微睡みの中で

～道化師～

私はボールに乗る

大きなボールに乗る

ころころ転がるボールと共に前へ進む

飛んだり跳ねたり

転んだりぶつかってみたり・・・・・・

さぁ笑って

私を見て笑って

おかしいでしょう？哀れでしょう？

馬鹿でしょう？不毛でしょう？

サァ、ワラッテ

モットモットキミタチノエガオヲミセテ・・・・・

とびっきりの笑顔の上に

更に最高の笑顔の化粧をする

それと・・・右目の下の・・・・・・

「一粒の涙」

忘れちゃいけない

これだけが

これだけが私が私であることの証なのだから・・・・・・