錆びついたギターの夢
弦の錆びたギター 寂しそうに僕のことを見ていた
ギターを買った日のこと 思い出すように そこにいた
「時間があったら…」と 僕は君をすぐに置いてた
あれからもう二年 ギターの時はまだ止まったまま
僕も見つめた 寂しそうに佇むギターを
返事はないけど なんとなく弦に触って弾いてみた
部屋に響く 音は前と変わらず 短調で
不格好で 調子も整わないけれど なんだか 懐かしさを感じだよ
上手に使えなくてごめんね あまり弾けなくてごめんね
ただ 少し勇気が足りなかったんだ 青年とギターの凍った時間が 今ゆっくり溶けていく
錆び付いてるギター また僕をまっすぐ見つめてる
「あの日が恋しい」と 僕の指を心待ちにしている
前に触れてから もうこんなに時間が経ってたんだ
僕も気づかなかった と言い訳をしてみても 返事はない
夢だけ 空を突き抜けるような高さで
現実と剥離しているよ それでもいい
努力の 積み重ねが やがて空に届く日が 来ると無根拠なこと信じてる
僕はなんにも 頑張っちゃいないのに なんて愚かな 僕なんだ!
毎日見られなくてごめんね 変わらない譜面でごめんね
ずっと 思ってた 君と空を見下ろす日を 止まっていた時間が 秒針が再び動く
僕は君を忘れてない 君も僕を忘れてなかった
それだけが少し嬉しくて なんだかちからが湧いてくるよ
その日だけギターを握っていた 今日だけ努力して見るんだ
ほら その日、その日だけのこと 積み重なって高くなる ギターと一緒に昇ってく
これが最初で最後だよ 奇跡が現実に宿る
ほら これが 空の上の夢 見下ろした世界は 輝いていて美しかった
青年の夢 未だに心の奥底 空へ向かいたい?
ならば 勇気を持って 突き抜けろ




