二回戦目の会議
どうやら帝国内の著名な商会の関係者が集まったようです。
先ほども議題だったアーラントについて、
より細かな支援や配給の相談だったり、それに伴う予算のお話…
そしてアーラントに出店する店舗の決定など…多岐に渡ってます。
ココに私が居る意味が有るとも思えませんが、帰るという選択肢も無いのですよ…
まあ…邪魔だけはしないように、じっとして空気になっておきましょう。
細かな数字、商品の数や量、とにかく難しい話が続きます。
そこで、先程持ち込まれた荷物が、次々とテーブルの上に置かれていますね。
どうやら、アーラントの新たなる特産品、或いは名物の開発、なのだそうです。
ココ帝国内でも既に流通しているものはまあ、有るのですが、
どうやら新商品の開発が主な目的のようでしたが、それは食品には限らず、何でも良い…ってことでは有るのですが、
安定した供給が可能であることや、それなりに利益率の良いものが望まれているわけですが、
それが難しい…
地方の特色が色濃く出ればそれが一番良いのですが、
アーラントに於いては、もっぱら軍にのみお金と力を注いでいたせいで、それ以外は一切放置していましたので…
何の開発も、されてた様子が無かったです、なので、手つかずなんですよね、一切が。
故に全く手つかずの逆、無法地帯?そこに新たなる風を吹かせるために。
紛糾してますね…皆様…
まあ、たこ焼きに始まり、たい焼きや牛丼…いつもの、安定のラインナップ、
そこに、なにやら全く未知の料理やなんかが見えますが…
うーーん、どうにも全て、全く土俵がちがうというか、比べるの、かなり難しいですね。
そりゃ、一生懸命考えたのでしょうが、或いは商会の威信がかかっているのでしょうが…
チョッと、ヒートアップしすぎナノでは?
みんなすっかり熱くなってますね。
候補が多岐にわたり過ぎているせいか、 そりゃ簡単には絞れませんよね。
ええ、そりゃそうでしょう。
ですが、流石に全てやってみるとかは…なーんて、言ってみたりして…フフウフ…
『ほお…エトラン、全部か?それは随分豪気だな?…』
は?
え?…な、なにを?きゅ、急に…
『良いか、このままダラダラと言い合っていても時間の無駄だ、取り敢えず一回全てやってみる。一定期間をテスト期間とし、売上上位のみを残す事とする…』
おおおお…
皆が一斉に、王の言葉に膝まづく…
そうだ、無理に決めずとも、試してみて向き不向きを実際確かめるのも…
え?…王様…ま、まさか…?
まさかとは思いますが…
ただ、面倒くさくなったなったとかじゃ…無いですよね?
え?なんですか、その口笛は?
…しかも、さも私が決めたかのような、この流れは…
つまり、私の責任…なのでは?
『え?…し、ししし知らんけど?』
え?…ず、図星…ですか?
そして本日付で辞令が発表され、私、エトランは、アーラント特産品選定委員会の委員となりましたとさ…
…えーーっと、まあ、はい、頑張ります、




