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プロローグ

第1章 誰も気にかけない


 急に心臓に痛みが来て、倒れ込む。救急車を呼びたいけれど、痛みで身体が言うことを聞いてくれない…

夫は早くに亡くなったし…

 次の瞬間、目の前がぐるぐる回り、立ちくらみがする。

 真っ暗になった瞬間、疎遠になった息子のことが脳裏に浮かんだが…


 結婚した息子の嫁に散々嫌なことを言ってきた。

料理にケチをつけたり、孫に会いたいからと急な訪問をしたり。子どもの頃の息子は、母を慕っていてくれたから、頼りにされたかったのかもしれない。手を離れて寂しかったのかもしれない。

 結局、息子たちが会いに来てくれることは激減した。


 1人で倒れるのは嫌だ。でも息子が好きな人と家庭をきちんと築いていたのに…

それを邪魔したのは私だわ。今更後悔してももう遅いが、そんなだったから1人で誰も心配してくれる人もいない。こんなになっても見に来てくれる人もいないだろう。後悔だけが頭をぐるぐる回り…

そこでぷっつりと意識がなくなった。

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