決闘に申し込まれて・・・1ー4
どうやら両者が始めた瞬間、お互いの剣身が当たり火花が出て両者は、一旦下がるが、両者の凄まじい速さに驚いていた。
「ジャン・・・今のは見えたか?」
「あり得ないぐらい速い・・・テオドールの剣の速さは、ともかくアルバートの野郎の剣の突きの速さが、半端じゃない・・・」
驚くゴルツとジャンに対してダムダは、余裕で見て
「さすがに主殿、我を倒した強さである」
と、呟いていた。
「ハァ・・・ハァ・・・ウザイぐらい剣が早い・・・」
「あらら・・・やっぱり一撃で倒せる相手じゃないな」
そう言って二人は、剣を振り続けた。
アルバートが、テオドールの足をかすめたとき私兵達が
「惜しい」
「あとちょっとで勝ってたのに」
と、叫んでいて、テオドールが、アルバートの頬をかすめるとジャンとゴルツは
「いいぞ、テオドールその調子」
「頑張れー」
と、応援をしていた。
2時間経っても両者の決闘が続いていた。
両者の体には、あちらこちら傷だらけだで出血をしていたが、次の動きで両者の決闘の勝敗が決まるかもしれない。
血が流れすぎてフラフラ状態のテオドールは、心の中で(やべ・・・血が流れすぎて、目が霞む、思たより強い奴だ。だが、負ける訳にはいかないぞ、うちの最後の奥義で決める・・・)と、剣を地面に付き右手を剣の握る所を持ち左手は、鍔を置くように軽く握っていた。