表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

74/86

ショーギ大会草案

 ショーギ大会の実行に向けまずは、


 今有る環境で、どのようなカタチで大会を行うのか?


 そういった大会など…ここアーラントでは過去には一切のご経験が無いそうで…




 うちの帝国内だと、イベントなんてしょっちゅう行われていましたが、


 まあ…お国によって事情も文化も違うと言うことですね。




 ちなみに?我が帝国と同盟を結ぶ国々でも、ショーギは盛んに行われており、


 よその国の大臣が、うちの帝国の大臣と、


 政治的議題の解決策として、ショーギで決着を付けるって事も、実は割と有るって…

 確か、どなたかに聞いた事が有りますね。




 まあ…戦争するよりもずっと人道的、効率的で大変に良いと思います。


 そう言えば…大会って言っても、

 ショーギの道具も、これじゃ全然足りないよね…参加者がほんの数人って訳じゃ無いよね?


 どうしようっか?


 どうせなら、今後も行うって前提で、どうにか予算を作れば…


 うーん…ちょっと無理かな…


 やっぱりまずは通常の暮らしを取り戻す事が最優先だし…

 何より支援の中でも、無償じゃ無い支援…借金の返済も考え無いといけない訳だし…


 でもまあ、出来るものなら是非やってみたいよね…

 みんなも喜んでくれると思うし。


 …などと、考えていた訳ですが?


 それを耳にしたうちの王様が、

 『ほお…そりゃ面白そうだな?』


 などと、突然言い出しまして…


 あろう事か?各国から派遣された復興軍の高官を尽く巻き込み、


 『おい、将棋最強決定戦やろうぜ?あれ?…まさか勿論、ビビって無いよな?…』


 めっちゃ煽ってますが…


 各軍から選出された精鋭五人で勝ち抜き戦を行い、

 それぞれの高官から…多分無理矢理取り上げたポケットマネーを掛けた争奪戦と、


 一般の方々にはまずはお遊びの場を提供しつつ、

 中でも強い方やセンスを感じる方々、そして先の軍対抗の上位十名で、


 第一回アーラントショーギ大会の開催が決定してしました。


 うちの王様から散々煽られてポケットマネーを出した高官さん達は、

 参加する部下に、激しめの激を送っておりますね。


 そしてなんと、うちの王様も出場が決定しました。

 その一報が届いた瞬間、復興軍の熱が一気にヒートアップしました。


 最強の伝説を持つ我らの王様と、一局打てると…

 そんなチャンスなど、普通には皆無ですから。


 もし万が一、うちの王様に気に入られれば、帝国軍にスカウトされるかも?みたいな欲望丸出しな方も含め、

 開催前からかなり盛り上がってます…


 ただ…なんにも準備出来てませんし、


 一体どうするおつもりなのか?なんて思ってたのが嘘の様に、


 王様自ら、数回に分けて帝国とアーラントを往復され、ついには大量のショーギ盤をアチコチからかき集めて来られました…


 相変わらず…圧倒的な行動力です。


 一番広い空き地は、倒壊した建物なんかの瓦礫置き場だったのですが、


 王様のお力で、それこそ一瞬で更地になりました。


 たったほんの数分で、その会場も出来てしまい…


 各軍の高官方は次々と、

 「やはりあの方は、我ら普通の人間如きが、決して逆らって良い相手では無いのだね…」

 なんて、小声でブツブツ言ってますね…


 まあ…気持ちは判りますよね。


 あのどこかに回収した瓦礫でさえ、うちの王様に掛かれば、それさえ武器にして使うことも容易いのですし、


 そこがどんな荒れ地だろうが、そこを一瞬で更地に出来るのならば、

 どこでもあっと言う間に、

 行軍の進路、砦や城が作れてしまいますから…

 自分達の戦う相手がそうなら、もう絶望しか無いですよね。


 うーん…私が言い出しっぺなのに、

 何もしていないのは、実は私だけじゃ無いですか?


 これはいけませんっ、急いで進行表を作成しなければ、


 急いで大会実行員会を立ち上げなければ…


 

 こ、これは普段の仕事よりも急がしいのでは?

 

 うーん…なんとか頑張りますよ。


 仕事を大きく増やして置いて言いにくいのですが…

 うちの王様は乗り気です。きっと喜んで頂けます…


 だから、ソフィア様達も、どうかお助け下さい…



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ