008-003 はっきり言って拍子抜けだった
1回戦、2回戦の様子はダイジェストでお伝えしようと思う。
その理由は明らかで、特に語るべき山場もなければ、想定通りのオチに帰着し、細かく伝える意味がないからだ。
そもそも、1回戦も2回戦も共に、上位3分の1に入るだけなので、細かいキルポイントの計算をするまでもなく、3マッチとも1位を取れば、難なく条件をクリアしてしまうのだ。
だから、K.A.I.先輩の正確な安地読みを駆使して、安地の強ポジに先入りしつつ、近付く敵を僕がスナイパーライフルで牽制し続けるだけで、残り2パ、3パくらいまでは余裕で生き残れていたし、そこまでパーティ数が減ってしまえばもうyou先輩の掌の上なわけで、いとも簡単に6連続1位を取ることができ、決勝に進出できた。はっきり言って拍子抜けだった。
そんな感じで何の苦労もなく決勝へと駒を進めた僕達は、お昼休みの時間を過ごしていた。
「you先輩、決勝も同じ作戦で行くんですか?」
「状況によるな。基本的には1位狙いの立てこもりで良いと思うが、念のために拾えるキルポは拾っていく感じで。全国大会出場は15チーム中の上位2チームが条件だから、3連続1位取ってもキルポで総合3位になる可能性も0じゃないんだよな。流石にないとは思うが」
「一応、わかりました」
「ま、戦法を変える時は前もって言うから」
「あ、はい。わかりました」
そんなわけで、僕達は決勝へと挑む。




