表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

69/86

そしてようやく…

 色々な困難を乗り越え、我々はついに休日を一日…

 たった一日ですが入手出来ました。

 流石に一時帰国等、夢のまた夢でした…


 それでも結構な無理矢理でしたが…



 だがしかし…


 寝て起きたら、もう夕方で一日は終わっていた…


 別に特殊な能力もなにも特に持たない私ですが…


 そんな未来がハッキリと見えました。断言出来てしまう…



 これではイケませんね、折角のお休みなのですから、

 なんとかお出かけをしたいじゃ無いですか?

 そうですよね?


 そうです、大事なオニキスちゃんのお食事だって、是非ともしてもらいたいのです!


 そんな訳で…燃えてるろうそくの軸に取り付け、そこまでろうそくが燃えたら外れるように、


 オニキスちゃんにお願いして出して貰った糸をロウソクに結んで、


 天上の梁に糸を廻し…あ、それもオニキスちゃんにお願いしまして…


 そこまでは大きく無いですが、この部屋の鍵をぶら下げて…


 丁度顔の辺りに落ちる仕掛けを造って見ました。

 目に当たると流石に危険なので、布で包んでますよ。


 既に一度実験してて、作動には問題無いことは確認してますよ。

 では、さっさと寝ます。



 そして朝。コチンっ…て包みが落下し、無事に自力で起床する事に成功致しました。


 そうです、やればできる子なのですよ。

 ただやらないだけで…


 ロウソクのせいで?

 思っていた時間よりもかなり早く起きてしまった様ですが…

 これも何かの縁だと納得して…早速お出かけの準備をしますね。


 まだ早朝でしたが、既にお城では多くの方が色々とお仕事をされています。

 特にお食事の用意は、

何かと時間が掛かりますからね。


 お仕事をされている方達に軽く挨拶をしながら、入り口の門番の方に散歩に行くと伝えたところ、


 護衛の方がお一人、私に同行する事に…なってしまいました。


 いえ…オニキスちゃんと一緒なので大丈夫ですと、何度も言ってみたのですが、


 既に貴方は誘拐の実績が有るので…と、言われてしまい、渋々納得して…


 実績って言いますが…私のせいでは無いと思うのですけどね。


 でもまあ、ガイドさんだって思えば有り難いですね。アーラントの地理感とか一切無いので。


 一番の目的は、オニキスちゃんのお食事です。

 なので、魔獣が出そうな場所を聞いたら、速攻で叱られてしまいました…


 ちょっと待ってくれと、

 誘拐の次は魔獣か、と…


 まあ…確かに。


 仰っる事は理解できます、正しいです。


 ですがそれでも、私には、魔獣か獣の血が必要なのです…


 え?違う、違う、違いますよっ、わ、私じゃ無いです、私じゃ。


 ホントによして下さいよ、私をなんだとお思いですか?

 仮にも乙女は、魔獣の血なんか吸いませんっ!!


 こっちの、ほらこっちのオニキスちゃんの、ですよ?

 良いですか?

 私な訳、無いじゃ無いですか?ほんとーに本当に、止めて下さいね?


 もしも…悪い噂が立ったら、絶対に恨みますからね?


 そして…この子見た目は小さいですが、うちの王様の使役されています、あの神獣様の分体ですよ?

 強いなんてものでは有りません、良いですか、超絶、滅茶苦茶強いのです!!


 そこいらの魔獣如きが束になったとて、この子の前ではただの有象無象ですから、

 ね〜え、オニキスちゃん♪

 ほら、今ピョコッてしたでしょ?お返事だって余裕なのですよ。


 結局、更に六人護衛が増え、ようやく森に入ったのですが…


 そこに早速現れた大きなイノシシさんでしたが…


 護衛さんたちが剣を抜く前に、オニキスちゃんが一瞬で仕留めてしまいました…


 オニキスちゃんの目が光ったと思ったら、

 その次の瞬間、オニキスちゃんがぴょんって、飛んだかと思ったら、

 糸の塊?を飛ばして、


 イノシシの動きを止めて、

 首元に噛み付いたら、イノシシは絶命した様です。

 ほんの数十秒位の、それこそあっと言う間にでした…


 護衛さんたち、口をパクパクさせて驚いてますが…


 ほら、これでご理解頂けましたね?


 あんなに大きなイノシシだって、余裕なのです。

 うちのオニキスちゃんは強いんです。この地上でほぼ、最強の種族、生態系の頂点なのですよ?

 …って、確か騎士長さんが言ってました。


 さあオニキスちゃん、待望の…ん?私の待望かな?

 ま、まあ…お食事です。遠慮無く召し上がって下さいね…私何もしてませんけど…


 あ、見てると食べづらいですよね?了解です。


 はい皆様、回れ右でお願いします。


 王様から聞いてはいましたが、ホントに血を吸うだけのお食事だった…


 ある意味?血抜きを終えた獲物は、六人の護衛さんたちが運んで下さいまして…



 以降…護衛等とはおこがましい…護衛では無く、ただの運搬要員…が、

 常に、私のお散歩には派遣、同行される事となりました。


 めでたし、めでたし?


 うーん、なんか違う…


 これを散歩と呼ぶのには、若干抵抗が有るな…

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ