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白いズボンを汚した思ひで

 たまに思いだす。


 たまに思いだすんです。

 私は小1~4年まで山門郡大和町というところに住んでいました。

 今は柳川市と合併しとるんですが・・・小3だったかな、近所の友達の兄ちゃんに連れられて、3~4人で電車(多分)に乗り柳川に行きました。

 むかーしは、駅前に寿屋というデパートがあって、うろちょろして、どっかで兄ちゃんのおごりでパックの寿司を買って、掘割の手漕ぎボートに乗って食べたんですよね。

 で、兄ちゃん、かなり気合が入っていたのか、白のスラックススボンを履いて眩しかったんです。

 私、醤油の袋を開けようとしたところ・・・ピュッと液がとんで、白スラックスにべちゃりとつきました。

うわっ!え~肝を潰しました。

 申し訳ないな~奢って遊んでもらってるのに、なんたる失態と・・・。

 明らかに、動揺しているお兄ちゃんの顔を見て、「ごめんなさい」と謝ります。

「・・・・・・いいよ、いいよ」

 と、寂しそうな顔で言っていました。

 ・・・て、思いだしちゃった。

 この掘割で、私は今、仕事をしていると・・・なんか感慨深いです(笑)。

 


 ちょっぴり苦い思い出。

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― 新着の感想 ―
[一言] 白いスラックスに黒い醤油の汚れは、確かに目立つでしょうね。 同じ醤油の汚れでも、紺色のジーンズなら然程目立たずに済んだかも知れません。 白いスラックスに飛んでも目立たない汚れは、歯磨き粉やホ…
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