始まりの日
感想、指摘等々バンバン受け付けてます!
是非指摘をお願いしまーす!
ではでは始まり始まり~
ふと、外を見ると今にも降りだしそうな淀んだ雲が辺りを覆っていた。
「ふぅ……」
「どうした、キリト。溜め息だなんて幸せが逃げちまうぜ?」
そんな声をかけてくるのは、馬鹿だが無駄に付き合いの長い、友人の如月 煌だ。
「やっと授業が終わって帰れると思いきや、この天気だ。溜め息のひとつもつきたくなる。」
さっさと曇りの内に帰りたいのが本音だ。
好き好んで雨に打たれる趣味もないしな。
「しかし、降りそうで降らないよな。妙な天気だけどキリト、帰りにゲーセンとか寄っていかね?」
やっぱりコイツは馬鹿か。
「断る。この天気だからな、さっさと帰って本でも読む。」
「いやー、ゲーセンに新しい格ゲー入ったらしいからさ、試しに行きたいなー。なんて。」
話を軽く聞き流しながら、帰宅の準備を整える。
「一人で行くのもなんか味気ないから、キリトもどうかなーってな。」
「普段なら乗ってやらんこともないが、今日は一人で行ってこい。俺は帰る。」
帰宅の為に荷物を詰め込んだ鞄を担ぎつつ、答えると、
「ちぇ、しょうがないか。んじゃま、キリト気を付けてなー。また明日!」
「あぁ、じゃあな。」
結局行くのか。元気な奴…まぁ、それしか取り柄のないような奴だけど。なんてことを考えつつ、俺は学校を後にした。
まずはオリキャラの説明ですね。
主人公はキリトと呼ばれた少年です。
次の後書きからちょこちょことプロフィール紹介します。