表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

月下の恋愛

短編です。3分ぐらいで読み終わると思いますので、ぜひご一読ください。

 彼と出会ったのはちょうど、三ヶ月前のことだった。

 月の下、公園で一人星を見上げていた。特に、理由はないけれど。

 唐突に視界に入る紫煙。それを辿ると、公園入口の花壇の縁に彼は腰掛けていた。タバコを手に持ち、同じように星を眺める。

 それから、互いに話さずとも、私たちは公園で待ち合わせた。夜の二時、お互いに距離を置き星を眺める。ときどき、目が合う。けれど、お互いに口は動かない。ただ、そこにいる人。


 一週間前、君が初めて話しかけてくれた時は嬉しかったな。なんて言ってたっけ……ああ、そうだ。「こんばんは」だったね。私も話しかけられると思っていなかったからつい動揺しちゃって、声が裏返って。

 この一週間、君といっぱいおしゃべりしたね。三ヶ月分を取り返すように。君は見た目よりも饒舌で、私は見た目通り静かに頷く。心地良い時間だった。

 つい昨日、君は私の前で眠ったんだ。私の手は君の首を離さなかった。

 私は怖かった。他の友達と君が同じような役割になることが。君は話しかけてくるべきじゃなかったんだろうね。だって、お話したら君と私のあの関係は終わってしまったから。

 冷たくなった君を私はまた抱き上げる。君はもう喋らない。あの時と同じように。

 好き。暗い部屋にただ、声が響く。

 返事は、なかった。


1月26日現在、作品執筆中ですが、個人的には全部完成させてから推敲とかしたいのでまだしばらく出ないと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ