不意打ち
始まりは、突然の強風
換気用に開いていた窓が嫌な音を立てた
強風が吹きつける度に軋むような音がなる
自然現象は不意打ちのように窓を鳴らすから、つい視線をやってしまう
その度に鳴る大きな音に、ついびくついてしまう
けれども、結構な視線を集めている割には誰もその窓を閉じようとしない
物悲しい擦り切れた口笛のような高音、今にも壊れそうな窓の悲鳴が耳を刺す
不意にひとりが立ち上がって、スッと歩き出した
そして、当たり前のように窓のところで立ち止ると、おもむろに窓を閉じようとした
強風のすり抜ける窓は中々閉まらず少してこずって、やっと静かになった
少し恥ずかしかったのか何事もなかったかのように足早に君は立ち去った
そんな君の後ろ姿に私は密かに萌えた、心がじんわり温かくなった
まさかの、4年振りの新作でした (´・ω・`)




