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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

縄の跡はクラヴァットに隠して

作者:アフタヌーン朝寝坊
娼館や賭場を営むガルシャン商会の若き会長デュラン・ガルシア。彼の前に突如現れた少年アル。「貴方を買わせてください。」少年の願いを聞き入れた…かのように振る舞う会長。
容易く翻弄される少年と冷徹な態度を崩さない会長。そんな夜がふたりに刻み込んだ縄の跡。その縄を手繰り寄せ、辿り着く夜があるのだとしたら。

本作は、作中作として侍女に脅されて書きました。

事件が起きない!
〜モブの見つめる先にはいつでも愛が〜
https://ncode.syosetu.com/n9417ie/

侍女「私、あの小説読んだことになってますけど、読んでませんよね?」

ヌン「えぇ、抜けてるメイドが間違えて手に取りそうな適当タイトル考えただけですから。」

侍女「私、読むまで働きませんから。」

ヌン「…え?」

侍女「読むまで働きませんから。」

ヌン「こ、困ります!あなたには殿下たちを見守って貰わないと!」

侍女「知りません。勝手にさせとけです。どうせ事件は起きないんですから。」

ヌン「タイトルで殴られる日がくるとは…」

侍女「早く書きやがれです。」

ヌン「……背中から足を退けてほしいです。」

侍女「書きたくて這いつくばっているわけでは?」

ヌン「ちがいます。苦しいです。本当にそろそろ…」

侍女「書きますね?」

ヌン「……ぬん。」

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

ヌン「書きました…」

侍女「物足りないですけど、まぁいいでしょう。」

ヌン「仕事に戻ってくれますか?」

侍女「そうですねぇ。」

ヌン「お願いします…」

侍女「じゃあ、婚約者様の夜着のデザインから始めましょうか。」

ヌン「いえ、あの、見守りを…」

侍女「今はちょっとお邪魔かもなんですよねぇ。」

ヌン「そこ!そこをしっかり観察してほしいんですよ!!」

侍女「次の貢ぎ物次第ですね。」

ヌン「つ、つぎ……?」

侍女「背中を踏まれることが癖になりましたか?」

ヌン「ちがいます。苦しいです。足を退けてください。」

侍女「私の働きは、あなたの働き次第なんですよ。」

ヌン「……正論というヒールが刺さって痛いです。」

侍女「これ、渡しておきますね。読みたいものリスト。」

ヌン「………ぬん。」

R18版もあります。
https://novel18.syosetu.com/n8089if/



出会いと、跡
2023/05/21 12:34
再会と消失
2023/05/21 18:17
日常に雨音と
2023/05/21 18:32
屋台と熊
2023/05/21 18:40
月と太陽
2023/05/21 18:47
現実
2023/05/21 19:01
親心
2023/05/21 19:07
いちごの花
2023/05/21 19:10
デュランと縄と
2023/05/21 19:34
会長を想う
2023/05/22 19:01
少年とお嫁さん
2023/05/22 19:25
最終話
2023/05/23 19:47
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