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6. 門番の正義
町に着いた、ヴォークルールという町らしい。
町には城がある、初めて見た。
町の人が言うには、城主は町とドンレミ村を守っていると言っている。
本当なのか?
「おい!城主に合わせろ!」
「小僧!貴様またか!!どこの馬の骨か分からない奴を通す訳にはいかん!!」
「私は騎士を目指しているんだ!合わせろ!!」
「ダメなものはダメだ!!」
「お前の正義とは何だ!?」
「ええい、何回もしつこい!お前みたいな怪しい奴を止めるのが正義だ!!」
そしたら、急に城の門が開いた。
中から甲冑を纏った人が出てきた。
「何事だ?」
「いえ、すみません!この小僧が城主に合わせろと食い下がる物で・・・」
「貴様が城主かっ!?」
「違うな、私はヴォークルール城で守備隊長をしている者だ。面白い小僧だ、名前は何だ?」
「私か?私はジャンヌダルク!騎士を目指す者だ!!」