコボルトたちがこの炭鉱へとやってきた経緯だがそこからその炭鉱とそれまでに作り上げてきた拠点をつなぎ、大規模村落形成、国の発足と相成ったのが今オレ達がぶっ潰した国の成り立ちな訳だ。
一体一体が弱く、連携もソコまで強いわけじゃない。戦力だけで見ればそこまで脅威ではないものの数の暴力がすさまじい。
何せ文字通り一国を相手取ってるわけだからそれも当然だ。ホントであれば大規模魔法、魔術で一気に殲滅を図りたかったがその後でまたこの炭鉱を使う人たちのことを考えるととても魔法は使えない。しかしだからと言ってレオルドで対処しきれる数でもない。ので、モンスターを全召喚した。その結果が・・・
《キーパー》 種族:ゴールドヘヴィゴーレム 性別:無 職業:守護者・武術家・重拳士 年齢:一か月未満
レベル:30 魔力:10000 攻撃力:11000 魔攻撃:2300 防御力:15000 魔防御:15000 敏捷性:3000 運:122
《装備》剛力巨人の大剣 高貴なる巨人の外套 巨人の腰巻 金剛盾竜の腕城壁
《魔法》無属性魔法:中級 土属性魔法:上級
《スキル》流動 硬化 魔力操作 身体強化 体術:上級 剣術:初級 鈍器術:初級 盾術:初級 金剛力 堅牢 身命 魔量 タウンティング 吸収 部分強化 リベンジカウンター 指揮 軍勢強化 鉄壁 カバー 金属吸収
《種族固有スキル》眷属創造 眷属強化 状態異常完全無効化
《称号》大地の眷属 大樹の加護を受けし者 幸運者 守護の拳を持つ者 率いる者 急成長
《信頼度》100%
《メイカー》 種族:エンプレスアント 性別:メス 職業:発掘家・建築家・工作員・調教師・為政者 年齢:一か月未満
レベル:1 魔力:700 攻撃力:550 魔攻撃:400 防御力:680 魔防御:680 敏捷性:800 運:109
《装備》威厳の鞭 王位蟻の冠
《魔法》無属性魔法:初級 土属性魔法:中級 闇属性魔法:初級
《スキル》魔力操作 身体強化 採掘 巣建築 剛力 罠作成 地質変換 消音 幻惑 威圧 使役 指揮 配下強化
《種族固有スキル》眷属産卵 眷属強化 従属強化 子を護る母の一撃
《称号》大地の眷属 大樹の加護を受けし者 大建築家を志す者 子沢山
《信頼度》100%
《エン》 種族:フレアドラゴン 性別:オス 職業:魔法拳士・武術家 年齢:一か月未満
レベル:15 魔力:1600 攻撃力:3500 魔攻撃:1400 防御力:2800 魔防御:2700 敏捷性:3200 運:104
《装備》炎宝珠のチョーカー
《魔法》無属性魔法:中級 火属性魔法:中級
《スキル》体術:中級 魔力操作 気力操作 身体強化 咆哮 飛翔 爪斬撃 金剛力 堅固 身命 機敏 翼刃 高速機動 咆哮威力強化 爪強化 牙強化 竜麟強化
《種族固有スキル》ドラゴンブレス 竜炎 竜の眼光 竜麟
《称号》炎の眷属 大樹の加護を受けし者 大空へ羽ばたく者 龍の王を志す者
《信頼度》100%
《マンリキ》 種族:ギガントクラブ 性別:オス 職業:漁師・重戦士・破壊戦士 年齢:一か月未満
レベル:10 魔力:1000 攻撃力:2100 魔攻撃700 防御力:6000 魔防御:5800 敏捷性:1600 運111
《装備》鎖付き超巨棘鉄球 芯伸刺突竿 守護海神の腕輪 不変の腕輪
《魔法》無属性魔法:初級 水属性魔法:中級
《スキル》魔力操作 身体強化 デコイ 泡操作 クラブハンマー 金剛力 堅固 身命 射出 高速再生 鈍器術:初級 槍術:初級 鎧殻精製 重積鎧甲殻 不屈
《種族固有スキル》甲殻再生 自切 強化再生 瞬間再生 巨蟹豪鋏返
《称号》大海の眷属 大樹の加護を受けし者 大海の加護を受けし者 苦労人 我慢の達人 報復の笑う者
《信頼度》100%
《プルム》 種族:グレイタースライム 性別:無 職業:修行者・魔法使い 年齢:一か月未満
レベル:19 魔力:186 攻撃力:96 魔攻撃:170 防御力:73 魔防御:120 敏捷性:140 運:77
《装備》無し
《魔法》無属性魔法:初級 水属性魔法:中級 風属性魔法:初級 土属性魔法:初級
《スキル》魔力操作 流動 身体強化 分裂 膨張 生命 魔量 捕食 吸収
《種族固有スキル》物理半減 水属性無効化 痛覚無効 超速再生
《称号》大海の眷属 大樹の加護を受けし者 野心家
《信頼度》100%
《ボロ》 種族:ハイウルフ 性別:メス 職業:ハンター・獣戦士 年齢:一か月未満
レベル:26 魔力:800 攻撃力:1060 魔攻撃:710 防御力:600 魔防御:580 敏捷性:1300 運:110
《装備》騎獣の角兜
《魔法》無属性魔法:初級 火属性魔法:初級 闇属性魔法:初級 風属性魔法:初級 水属性魔法:初級
《スキル》魔力操作 身体強化 嗅覚探知 炎爪 炎牙 潜影 敏捷 強力 強固 牙強化 爪強化 鋼硬毛皮 群友統括 気力操作
《称号》大森林の眷属 大樹の加護を受けし者
《信頼度》100%
《ビード》 種族:アトラスハイビートル 性別:オス 職業:魔法使い・指揮官・体術使い 年齢:一か月未満
レベル:1 魔力:700 攻撃力:800 魔攻撃:670 防御力:800 魔防御:700 敏捷性:800 運:70
《装備》戦鬼の角飾り
《魔法》無属性魔法:中級 風属性魔法:中級 水属性魔法:中級 光属性魔法:中級 火属性魔法:初級 土属性魔法:中級
《スキル》魔力操作 気力操作 並列思考 粘鋼糸 操糸 身体強化 飛翔 魔量 剛力 生命 堅牢 角強化 甲殻強化 体術:初級 すくい投げ
《称号》大森林の眷属 大樹の加護を受けし者 大志を抱く者 強さの求道者
《信頼度》100%
《闘鬼》 種族:人鬼 性別:オス 職業:戦士・闘士・戦騎士・格闘師 年齢:4日
レベル:1 魔力:120 攻撃力:1000 魔攻撃:110 防御力:900 魔防御:720 敏捷性:950 運:40
《装備》鬼の怪力棍 幼巨人の皮鎧 拳帝の拳包帯 竜皮の半ズボン 鉄の片手斧 ミスリルナイフ 戦鬼の兜
《魔法》無属性魔法:初級 火属性魔法:初級
《スキル》暗視 繁殖 魔力操作 気力操作 鈍器術:中級 斧術:初級 剣術:初級 体術:上級 剛力 頑強 機敏 連携 激怒 狂喜乱舞 怪力 騎乗
《称号》闇の眷属 大樹の加護を受けし者 戦いを愛する者
《信頼度》100%
《キャリー》種族:マテリアルチャリオッツ 性別:無 職業:運転手・霊媒師 年齢:5日
レベル:1 魔力:350 攻撃力:1300 魔攻撃:300 防御力:1250 魔防御:500 敏捷性:4000 運:25
《装備》幻影のブレスレット 幽鬼の指輪 勇霊の御旗槍
《魔法》無属性魔法:初級 闇属性魔法:初級
《スキル》魔力操作 気力操作 運転 悪路走行 衝撃耐性 剛力 機敏 精密駆動 拡張 突撃 連携 使役 霊視 変形 死霊術 射出
《称号》大地の眷属 大樹の加護を受けし者
《信頼度》100%
《サリー》 種族:六腕骸騎士 性別:女性 職業:暗黒騎士・漆黒聖騎士・冥府騎士長 年齢:一ヶ月未満
レベル:18 魔力:900 攻撃力:2000 魔攻撃:600 防御力:1800 魔防御:1700 敏捷性:2100 運:55
《装備》豪鬼の断ち切り鉈 蜥蜴王の三又槍 風精の貫通携帯弓 金剛の魔槌 難攻不落の城門盾(右門) 難攻不落の城門盾(左門) 常闇の胴鎧 百鬼夜行の軍靴
《魔法》無属性魔法:初級 闇属性魔法:初級
《スキル》剣術:中級 槍術:中級 弓術:中級 体術:中級 忠誠 暗視 日光弱体化 斬撃耐性 刺突耐性 殴打耐性 金剛力 堅固 身命 機敏 魔力操作 気力操作
《種族固有スキル》眷属創造 眷属強化 死の瘴気 死の波動 魂器定着
《称号》堕ちた女騎士 悪霊の成れの果て 救済されし魂 闇の眷属 大樹の加護を受けし者
《信頼度》100%
こうなった。
塵も積もれば山になるなんてことわざがあるけどあれだけの数の魔物を始末すればそれなりの経験値になる。しかも仮にもあの森で生きてきたコボルトたちだ。普通の魔物と比べても経験値が多く手に入る。
その経験値を手にしたことで新しいスキルを手に言えたり進化できた奴もいればただのレベル上げで終わった奴もいる。
結果はそれぞれだがいずれもグングン成長できている。うん。嬉しいモンだ。リナも積極的にコボルトを討伐していたし、多分レベルアップはしてると思うんだが
とりあえず今はまずモンスター達の変化についていうべきだろう。
まずはキーパーから、キーパーはレベル上がっただけだがそれによるステータスの向上が素晴らしい。一番高い防御系のステータスは15000になり装備と合わさって立派な壁になっている。一番低い敏捷性のステータスでも3000なのでそこまで絶望的な遅さではない。
それから装備も一新した。小鬼の塒、その深層で手に入れた巨人用の装備品が今のキーパーにぴったりだったんだ。
今まで装備していた剣はキーパーの二の腕までの大きさだった(腕が長くゴリラのような体格に近かったので短い印象を受けると思うがそこまでではない)が今度の大剣はキーパーの身の丈にも迫る大きさのものだ。ここまで大きいと周りが邪魔で振り回せないことも多いと思うが木々であればステータスに物を言わせて断ち切れるし、そもそも巨人クラスの大きさを持つキーパーの攻撃範囲に味方を入れなければ同士討ちも防げる。
ココは武器のリーチ差で敏捷性の低さをカバーするのが優先と判断して持たせた。
それから鑑定結果には変化もないが前回から持っている盾も別物にしている。前に持っていたのは鱗そのものに持ちやすいよう持ち手を付けただけのものだったが今回持たせた盾は鱗の大きさと形に合わせて斬りだしたトレント系統による木材にオレが懸垂できるくらいに頑丈に持ち手を取り付けた後で鱗に虫系統の魔物である『クリプトビオシスモスキート』の体液とトレントの樹液を混ぜ合わせた混合液を塗って、木材と合わせる。
『クリプトビオシスモスキート』この魔物の特徴はとにかく死なない。この一点に尽きる。身体をバラバラに切り刻まれようが半分ほど燃やされようが氷漬けにされようが死なないことだ。さすがに体のすべてを高威力の火属性魔術で全焼させると死んだが、オレの知る魔物の中でも最も不死身に近い魔物である。
そんな魔物の体液とトレントの樹液を混ぜた混合液はすさまじい再生力を誇り、同じトレントである木材と鱗をしっかりと接着して離さない。
試しにオレが全力で引っぺがそうとしても無理だった。少しずつ剥がしかけはするんだけどすぐに元に戻ろうとする力に根負けした。
これだけ頑丈に接着できれば十分実戦に耐えられるはずだ。
大剣に立てまで新しくしたついでに皮鎧がもうボロボロだったので新しい防具も与えた。もうステータスを見れば防御力は十分にあるのでそこまでの重装備ではなく腰巻にマントだけと随分シンプルになったが十分に強くなっている。
「いいぞキーパー。それでこそオレのファーストモンスターだ」
小声で言ったんだが、キーパーには聞こえてたのかな? 心なしか誇らしげに胸を張ってる気がする。
もちろんキーパー以外にもみんなそれぞれ素晴らしい成長を遂げているが、特に注目すべきは召喚したとき含めて進化した面々だろう。
具体的にはクイーンアントだったメイカーにマジカルハイビートルだったビード。それからマジックスライムだったプルムにハイオーガだった闘鬼だな。
コイツ等はそれぞれ進化しておりステータスの伸びも素晴らしい。とくに注目すべきはハイオーガだった闘鬼だ。
「お前、小さくなった」
オレよりも高かった背丈はオレと大して変わらなくなったし、線も細くなった。
これだけ見れば弱くなったように思うかもしれないが実際は比べ物にもならないくらいに強くなっている・・・!
その理由はまず体が人間に近く、というより人間そっくりの構造になったことでオレが持っている装備の数々がきちんと機能するようになったと言う事。更に新しい職業の取得の二点があげられる。一応小さくなった体に合わせて装備も新しくしようとしたんだが本人に断られた。
「この小さくなった身体だからこそ前の身体に合わせた巨大な武器を振るいたい」
と本人に言われた。
そう。言われたんだ。オレのモンスターの中でキチンと言葉をしゃべれるようになった。
いやぁ~~。最初にしゃべられた時は誰がしゃべったのかわからず驚いたぜ(笑)
さて、ほかにもいろいろ言うべきことはあるかもしれんがとりあえずここまでにしよう。うん。
さて、ここからが本題な訳だが、今オレ達でつぶしたこの国はもともとあの森にいた氏族が興したものだ。つまり・・・
「出来ちまったな。あの森へと続く道・・・」
「そうね。行く?」
どこへ? なんて聞かない。分かってるから
「俺としてはリナの一族が気になるが同時にあのダンジョンも気になる・・・」
「別に無理する必要もないわよ?」
本音を言ったオレに気遣ってくれるリナ。嬉しいが・・・
「いや、行こう。別にダンジョンは逃げないんだし、今はリナの一族が優先だ。ついでに報告したいこともあるしな」
「? 報告?」
リナは首をかしげているが何も言うまい。
「行って見よう」
またあの森へ・・・
今日この後すぐにもう一話投稿予定です。
次回も連続を目指しますがどうなるかはわかりません。




