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第五十五話~缶けり~

白川

「話がちげーじゃねぇか。なんで缶けりしながら、宿題回収すんだよ」

豪徳寺

「白川、お前は宿題忘れたから、一時間丸々鬼な」

白川

「マジかよ。死にてーわ」

北山

「それで済むなら良いだろ」

豪徳寺

「じゃあ適当にイチャコラしてろー。体育の秋、食欲の秋、せいよ……ごほんごほん、その間に採点しとくから」

北山

「マジ、こいつ教師失格だろ」

東条

「じゃあ、缶けりドッヂボールしようぜ」

北山

「お前はホントに黙ってろ」


一時間後、イチャコラし終わった生徒たちが教室に戻った。


豪徳寺

「じゃあ、着席しろー」


生徒がそれぞれ、だらだらと自身の席に着く。


豪徳寺

「まず最初に、表紙に『わけがわからないよ』って書いたやつー、もう一回書き直せ」

東条

「わけがわからないよ」

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