たたかえ!超ロボット声名だい!?
ロボット工学三原則。
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
— 2058年の「ロボット工学ハンドブック」第56版 , 『われはロボット』より
(ウィキペディアより転載)
「THBFはロボット三原則は適用されない。貴様の良心に任される」「危険じゃねぇか」座学は続いていた。
「そうは言うがハルカナル。貴様はロボット三原則をいえるのか?」
「人間にめいわくかけんな。勝手に壊れるな。ちゃんと動け」「……概ね合っているが」
「ちなみに自立系ロボットにロボット三原則を適用するとは事実上不可能に近い」「なっ??!」
「これをフレーム問題という。現実世界には無限の可能性があり、人間がこの可能性をすばやく取捨選択、適切な行動を行う脳の思考過程は現在解明されていない」
へぇ。
「フレーム問題の具体例を挙げよう。
貴様は今座学をしているが、私のタンクトップの奥を時々覗いている」
ぶっ。
「おっ!お前が変な格好してるからだろっ!!」薄い桜色の小さいのがチラチラしてるんだよっ!
「まぁ減るものではないから許そう。まだ私には女性としての魅力があると判断した。
しばらく実家の見合いは回避できるな」
「見た目と違って卵子は確実に老化するぞ。男に興味ないのはわかったが結婚は恋愛より馴れだ。さっさといい男捕まえろ」
「……こんど見合い写真を見ておく」
「……貴様が言った言葉は『安全。便利。長持ち』の家電三原則にも当てはまる」ほう。
「コレは日米のファンの指摘を受け、アシモフ自身も述べているな」「誰?」
「アイザック・アシモフはSF作家だ」「ああ。作者か」よく知らん。
「しかし、ロボット三原則はロボット工学を志すものの良心として現在も存在する。
具体例を挙げると某大学の介護、重作業専用スーツだ。
かの大学は米軍や我ら自衛隊の協力、資金援助を辞退している。
軍事利用は1条に反するからな。だが、現実は無人偵察機、無人戦闘機が既に実用化されている」
「まぁ。後で届ける」「古典SFなんて読んでられるかっ?!」
「そもそも『人間とは何か』という哲学的問題に発展する。そのような講義を聴きたいか?」
……大人しくよんでおきます。
「SFファンはまじめに厄介だからな。鉄道と同じで」??
「新型新幹線を間近で見たくて思わず路線に侵入したことが」「お前はっ??!」
色々ヤバイ奴なのは知っているが、オフの日もヤバイようだ。
「……私のオフはさておき、貴様にロボット三原則をとうとうと語りだす奴がいないとは限らぬ」「俺、人間っすよ?」
「とりあえず、ガタガタ言うなら『コレは車だ』と言っておけ」「……」
「ああ。ナンバープレートの義務もある」「みりゃ俺ってわかるじゃないすか」
まだ1台しかない。
「人間は『良心』があるが、我らには『任務』がある」
「ロボットのほうが人間らしい判断を下すこともあると?」「その通り」
ハルカナル君でなくても眠いテーマなのでこの辺は飛ばしてOKです。
(次回予告)
シーバーンは、化学 (chemical)・生物 (biological)・放射性物質 (radiological)・核 (nuclear)・爆発物 (explosive) のアクロニムである。これらによって発生した災害をCBRNE災害と称する。
次回。すぱ☆ろぼ!!
座学編。巨大ロボに俺の知能が勝てない(読み飛ばし推奨)。
「怪獣などいないが、怪物は存在する。」
ご期待ください。