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すぱ☆ろぼ!!  作者: 鴉野 兄貴
祝賀編。巨大ロボよ。スーパーロボットになれ。(最終章)

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42/54

最終話。すぱ☆ろぼ!!

2015年。人類はスーパーロボットの開発に成功した。

 ~~2015年。日本国は。人類は。スーパーロボットの開発に成功した~~


 ……。

「くそっ!くそっ!サルどもめっ!」

 俺はニッコリと笑って砕け散った『咆哮』から出てきた奴にタバコを出してやった。

 ちなみに、俺は吸わない。酒もタバコも女もやらない品性の良い隊長で通っている。

「まぁ。一服やろうぜ。お前、なんて名前?」そういって俺は野菜スティックをかじった。

 俺たちは空を見上げながら、ボーっとしている。

「ジェイムズ」「そっか。いい名前だな」「……俺は。お前もいってたけど。遥かなる朝日。さ」

 俺たちはゆっくりと日が昇っていくのを眺めている。



 ~~そのロボットは空を飛ばない~~


 ……。

「あ~。いまさらロシア軍と航空自衛隊の皆様のお出ましか」


 ~~変形しない。合体しない。戦おうともしない~ ~


 ……。

「たいちょ~~!!!!!!!」「お、お、俺たちっ! 何で生きてるんすかっ? ここ天国?」

 莫迦。俺らが天国なんていけるわけねぇ。


 ~~悪の組織などいないし、外国との関係も概ね良好である~~


 ……。

「ジェイムズ・ドーソン。逮捕する」「……よくやったな。日本人」「はは。お前らも無事みたいだな」


 ~~世界制服なんて誰も狙っていないし~~


 ……。

「……悠里総理大臣。今回の事案、北方四島問題解決と言うことでどうでしょう」

「……そういう手を使うなら、『みらい』の建設費、弁償してもらいますね♪

(胸に伸びる手にぺちっ)手を打ちましたわ(にこり)」


 ~~宇宙人もいなければ、怪獣もいない~~


 ……。

「なっ?なんすかっ? 隊長! トーフの機体からなんか出てきますよっ??!」

「おんな? おんな??!」「美少女きたあああああああ!!!」騒ぐなよ。お前ら。


「……神無月優希……さん?」俺の問いに横に首を振る少女たち。

 そうか。「一緒に、戦ってくれていたのかい?」首を縦に振る少女たち。


「福田の言う、コンピュータか」そういうと少女たちは微笑んだ。

 彼女たちが俺たちに手をかざすと、暖かい光の波が、あたりを、世界中を包んでいく。

「いまさらっすけど、なんで俺たち、放射能で死んでないんです?」「……ホントいまさらだな」

「あ。あのコたち、飛んだ」「すげ~!なんで飛べるんだ」「おまえ、邪推すげぇな」


 ~~だが。君を護ってくれる~~


 (世界中で)

「やっべ。すっげ~あったかい気になります」「なんだろ。これ」

「放射能が……地球上から消えていきます」「奇跡だ」「祈りましょう」

「今日はもう仕事しない!決めたっ!」「働け莫迦!!」「俺。明日から本気出してハロワいく」「今いけ」

「お母さん。不思議な光の虹が見えるよ」「本当。神様にお祈りしましょうね」

「なぁ。なんで俺たち戦っているんだ?その銃おろせよ。俺も鍬もってるほうがいいや」

「みろっ!!なにっ?この光の波っ??!!うっっひゃ~~!すっげぇ??!」

「神様。恵みをありがとうございます」「神様。今日も素敵な一日をありがとうございます」

「かーちゃん!みろっ!みろって!俺の浮気なんてどうでもいいからっ?!」「あんだって??!(ボカッ!)」

「……美しいっ!この感動をっ!歌にのこすっ!俺の歌をきけっ!!!」

「うっさいよ。あんた。イイカゲン働け……あら……綺麗……」


「農田君。やったな」「まぁ自民党の君たちが整備した道を踏んだだけだよ」「謙遜するな」

「……日本の夜明けだっ!」「……Hよ。君は本当に、本当に莫迦で羨ましい」

「ははは。K君。H君はH君なりによいところがある。実行力はピカイチだ」「褒めていないな」


 ~~誰かの微笑みを、いつか護る君を。君の命を護ってくれる~~


「と、トーフ隊隊長様でしたかっ! この俺のケツ、好きなだけ使ってください!!」

 ……いらねぇ。静かに刑務所暮らしさせてくれ。


 ~~彼らは、正義の味方ではない。むしろ悪だ~~


「朝日にいちゃん!!」「お~! 大きくなったなっ!明日香!!」

 俺は久しぶりに明日香を抱きしめた。娑婆の匂いは格別だ。

 遠くからハーレーダビットソンで迎えに来た、大地小父(にい)ちゃんと沙玖夜(サクヤ)さんが……。

 まて。なんでハーレー?


 ……二人は俺と明日香に手をふって、投げキスを俺にすると、

 公衆の面前でディープキスをして、そのままバイクで去っていった……。


 大地小父(にい)ちゃん……。沙玖夜(サクヤ)さん……。

「迎えに来たの♪」期待に燃える明日香の微笑み。……これは。

 ……俺が。明日香を。かついで、帰る。だと???


 ~~では。ヒーローは誰だ?~~


「ただいま、THBF隊がっ! 網走刑務所を出所しましたっ!!!

 ご覧ください! この市民の歓迎をっ!!」

「THBF!」「THBF!!」「トーフ!!!!」「トーフ!!!!!!」

「とーふたん!!!!!!」「とーふたん!!!!!!!!」


「……えっと。たいちょうがさっさとにげたので、ぼくがしゃべります!

 ぼくらは犯罪者やにーとのあつまりです。だから。ひーろーじゃないです。

 でも。だれかの微笑みを護る。そんな日本国民の皆様の為に、僕らは尽力していく所存です!」

 ……遠くから歓声と拍手が聞こえる。

「お前、また重くなったな。明日香……いてっ?!」「スタイルがよくなったの」

 明日香はそういって両脚で俺の首を絞めた。「ちょ?!!」「セクハラだね。あさひ兄ちゃん」

「ちがっ!!お前が勝手にっ!!くるしいっ??!」「ふふふ♪」


 ~~誰かの微笑みを、いつか護る君。誰かの微笑みを、いつか護る君こそ。その資格がある~~


「あ~あ。けがされちゃった。責任とってね。あさひ兄ちゃん」

「意味わからんっ!!肩車だろっ!!!」

「頭で女の子の大事な所をスリスリ……や~らしいよねぇ? くすくす♪」

「お前降りろっ!!!!」「や♪ だ♪ も♪ ん♪」



 ―――ヒーローは。君だ。 元内閣総理大臣。農田 和彦―――


 『すぱ☆ろぼ!!』

 お ☆ し ☆ ま ☆ い ☆


挿絵(By みてみん)

長々と御付き合いくださり、ありがとうございました。

これにて朝日君の戦いはおしまいとなります。


この物語の世界では放射能が消え、戦乱の火種も消えましたが。

我々の世界にはTHBFはありません。


 だからこそ、希望をもって、未来を切り開いていく。

そんな御話に出来たかな?とは言い切れませんが、

御話の中くらい、世界中の皆がハッピーになっていいよね?!


 今回はこれまでです!

皆様御付き合いくださり、本当に、本当にありがとうございました!

災害も、放射能も平和もまだまだ我々の世界では問題山積みですが、

この物語の人々のように、明るく生きていける。そんな世の中になりますように!

今日も一日、御仕事御勉強をがんばりましょう!


では。これにて。「すぱ☆ろぼ!!」終幕とします。御疲れさまでしたっ!

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