表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/48

第21話 REAL TIME ATTACK


「ダンジョンを速攻で攻略して報酬を受け取るRTA、はーじまーるよー」


:キター!

:これでゆっくりボイスなら完璧だった


配信の開幕早々、挨拶を終えた俺は、コメントを無視してダンジョンに走り込んだ。


「まずはこの、戦闘訓練ゴブリンを速攻で倒します。」


アナウンスは鳴らずに、最初に出てきたゴブリンを出オチさせる。


:戦闘訓練ゴブリンってなんだよww

:出てくる場所を把握してその場で出オチさせる、普通にすごいなこれ。


序盤のクソ雑魚ゴブリンを倒したら、今度はすぐに第二フロアへと侵入していく。


「このゴブリンたちの群れは、魔力で短剣を作って投擲すれば倒せます。仲間がやられてもそれに気づかないまま死ねるなんて、幸せな奴らですね。」


:無慈悲w

:いつのまにそんな技術身につけたんだ


「今のはアドリブです。ここからは完全初見なので、安牌を取りながら行動しますね。」


:初見て、大丈夫か


第三フロアに入ったが、そこにはでかいゴブリンが2匹突っ立っているだけだったので、先ほどと同じように短剣で倒して、スルーする。


「次は第四フロア。何が出るでしょうねえ。」


:完全に無視してて草

:今敵のこと見てた?


第四フロアにはでかいゴブリンが3匹。あまり変わらないので短剣で一掃する。

第五フロアでは、でかいゴブリンが3体ほどにノーマルなゴブリンが5体。先ほどまでと強さも同じだったため、またもや短剣の投擲によって仕留める。


第六フロアに進むと、杖持ちが2匹いたが、時間稼ぎをしてくる敵がいなかったため詠唱中に倒して終わり。


第七フロアでは杖持ち2体の他にノーマルなゴブリンが3体ほどいるだけだったので、杖持ちを先に倒してから残りを始末する。


第八フロアには、どでかいゴブリンがおり、大剣にした魔力剣で叩き潰して倒した。


第九フロアではさらにでかいゴブリンが3体ほどいたが、まとめて叩き潰して処理完了。


第十フロアではどでかいゴブリンを抜いたこれまでのゴブリンたちプラス、鎧を着たゴブリンが出てきたが、どでかい奴がいなかったため簡単に制圧できた。


「ふぅ、疲れたな。えーっと、ここまで何分くらいかかったんだ?」


:わ、僅か1時間でここまでとか早すぎね?

:ここまでやって疲れただけとか体力バケモンだろ


「もう1時間経ったのか?まあいいや。一度、ステータス確認するか。かなり久々だな?」


小鳥遊裕司 Lv53

スキル

経験値増加極大

魔物特効極大

魔力錬成

錬金Ⅰ

身体強化大


称号

攻略者(1)

従術師


従魔

ティーダ:ナイトキャット


レベルが53まで上がっているのは、低レベルの状態で最終フロアをクリアしたからか?


最初にもらった経験値増加と魔物特効が極大になっているな。

これは、これ以上成長しないのか?魔力錬成は、たくさん使ったのに変化が無いが、成長したりとかはないのか?


第◯の試練を突破した者シリーズの称号がなくなっているが、おそらく攻略者に統合されたのだろう。横の(1)は攻略回数か?更新すればカウントが増えるのだろうか。


従術師の称号は、従魔を手に入れたことが関係しているのか?ティーダの名前の横に書かれているナイトキャットは、おそらく種族名なのだろう。かっこいいな。


で、問題の身体強化大なのだが、いつ手に入れたんだ?最後にステータスを確認したのが確かティーダを仲間にした時で、それ以降でスキルを手に入れるような場面はあったか?うーん。


:長考してるな

:色々強くなってる


「まあいいや。わかんないことを延々と考えていても時間がもったいない。最終フロアにいくそ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ