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第7話 二つめのダンジョン




俺達は早速、ダンジョンへ入ることにした。


「ここのダンジョンは初めてなので、おそらく最初のフロアはまたゴブリンから逃げ切る内容だと思います。それは、自分が倒して、その場合報酬が変わるかを検証するので、お兄さんは逃げてください。」


「わかった。その内容に異論はないんだが、お兄さんじゃなくて名前で読んでくれないか?これまで名乗ってなかった俺が悪いんだが、大和だ。」


「了解です。大和さん、よろしくお願いします。」


「おう、よろしくな。」











準備を終えた俺達は、配信を開始した。


:おっ配信か

:なんかいつもと色々違う貴ガス


こいつらは、暇なのかすぐに配信へ入ってきて、同接数がすぐに1000ほどになった。


「今日は、ちょっといつもと違うダンジョンへ挑む。それと、カメラマンを雇ったから、お前らも見やすくなったと思うが、どうだ?」


:お前がカメラ持ってたときは酷かったからな

:だいぶ良くなってる

:いいカメラマン雇ったな


「だろ?さてと、雑談はここまでにして攻略始めるぞ。」


:はよせい

:人数とかで対応変わったりするんかな?


「そのへんとか色々検証しながら進むぞ。」



《それでは、ゴブリンから30分間逃げ切ってもらいます。倒しても構いません》


アナウンスが聞こえてくると同時に、ゴブリンが2匹現れた。


:なんか2匹いね?

:確か前は1匹だったぞ


おそらく大和さんが居る分、ゴブリンの数も増えたのだろう。


「気にせず倒すぞ。うちの庭のと同じなら、多分倒せるから。カメラマンさん、少し距離を取ってください。」


俺がそう言うと、大和さんは黙ってゴブリンたちから離れた。


「よし、じゃあウォーミングアップとして、ちゃちゃっと倒すか。」


急に走り出して勢いよく距離を詰めると、ゴブリンたちは驚いてバランスを崩した。


「「ギャッ!」」



「今だ!」


その隙を狙って切りつければ、ゴブリンはすぐに倒れて霧散した。



《ゴブリンの討伐を確認しました。突破ボーナスと討伐ボーナスを与えます。すでに突破ボーナスを獲得している者を確認したので、代替として従魔石を与えます。》


:従魔石てなんや

:色々言ってるな


予想していたとおり、ゴブリンを討伐したことで、討伐ボーナスをもらうことが出来た。戦わなかった大和さんもおそらく突破ボーナスと討伐ボーナスをもらっていることだろう。


「じゃあ、今からカメラマンさんのステータスとその他を確認するために外に出る。カメラはオフにするけど、少し我慢してくれ。」


そう言って、カメラをオフにしてから地上へ上がった。






地上へ出たので、早速従魔石を使おうとしたら、アナウンスが流れた。


《従魔石はダンジョンの中でないと使用できません。ダンジョンの中に入ってから、もう一度使用してください。》


へえ、注意的なアナウンスもあるんだな。


「カメラマンさん、ステータスを確認し終わったらもう一度ダンジョンへ戻りましょう。こちらの従魔石も、ダンジョンの中でないと使えないようなので。


大和さんはしばらくして、ステータスを確認し終えたのか、こちらへオーケーサインを出してきた。


「よし、カメラマンさんがステータス確認し終わったらしいので、ダンジョンへ戻ってカメラをオンにします。」


そうして、俺達はまたダンジョンへ入った。








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