赤レンガの港で・・・1ー4
出てきたのは、肌が黒い黒人だった。
ゴルツは、扉を入り「こちらだ」と別の黒人に案内をされて、上品の扉の前に着くと案内をした黒人が開けてどうぞと、ゴルツを部屋に招いた。
眼鏡をかけたゴブリンが居て、左右には、天秤と金貨が入った袋がズラリと並んでいた。
「何だ君は?」
と、問い掛けるとゴルツは、無言で山賊の身ぐるみを置くと「ほう、これを買い取ってくれると言うのか」と、ゴブリンの商人が、山賊の武器や装備を大きな天秤で計りそろばんで計算を終えると金貨が入った大きな袋をゴルツに渡すが、ゴルツが、ゴブリンの商人に耳元で「実は、もっといい商品があるのでここ主に伝えてくれ」と、そう言うとゴブリンの商人は、分かったとそう言ってゴルツは、イングラム大商会を後にした。
その後のゴルツは、魔力切れたジャンの為に特売で買った中ポーションを20瓶を買って、テオドールのお腹を直す漢方薬を買った。
安宿に戻ったゴルツは、ジャンに中ポーションを与えてテオドールに漢方薬を与えると二人は、何とか体力を戻した。
「で、イングラム大商会に話したか」
と、テオドールが、ゴルツに言うと
「おう、言われたまま言ったぞ。連中の返事待ちだが・・・」
「それで良い、後はのんびりと俺の療養するのみだ」
ベッドを足を伸ばすテオドール対してジャンが、金貨を入った袋をゴソゴソと探り金貨の何枚か持って
「ちょっと、魔法剣士の検定の本を買ってくる」
と、部屋に出ていった。
夕方になり3人は、夕食を食べて、テオドールは、ベッドで安静して、ジャンは、買ってきた魔法剣士の検定の本を読んでいて、ゴルツは、自分とテオドールとジャンの武器を手入れをしていて部屋でのんびりしていた。