011-001 マスター到達しましたね!
僕達はバトロワをやり続けた。
たまに違うゲームをやることもあったけど、基本的にはバトロワばかりを触っていた。
それは、大会に向けて練習しているようで、僕としては気分が良かった。
そして、今日、とうとう。
「マスター到達しましたね!」
そう、僕達はランクの最高峰、マスターへと到達したのだ。
本当はもう1つ上にレジェンドと言うランクがあるけど、それはマスターの中でも更に最上位の人しか到達できないので、マスターが実質的な最高ランクだ。
「まっさか、全員がマスター乗るまでランク回すことになるとは思わなかったぜ。こんなにバトロワやったのは、これが初めてだな。にしても、面白くねぇなぁ」
「マスターになったんですよ!達成感あって、楽しいじゃないですか!」
「そう言うことじゃねぇよ。MoMoちゃんが強過ぎるんよ」
「?余計意味がわからないんですけど」
「こう、オレ達は尖ったスペックだろ?その長所、短所がはっきりしたオレ達が協力することで強敵を倒せるのが、バトロワの面白えところなのに、MoMoちゃんが目立った短所もなく万能な所為で、戦略で勝った感じがしねぇんだよ」
「勝てたなら良くないですか?」
「わかってねぇなぁ、MoMoちゃんは。小学生に算数で勝って面白えか?勝って当然の勝負に勝ったところで面白くはないんだよ」
「なるほど。その例えは理解できますね」
「しかもだ。万能なMoMoちゃんがいる所為で、常識的な展開なら、苦戦せず戦える。逆に、特殊な状況でも、オレ達の特殊な技能で、状況を打破できる。バトロワで起こり得る凡ゆる状況にオレ達は対処できちまう訳だ。ったく。こんなことなら、MoMoちゃんにまともなアドバイスなんてしなけりゃ良かったぜ。もっと、エイムだけ神がかってて対面は最強だけど、それ以外からっきしみたいな尖ったスペックなら面白かったんだけどな」
「えっと、ごめんなさい」
「謝ることはないよ、MoMo。これはyouの我儘だ。それに、こんな私達でも苦戦する敵と戦うことになるだろうからね」
「今年の全国大会のレベルに期待ってところだな」
「ところで、全国大会出場校ってランクで言うとどのくらいのレベルなんですかね?」
「プロ7〜マスターくらいじゃねぇの?知らんけど。まあ、優勝候補ともなれば、レジェンドレベルの奴もいるかも知れねぇが」
「なら、マスターになったくらいで満足してられませんね」
「って、おいおい。MoMoちゃん、優勝する気かよ」
「えっ?はい!」
「真っ直ぐな目が眩しいねぇ」
その後も僕達はバトロワを続けた。




