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第六十一話~ハリー~
東条
「そういえば、ハリボタの最後の映画公開するらしいね」
中瀬
「らしいな。あの主人公三人組の中の魔法少女が可愛い件」
北山
「魔法少女って言い方やめろ」
東条
「かわいいんだよ、あの子! ホントにもう」
中瀬
「息が上がるでござる」
東条
「はぁはぁ」
北山
「バカじゃねーの。ハリーボッターと賢者の時じゃねぇんだから」
中瀬
「そのネーミングには一理ある」
東条
「たしかに、ボッターもあの子でそういうことしてたのかも……」
北山
「マジレスすんなよ! そんなんじゃ『TASは人間じゃねーよ!』とか『24クールってバカwww長すぎだろwww』っていうコメント並みに恥ずかしいわ」
中瀬
「うん。うまいな」
東条
「うんうん」
北山
「つっこめって! たく、あいつらいないと疲れるわ、ホント」
北山はストローを咥えて、窓の外に目を遣った。