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2. 村の正義

ん?いつの間にか寝ちゃった・・・

ママが私とおねぇちゃんを呼んでいる。

「なぁに?ママ?」

隠れていた戸棚から出た。

「良かった、ジャンヌ、生きてて良かった。」

「ねぇ?おねぇちゃんはどこなの?隠れんぼしてたの。おねぇちゃんが鬼なの。」

ママの表情が真っ青になる。

「ジャンヌ、一緒に来なさい。」

ママと一緒にパパの所に行った。

村は色んな所から煙が出ていた。

何があったのだろ?みんな疲れた顔しているよ?


「あ、パパ!」

「あ、イザベル!ジャンヌ!生きてたのか!?」

「ねぇ?パパ?おねぇちゃんはどこ?」

パパの顔が暗くなる。

「ジャンヌ、村はイギリスの奴らに襲われたんだ、村の人達と一緒に戦って追い返したけど、おねぇちゃんの居場所は分からない、探すよ。」

イギリス?海の向こうの人が村を襲ったの?なんで?

良く分からなかった。

「ねぇ、パパ?パパの正義って何なの?」

「そうだな、皆!俺たちの正義とは何だ?」

村の人達は口々に言った。

「村を略奪する奴等から村を守る事さ!女房や子供を守る為に!」

その後、村の人達全員でおねぇちゃんが天国に行く儀式をしたのは覚えている。

そして、石にはこう書かれていた。

「カトリーヌ 1410-1417 フランス王国 ロレーヌ バル公領 ドンレミに生まれ ドンレミで没す」

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