通常勤務再会しました。
朝早く目覚めて驚きました…大きなグリフォン像に…
悲鳴を上げそうになったのは内緒です。
暗闇に佇む姿はまさしく魔獣…特に、象の目に埋め込まれた宝石?…が、朝焼けの光のせいで光ってて、
あ…私死んだって、一瞬思いましたね。
嫌な汗がいっぱい出ました。なのでお風呂に直行します。
さて、お風呂から出たら、出勤の準備をしましょうかね。
うーん、やっぱりこっちの生活は素晴らしいです…
アーラントには、共同浴場が二日に一回でしたから…なんて贅沢なのでしょうか…ソフィア様達には申し訳ないですが、
お風呂を堪能しております。
さて、じゃあいよいよ出発しようかと扉に手を掛けたその時、
私の部屋の前を多くの方々が歩いています…
そうでした。人数増えたんだった。扉を開けて皆さんに挨拶をして…
その列に並んで出勤しました。
相変わらず…人数は増えましたが、きっちりと十七歩です。
まあ…そりゃそうですが…
さて、私は私の机に座ったまでは良いのですが、
はて、一体ここで何をすれば良いのか…
この部屋の、お茶や身の回りのお世話係りとして、二人の給仕が付きましたので…お茶もお掃除も既に終わっていて…
ますます仕事が有りませんね…
手持ち無沙汰です…そんな時、ヘンリエッタ様が来られました。
慌ててお出迎えにって…それも二人の給仕に全力で阻止されました。
それは私どもの仕事ですからと…グヌヌ…
そして、ヘンリエッタ様がお部屋に来られました。
ご挨拶して直ぐに、
白紙の紙の束を渡されました。
「これ報告書ね。分かるとこだけでいいから、先にある程度、埋めておいてくれるかしら…」
おお!これは待望のお仕事ですね。勿論、喜んで!
急いで取り掛かろうと紙の束をめくります。
そして、早速記入を開始します。
文字を書き込む度に、様々な懐かしい記憶が蘇って来ますね。
全てはほんの数日前の事なのに、もう随分と昔の様な気がしますね。
「ところでエトラン、あなた昨日、エステルのお店に行ったって、聞いたわよ?」
え?あ、はい。耳がお早いですね?
はい、確かに伺いました。大きくて素敵なお店でした。
「どう、元気にしてたかしら、エステルちゃんは…」
ええ、お元気でしたし、沢山昔のお話を聞かせて頂きましたよ。
例えば…幽霊船のお話とか、島のジャンプ台の話とか…
「え?…何か変な…余計な事、聞いてない?」
え?はい、とっても楽しかったって、聞きましたね。
そう言えば…幽霊船の秘密…それってかなりの極秘事項…なのだそうですけど、
流れでつい、聞いてしまいましたが…私、死刑でしょうか?
「え?もう、バカね。貴方は上級職なのだから、秘密も何も、もう関係無いわよ?」
え?あ?そうなのですか…フー…
そりゃ良かった…危うくおしゃべりで死罪…ううう、考えただけでも恐ろしいですね…
でも、まさかあの幽霊船が、王様の考えた演出だったって聞いた瞬間は、かなり驚きましたよね…
「ホントに凄いでしょ?…あんな事を普通は、誰も考え無いものね…そうそう、私もそれでね、大きな声で叫んだのよ、何度も何度もね、うふふふ…」
なんでも、乗り込んで来る海賊を、ただ脅かして追っ払うって…
多くの子供達を守る為だそうですが、武力も使わず、怪我人も出さず…
本当によく、そんな事、思い付きますよね~…感心しきりです。
「思い出すとまた、なんか大きな声で叫びたくなっちゃうわよねえ…アハハ…」
いたずらっぽく笑うヘンリエッタ様を横目に、仕事に戻ります。
数字になると、かなりの経費が動いているのがよく解るのですが、
これは全部では無いですが、アーラントに対しての貸付け扱いの部分も一部有るそうで、
アーラントもこれかららも大変なんだなと。
まあ…あのお姫様なら、きっと大丈夫でしょう。
特に農業支援が大きな役割を果たすことになると思います。
それと…ショーギ。
既に来年の大会のスケジュールも発表された様で…ますます盛り上がって行くと思います。
お姫様もそうでしょうが、そして今日も、
皆さん揃って、あのご神体に祈っているのでしょうね…
そう、あの三人もきっと必ず…
【深淵】教団のご神体って、ホントは椅子なんですけどね。
神様の椅子って、結構有名なお話だと思うのですが…
ドラゴン壊し…あれもまあ、ある意味祈る対象と考えても、良いですよって、
司祭様も笑ってましたが…苦笑い…
多分…ご本人を差し置いて武器って、それはちょっと、間違ってると…そう思いますが。
熱心に祈ってるなら野暮ですね…
まあ…法律がある訳じゃ無いし、別に良いんですけどね。




