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第三十三話~箱根~

夏休み二日目、計画通り六人は西園寺の別荘に向かうことにした。


箱根駅からバスで一時間、バス停から徒歩二十分を経て、一同は木造のログハウスのような風貌の建物の前に到着した。


西園寺

「そんなに広くないけど、まあゆっくりしていってね」

東条

「ゆっくりしていってねー」

北山

「すっげー。広いなー」

西園寺

「さっそくなんですけど、調理班と釣り班、そして火力班に分かれて夕食の準備をしましょう!」

白川

「そんなら、俺と北山は釣りだな」

北山

「まあ、いいけど」

西園寺

「じゃあ、僕と中瀬くんは火力班で」

中瀬

「俺の右手から出る炎、デストロイファイヤーの能力を知ってるとは……貴様! もしかして……」

「じゃあ私たちは調理班ね」

東条

「じゃあ、ぼくは山に芝刈りに!」

北山

「話を聞け」

西園寺

「では、それぞれ頑張りましょう!」

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