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すぱ☆ろぼ!!  作者: 鴉野 兄貴
祝賀編。巨大ロボよ。スーパーロボットになれ。(最終章)

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占守島の戦い。

(日をまたいでしまったので、一度に二話投稿しました)


占守島しゅむしゅとうは、千島列島北東端の島。ロシア名はシュムシュ島(о.Шумшу)、英語表記はShumshu。サンフランシスコ条約締結以来、領有権の帰属は未確定であるが、ロシアの実効支配下にある。

元禄御国絵図にある地名「しいもし」や鳥居龍蔵の記録にある「シュモチ」はこの島に当たるとされる。


島の名前の由来は、アイヌ語の「シュム・ウシ(南西・<そこに>ある→南西に存在する、或いは南西に入る)」からとする説があるものの、この島の語源を「シー・モシリ(本島)」とし新知島の語源を「シュム・シリ(西島)」とする説や、占守島を「シュム・シュ(油・鍋)」とし新知島を「シュム・ウシ(南西にある、入る)」とする説もあり、山田秀三は「判断がつかない地名」としている。

(ウィキペディアより転載)

 「占守島って、ロシアの実効支配ですよね?」

 うっさいな。寝ているんだから静かにしろ。

「またきな臭いよな」「だねぇ」「THBFをロシアに売る気なんでしょうかね?維新党の連中は」

「武器輸出規定に抵触しますね。『マルニ』で民主党を政権から叩き落したくせに」

「あれっすよねぇ。道州制にするっていうけど、どうなるんでしょ?」

「アレ推進してた若手ってヤクザで有名だよね」「憲法改正して自衛隊を自衛軍にするってさ」

「自衛軍だかなんだか知らないけど、自衛隊じゃなかったらトーフは産まれてないよね」そうだな。

「この国、どうなっちまうんでしょうねぇ。はぁああ」

「というか、実質ロシア領でしょ?なんでぼく等が入れるのさ。

 ましてや新型と戦えってさ……どういうこと??」



 さぁねぇ……。ZZzz……。


「「……」」

 ……冗談がきつすぎる。


「警備に当たっていた新型THBFが乗っ取られた上、

 我がロシアと貴国・日本が共同開発していた核融合炉を占拠しようとしている」

 ……わんもあ。ぷりーず。ああ。ロシア語が必要か。


「……私は日本語をアニメで学んだ。好きなアニメはプリキュアだ。

 劇場版のオールスターズは新作が出るごとにライトを振り回しにいってるぞ」

 自重しろ。ロシア軍人。


「ポケモンも好きだ。毎回新しいポケモンをダウンロードに」

 イイカゲンにシロ。話を続けろ。

「もう一度言おう。……警備に当たっていた新型THBFが乗っ取られた上、

 我がロシアと貴国・日本が共同開発していた核融合炉を乗っ取ろうとしている」


 ……なんで占守島で。しかも黙って。

「貴国の技術者たちは人類のためだと言っていたが、まぁ私たちからすれば電力のためだな」

 ウチの国の連中は、最後はロシアにいいとこもって行かれると知っているのに、

 ガスのときといい、石油のときといい、まったく懲りていないな。


「でもさ、THBFってショボイ兵器じゃん」誰かが笑った。

「あんよが上手なロボットだしな」「うんうん」


「だが、放射能汚染状況下で行動するために産まれた、『歩兵』だ」

 まぁ、軍事的にはそうかもな。うん。


「……日本円で1000万円以下の値段で、訓練は簡単、操作は明瞭。一人乗りだな」

 うん。がんばってソフト鍛えたからな。


「……一対一なら。戦車には確かに勝てないな。

 ……あれの何処がっ!!!!!!侵略意図のない兵器だっ?????!!!!!!!!」


 ????????


「我が、守備隊は。全滅した」は??

「全滅だ。低価格の利点で数を揃えており、

 完全な射撃精度と射線集中。高度な3D映像偽装能力、機動力。そして電子兵装」

 ……『数』『操作が楽』

「銃」はその威力ではなく、その特性によって。人類の戦争を激変させたという。

 騎士や武士を育てるにはその人の人生と同等の訓練と膨大な費用を必要とするが。

 銃ならばそこいらの農夫で事足りる。

 そして、新型THBFは。高度なソフトウェアを持ち、人間の動きを拡大し、射線を複数視点から制御管制できる。

 戦車から見れば一体一体はいい的だが、数がそろい、その一撃全てが弱点部分に集中するとなると。


「あれは。|悪魔(дьявол)だ」彼は吐き捨てた。

「あくま?……白いの?」それは熊だ。このへんの白熊はヒグマとのハーフがいて強いぞ。


「『敵』の目的は?」聴くまでも無い気もするが。

「……第二のチェルノブイリ。フクシマだな」……そんなことする理由があるのか?


「敵はグリンピースだ」……やっぱりか。

 2021年現在のグリンピースは『緑の党』という政党を各国に持っていたり、

 シーシェパードを初めとするテロ集団を傘下に治め、その勢力は国家間のしがらみを越えている。


「イデオロギーイデオロギーとホザいて、

 共産思想で世界を統一しようとしたわが国が、こうなるとは」

 彼は苦笑いした。いや、笑わなければやってられないのかもしれない。


「『イルカの為なら死ねる』だったっけ」俺が質問すると彼は苦笑いをする。

「ああ。人間は地球のウィルスだそうだ」はぁ。

「鯨を食う日本人は神の決定で死なねばならぬ。だそうだ。

 イルカ、鯨を殺害することは近代的な文明世界では犯罪と考えられていると考えているらしい」


「意義アリ。俺ら、300年くらい徳川の世で平和に暮らしてたんだぜ。

 その鯨を殺す基地作るために俺ら日本人を巻き込んだのはお前ら」

 厳密にいうとロシア人は白人じゃないらしいぞ。ようわからんが。


「……理屈が通じる相手なら、テロリストはやらん」……確かに。


「で。俺らは」

「……一緒に戦ってくれ」……嫌なんだが。


「試験型核融合炉。日本名『みらい』は。毎時100テラワットを作る」

 は????

「……それだけで世界の火力発電所すべての年間消費量をはるかに越える」ははは。ご冗談を。

「それがぶっ飛んだらどうなると思う?」……。


「君たちの、スパイ衛星……もとい、送電衛星としての『きぼう』のおかげで。

 ……安定したレーザー核融合炉が実現したのだ」……。


「やつらの要求は?」

「『死』だ」……。

「地球を蝕む、人間を滅ぼす。ことらしい」……何様のつもりだ。


「私には。可愛い孫がいるんだ」

 そうか。俺にはいないな。なんせ人殺しだ。子供を作る気も資格もない。

「孫たちの未来を。守ってくれ。トーフ隊」……。


「国境とか、国家間のしがらみではない、今、ここにある危機を救うため」

 力を、貸してくれ。彼は頭を下げた。


「おいおいおい?俺たち、すごくね?」「よっし!やったろうじゃん?!」

 お前ら、これは殺し合いで、トーフの仕事では。


「殺しません。勝つまでは」彼らは微笑んだ。

「……判りました。微力を尽くします」俺も覚悟を決めた。

 占守島の戦い。

占守島の戦い(しゅむしゅとうのたたかい)とは、太平洋戦争末期の1945年8月18日~21日に、千島列島東端の占守島で行われたソ連労農赤軍と大日本帝国陸軍との間の戦闘である。ポツダム宣言受諾により太平洋戦争が停戦した後の8月18日未明、日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍が占守島に上陸、日本軍守備隊と戦闘となった。21日に日本軍の降伏により停戦が成立、23日に日本軍は武装解除された。捕虜となった日本兵はその後大勢が法的根拠無く拉致されシベリアへ抑留された。

(ウィキペディアより転載)

 漢数字の十一を縦書きにすると『士』に見える。

このときに活躍した陸軍戦車第11連隊(通称:士魂部隊)の奮戦と活躍を顕彰し、その精神の伝統を継承する意味で北海道は陸上自衛隊第11旅団隷下第11戦車大隊は現在でも『士魂』のマークを戦車に『入魂』している。

 この戦いではブリキ戦車と悪名高い「チハ」が最後の勇戦を見せている。

戦後70年以上を経て、チハの流れを汲むTHBFがこの地で戦うのは何かの因縁なのかもしれない。


(次回予告)

 人類の命運をかけロシア軍残存守備隊と合同作戦を開始するTHBF隊。

「赤穂浪士になるものよ。白虎隊として守るものよ」

ロシア軍の撤退陽動戦を助ける仲間たちと別れ、

一人朝日は核融合炉『みらい』に向かう。

次回。すぱ☆ろぼ!!最終章。

祝賀編。巨大ロボよ。スーパーロボットになれ。

「士魂」

ご期待ください。

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