決断-煌-
急展開すぎてすいません!
話の膨らみつくるの難しい……
「随分と決断が早いわね?その方が助かるんだけど。心残りとか、未練だとか言ったものはないの?」
心残りねぇ……高校卒業して、大学なりと進学して就職したところで異世界に行くなんてチャンスは絶対に無い。家族は気に掛かるけど、まぁ大丈夫だろ。
「無いと言ったら嘘だけど、異世界に行くなんて普通に生きてちゃ出会えないチャンス、キリトも連れて行くならなおさら、逃したくはないね。何より楽しそうだし」
そこが一番重要だしな。親友の居ない世界で退屈に生きるぐらいなら、未練なんて捨てていかなきゃな。
「そう。一応謝っておくわ、ごめんなさいね。貴方たちの生活を、日常を壊すことになって」
そう告げ、紫さんは頭を下げる。
そう言われても、俺からしたら楽しそうなチャンスでしかない。キリトはどう思うか判らないけど。
「謝らなくていいよ。俺はラッキーだと思ってる。キリトが気にしてたらキリトに謝ればいい。それより、今すぐに連れていかれるかの方が重要だし」
準備はしたいしな。せめて書き置きぐらいいるだろうし。
「逆に聞くけれど、いつ頃がいいのかしら?」
そうきたか。準備に掛ける時間的に……
「3日後、そのぐらいでどうかな?」
「えぇ、判ったわ。じゃ3日後の日付の変わる頃、迎えにくるわ。」
こうして、俺の幻想郷という異世界行きが決まった。