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第九十六話 ドラゴンとの戦い

投稿しました。

 意識を先頭に切り替えたオレの踏み込みは一瞬で一番手短にいたシールドドラゴンとの距離を食いつぶし、オレの必殺の間合いへと誘った。

 シールドドラゴン。名に恥じぬ防御力に特化したドラゴンのはずだが、オレのレオルドの一線を受け止めることはできないようでもっとも固い部分であったはずの頭部をバターのように両断された。

 下から勢い良くレオルドを振り抜いたオレはその勢いを利用しつつ風属性魔法を行使。姿勢を制御しつつ上空へと飛びあがったオレはバク転の要領で回転してそのままワイバーンの首を切り落とした。

 装備効果で空中に停止したオレの一睨みでワイバーンたちは一瞬ひるむがエルダーワイバーンが一声鳴くと気を取り直したように襲い掛かってくる。

 それも数に任せた無暗な突撃ではなくエルダーワイバーンの指揮の元、統率が取れている状態での突撃、いや進撃だ。


 ワイバーンがそれぞれ前後左右上下に展開して一斉にブレス攻撃。それも各々のブレスの放射状に味方が入らないようにするのはもちろん、いくつかのブレスは一つに結合してオレに襲い掛かってくる。

 さらにこれだけではなく地上のドラゴンたちもブレスを放ってくる。前門の虎後門の狼ならぬ前方のワイバーンブレス下方のドラゴンブレスという状態。退避のために上空に言ってもドラゴンブレスの攻撃範囲にいては意味がなく、後方に下がっても前方からのワイバーンブレスが迫るんじゃ意味がない。

 ではどうするのか?

「クリムゾン…ッ!」

 前方のワイバーンブレスは切り裂き

「『吸炎の焔』『絶空』『清廉の水鏡』」

 炎を吸収する炎の盾に真空の層を重ね、受けた衝撃を受け流して逃がす水の盾を挟めた足場を精製。これでドラゴンブレスを防ぎつつ

「『虚空城壁』『流水の盾』」

 目に見えない風の壁と流れる川の水面を思わせる陰陽の盾を合わせて

「合成魔術『風と水の不落要塞』」

 あらゆる属性のブレスを遮り、受け流す要塞を創り出せばいい。


 こと火属性に関しては下手な杖なんかよりよっぽど役に立つ効果を持つクリムゾンが至極当然の如くワイバーンブレスを切り裂き、魔法と魔術の盾がわずかばかりの振動を足に伝えるが別にそれで体勢が崩れるほどのことではない。

 要塞に至っては風の城壁のおかげで直撃できたのは視認出来たが全く衝撃がなく、下手をすれば当たっていないのではとすら思える。

 とっておきの攻撃だったのだろう。

 ドラゴンもワイバーンも動揺しているのが手に取るようにわかる。

「隙ありッ!」

 でもここは戦場だ。動揺する気持ちはわかるが隙を見せる方が悪い。

 残りのワイバーン最後の首を切り落としたところでエルダーワイバーンが正気を取り戻したようだ。せめて一矢報いてくれようと全力のブレスを構えたが

「残念。一歩遅い」

 オレを相手取るには致命的な隙だった。


 胴体と泣き別れしたエルダーワイバーンをストレージに仕舞いつつ

「ていうか、なんでここで隙ができるブレスに頼るんだが…」

 エルダーワイバーンの詰めの甘さに呆れかえった。

 さて、ここは戦場。気を取り直して次に向かう。

 そう決めて風を切って眼前のシールドドラゴンへと突撃する。

 が、


「クルワァアアアアアアアンッ!」


 アークタートルドラゴンが咆哮を上げたと思えばシールドドラゴンに橙色のオーラが纏われた。おそらく防御力向上系の強化魔法だろう。


「まぁ、無駄ですがね?」


 斧の一撃を舐めないでほしい。

 それもただの一撃ではなく上空から勢いをつけての兜割だ。技の威力に加えて急速落下の勢いと重力を加えた豪烈な一撃。もともとただ普通の攻撃でシールドドラゴンのもっとも固い部分である特徴的な頭部ををいとも簡単に切り裂いたんだ。

 いくら上位竜の強化魔法を付与してあっても無駄だろうよ。

 アークタートルドラゴンもそう思ったのだろう。エルダーワイバーンのように指揮を執るのではなく自ら打って出ることにしたらしい。


 一歩踏みしめるごとに地響きしてくるような巨体で猛ダッシュしてくるその姿は超大型トラックが亀の形をしてレーシングカーも真っ青のスピードで迫ってくるのに等しい。

 このまま接近戦を仕掛けてくるかと思いきや


「クルワァアアアアアアアンッ!」

「ッ!」


 アークタートルドラゴンが再び鳴いた直後。オレは直観に従ってその場から離れた。

 すると

「土属性魔法、ね。やっぱ見た目通り土属性のドラゴンなわけだ」

 オレもよく使う魔法。鋭くとがった柱を何本も出現させ、相手を串刺しにする魔法が今の今までオレがいた場所を針地獄に変えた。まぁ、「針」というには大きく太すぎると思うが…

 さらにそれに加えて…

「躱す方向に隕石とは恐れ入った。さすがにこの体勢では躱せん」

 どうやらあの咆哮には二つ以上の魔法が行使されていたらしい。少なくともこれで三つ目の魔法を確認した。

「足場を…」

 ぬかるませた後すぐに硬化。足止めの魔法まで行使されていた。しかし所詮はくるぶしにも達していない浅さだ。すぐに抜け出せる。

 しかしその分どうやっても時間を取られ―

「ないな」

 こんなもの拘束にもならずすぐさま駆け出すことで隕石からも抜け出せた。あの洞窟でオレのステータスは正常化されたらしいので自分でもわけわからないくらいに無茶苦茶な身体能力になっていた。しかし隕石落下の際に生ずる衝撃波と高熱は無視できないのでオレも複数行使を行う。


「『奈落』『フォールディザスター』『エアコントロール』『無手』『アブソリュートエアフィールド』『グラウンドハードロック』」

 まず隕石の着弾ならぬ着岩予測地に隕石がすっぽりと収まる程度の大きさにとんでもない深さの穴を用意し、

 隕石の後を追うように滝のような大量を水を発生させ、

 風をある程度操作するだけの魔法に大量の魔力を込めて隕石の軌道修正をして確実に穴へと入るようにしつつ透明で巨大な手である程度水を懸けつつ隕石も滝も穴に収め

 水蒸気爆発が起こる前に今オレが扱える最大の風属性魔術で穴の内部含めて周囲の空気を完全に固定。ついでに穴の壁の強度を激増させつつ空気の固定と完全につなげた。

 衝撃波に高熱はもちろん爆音も一切響かないように処理した。

 しかしこれはオレの元に影響が出ないように下だけで根本的解決にはなっていない。そこでオレは奈落の壁に穴をあけ、()()()()につなげた。そして…

「一部解除」

 自らを閉じ込める蓋から解放された衝撃と蒸気が一気にできた逃げ場へと駆け込み、オレが開けた穴の出口、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「クルワァアアアアアアアンッ!?」

 文字度折る甲羅をひっくり返されたカメのような醜態をさらすアークタートルドラゴンと全身を岩で構築されているような質感を持つロックドラゴン。

 ロックドラゴンの方は別に亀のような体形ではないせいかすぐに起き上がれるだろうが、十分な隙だ。すぐにでも討伐できる。しかし

「流石にそこまで甘くもない。か…」

 アークタートルドラゴンがオレに向かってファイヤーボールやらブレスやらを放ってきた。だがそれは無茶な体勢から放たれたせいで肝心の威力は弱い。

 だがそれでよかった。

 なぜならアークタートルドラゴンの狙いは…

「ロックドラゴンたちが起き上がるまでの時間稼ぎだったわけね…」

 そんで、次はロックドラゴンたちがアークタートルドラゴンが起き上がるまでの時間稼ぐために死力を尽くすのか?

 いつもだったらまず手下から片づける展開だが、今回は

「徹底的に無視してアークタートルドラゴンだけを狙う」

 幸い取り巻きは鈍足のロックドラゴンだ。どうとでも振り切れる。


 両足に力を込めて走り幅跳びの要領でジャンプ。

 オレがアークタートルドラゴンへと向かう軌道線上にいたロックドラゴンをついでに切り倒してあくまで一直線にアークタートルドラゴンへと向かう。

 いまだに起き上れていないアークタートルドラゴン。その甲羅に包まれた腹に向かって

「【大地激震】ッ!」

 振り下ろされたレオルドが何の抵抗もなく甲羅を叩き割り、中を切り裂いた。

 断末魔の絶叫を上げる間もなく絶命するアークタートルドラゴン。レベルが上がった知らせでそれを把握したオレは残りのロックドラゴンへと飛び掛かる。

 流石に形勢不利と判断したのか逃げようとするロックドラゴンだったが遅い。

 もともと防御力に秀でている代わりに機動力に乏しいのが特徴だったロックドラゴン。それでも一応命の危機であり、火事場の馬鹿力でそれなりに速く走れてはいるのだろう。ロックドラゴンにしては

「だがそれでも遅い」

 まぁオレ、敏捷性のステータスも100万超えていますからね。その気になればなんの仕掛けも装置もなしで音速を超えて走れます。

 そんなオレが追うんですから当然鈍足のロックドラゴンでは逃げ切れませんよね?

 どこか罪悪感を感じながらレオルドを振り抜き、一体もう一体とロックドラゴンを切り伏せていき最後の一体に迫った瞬間。

「ッ!」


「グギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」


 悲鳴のような怒号が耳を貫くより前に確かに感じた。

「厄介な奴が来てる」

 なるほど。

 アークタートルドラゴンを含めて今までの全部が捨て駒だったわけね。



『アークネクロデスドラゴン LV1000』



 あの洞窟以来だな。レベル1000なんて化け物を見るの

 翼がある。さっきまで討伐していたアークタートルドラゴンやロックドラゴンと違って蝙蝠のような翼がある。ということはコイツは空中戦もこなせるタイプのドラゴン。

 いや、違うな。空中戦もこなせることは間違いないがコイツは名前から察していかにも死霊術(ネクロマンシー)でも使いそうな様子だ。しかも別に名前だけで判断しているわけじゃない。

「黒。いや、どこか紫の色合いがあるからどう見ても闇属性のドラゴン。それも死霊(レイス)を連れて現れていれば誰でもそう思うよな」

 いや、違うな。より正確に言えば今にも死霊化しそうな幽霊が数体まとわりついていると表現するのが正しい。

 とにかくコイツの目的は…


「「「「「「「「「「オ、オォオオオオオオオオおオオオオオオオオオオオォオオオおオオオオオオオオオオオぉおオオオオ」」」」」」」」」」



『アークタートルドラゴンゾンビ LV900』



『エルダーワイバーンゾンビ LV900』×4



『グレートワイバーンゾンビ LV800』×7



『シールドドラゴンゾンビ LV600』×10



『ロックドラゴンゾンビ LV700』×4



 これだ。

 ついさっきまでオレが倒したはずの物言わぬ骸。それが突然ゾンビ、アンデッドとして行動し始めた。驚くべきことにオレがストレージに仕舞っておいた分までゾンビになって這い出てきた。

 ゾンビといっても別に腐った様子はみじんもない。だが明らかに生物は生きていられないはずの致命傷を負っている。具体的言えば首がなかったり頭蓋が割れていたりする。

 レベルが跳ね上がっている様子を見るにアークネクロデスドラゴンは周囲の味方をゾンビとして強化した状態で蘇らせることに特化したタイプ。レベルから見て基本の身体スペックは恐ろしいレベルであろうがそれ以外にはこれと言って警戒する必要はないはず…

「でもないか」

 せっかく手に入れたゾンビだろうにどういうわけか突進してくるアークネクロデスドラゴン。翼も使わず地響きさせながら愚直に突進してくる様子に呆れてしまう。が

「そういうことか…」

 オレは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()



『ドワーフゾンビ LV40~60』×5



『エルフゾンビ LV40~60』×5



 なるほどね? 流石アンデッドを操れるドラゴンだというべきかね? さっきまでのアークタートルドラゴンを始めとするドラゴンのゾンビ集団にも驚かされたがこれにも驚く。

 アークネクロデスドラゴンの突進はその地響きでこっそりと近づくドワーフゾンビにエルフゾンビの足音を隠すためのものだったわけだ。

 まぁ、オレには世界眼がある。この眼のおかげで不意打ちは早々食わない。だから気づけたんだがこれは気に入らない。

 別にそのドワーフやエルフに何かしら思い入れなんてない。どこかで会ったことがあるわけでもなければ何かしら関わりがあったわけでもない。

 それでもわかるんだ。ゾンビになったといっても()()()()()()()()()()()()()()。別にゾンビなったからといってすぐに腐乱死体になったわけでもない。

 おそらくこのスタンピードで受けたであろう傷や致命傷もそのままの状態で動いている。


 全身傷だらけになり鎧も斧もボロボロの状態になるまで使い続け、ついには片腕が斬り落とされても戦い続けた。命が尽きるその時まで故郷のため友のために戦い続けたことが伺い知れるドワーフの戦士の亡骸。


 本来であれば接近戦などせずにただひたすら弓を弾き続けて敵を射抜いてきた。そう確信させるほどに流麗に、そして迅速に矢を構えるエルフの亡骸。


 先ほどのエルフと変わらない装備でありながらきっと頼りの弓が壊れたのであろう。それでもあきらめずに護身用の短剣だけで戦い続けたんだろうエルフの亡骸。


 みんな見るからに勇敢で誇り高く、そして優しい人たちだったんだろう。今まで一度も口をきいたことも直接面識があるわけでもない。でもわかる。なんでだろうな?

 …だからかな?


「気に入らねぇ…ッ!」

 あぁ、理屈ではわかってるよ? ここは戦場だ。取れる手段は全部取るべきだ。ここに何の疑問も異論もありはしない。

 でもやってはいけないものがある。道徳的問題に過ぎないかもしれないし、そもそも相手は人間ではなくドラゴンだ。人間の価値観を押し付けるのは間違ってるだろう。でもな?

「気に入らねぇもんは気に入らねぇんだよッ!」

 間違っていようが筋が通っていなかろうがお門違いだろうがこの怒り、苛立ち、ほんの少しの悲しみ、晴らさずにはいられないんだ…ッ!



「『ホーリーパージブル』」

 オレを中心に純白の光が半円状に広がり、光に包まれたアークネクロデスドラゴンは苦しそうに呻き、幽霊はどこか穏やかな表情になって消えていく。

 光属性魔法と聖属性魔法の複合魔法。アンデッド系統に特化しており、それ以外の系統にはせいぜい初級魔法程度の回復効果しか持ち合わせない魔法だ。

 これで幽霊はもちろんドワーフゾンビにエルフゾンビたちも解放してやれると思ってたんだが…

「流石にそう簡単にはいかないか…」

 たかがレベル50かそこら程度しかないくせに避けてた。アークネクロデスドラゴンは効果範囲から逃げられなかったのに

 いや違うか。

「お前が避けさせたわけだ。ドラゴンゾンビ共ならともかく低レベルなコイツ等にまで気を回したせいでテメェが避け損なったわけだ」

 それかオレのこの魔法の威力を知るためにわざと残ったのか。

 このふたつだろうね。

 まぁ、どっちでもいいさ。

 アークネクロデスドラゴン。お前が近くにいたままになってるからそのまま倒せばいい。


 オレは一足飛びでアークネクロデスドラゴンへ飛び掛かり、斧を振るう。

 アークネクロデスドラゴンは翼で受け流そうとするが

「だったら翼の一部はもらうぞ?」

 オレの技術を舐めないでほしい。受け流される前にその部位を斬り落とすことくらいできる。

 翼の一部を斬り落とされたアークネクロデスドラゴンは怒りと苦痛を込めた叫びを発し、その極太の尻尾を鞭のように振るった。

 空中にいたオレは装備効果でさらに上空へと飛ぶことで尻尾から逃れたが

「! またかッ!」

 咄嗟に風属性初級魔法で矢を弾く。

 エルフゾンビが撃ったであろう矢に気を取られたオレは

「しま―」

 アークネクロデスドラゴンの至近距離ドラゴンブレスを躱せなかった。


「―てェなクソがッ!」

 横へ跳んでブレスの効果範囲から逃れたオレは湧き上がる怒りと顔や全身に感じる刺すような痛みに任せてドラゴンの横っ面を殴りつけた。

「『ハイヒーリング』」

 すぐに回復魔法で火傷を癒す。

 痛みが消えていくのに比例して異物感が顔に残り、指で拭うと炭化した皮膚の残骸だろう炭モドキが指に着いた。

 鏡で見たわけではないがやはり相当な火傷だったらしい。

 顔を殴られたアークネクロデスドラゴンだったが、それでどうこうなるほど甘い相手でもなくさらに追い打ちをかけようと首をひねりブレスを近づけるが

「流石に舐めすぎだろ。『蒼炎の防壁』」

 火属性魔術による蒼い炎の壁がブレスを防いでくれる。

 もちろんこの間にもドワーフゾンビにエルフゾンビ。さらにドラゴンゾンビたちもオレを狙うが問題ない。

「ドラゴンゾンビの方は任せたぜレオルド」

「応ともさ。主も油断召されるなよ」

 すでに顕現済みだったレオルド。実はアークネクロデスドラゴンのブレスを食らう寸前にレオルドを投げて顕現させていた。そしてそのことに気づかせないために力の限り素手で殴りつけたわけだ。

 アークネクロデスドラゴンは自分で放ったブレスのせいで視界が効きにくく、ゾンビたちにはそのことに気づけるだけの知能もアークネクロデスドラゴンに知らせる手段もなかったのだろう。まんまと不意を突かれたアークネクロデスドラゴンはドラゴンゾンビたちを殲滅せんとするレオルドを止めたいだろう。

 だがそれはできない。なぜなら警戒しているから

 レオルドというとっておきのメインウエポンがなくてもオレにクリムゾンという頼れるサブウエポンがある。早速ストレージからクリムゾンを引き抜いて構えるオレ。

 そんな様子を観察していたアークネクロデスドラゴン。クリムゾンの内包する力に気づいている。だからこそオレから目を離せない。クリムゾンはアークネクロデスドラゴンが現れる前に一度振るっただけの武器。その内包する力を見抜くことはできたとしても力の詳細を知りことはできていないはず


 どんなことができるかが不明の巨大な力。

 それが自分を打倒し得る相手に握られている。


 この二つの事実がアークネクロデスドラゴンをオレへと縛り付けている。

 もちろんそのことで時間を稼げばいいなんて消極的な考えではなくオレ自身でアークネクロデスドラゴンを討ち取るという考えのもの。

「さて、仕切り直しだぜ」

来月からまた仕事が忙しくなりそうですがどんなに仕事が大変でも日本は投稿するつもりです。

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