【完結】ぬばたまの唄
立ち入りを禁じられた蘭山へ足を踏み入れた瑶佳(ようか)は、古より棲みついた大妖と遭遇する。
彼の者が真に恐れられた邪神であるなら、なぜ、こんなにも穏やかな唄声を響かせるのか。
顔もわからない、見つめ合うこともできない。けれどたしかに、彼という存在は、ぬくもりと共に胸に在った。
彼の者が真に恐れられた邪神であるなら、なぜ、こんなにも穏やかな唄声を響かせるのか。
顔もわからない、見つめ合うこともできない。けれどたしかに、彼という存在は、ぬくもりと共に胸に在った。