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すぱ☆ろぼ!!  作者: 鴉野 兄貴
誕生編。巨大ロボが日本を護ります!
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巨大ロボ。瓦礫の大地にこける

 総理大臣は語る。

「全ての復興財源、募金は巨大ロボの開発に使用した」と。

「ロボだ」「ロボだ」「ロボだ」

 ロボやッ!!!!!!!!!!!!!!

 ロボットやっ??!!!!!!!!!!!!


 なんで、俺らの税金と復興支援募金がロボになるねん!!!


「この、『特殊放射能防御服』……言いにくいですね。ここは仮に「トーフ」と言いましょう。

 豆腐?豆腐って??!今農田のうた総理、豆腐って言わなかったか??!


「え~この『トーフ』はあらゆる放射能汚染環境において、人間を完璧に護ることができます。

 基本として一人乗りですが、内部に避難者を大人1人。子供2人まで収容することが出来ます。

 大規模除染装置、炊飯装置。排泄物循環装置を内臓し、内部を特殊な溶液で満たすことで不意の衝撃からパイロットの安全を確保しております」


「異議あり!」「異議あり!」「異議あり!」国会は大荒れ。

「エネルギー源としましては、産油国との関係を考え、バイオ乾電池を利用し」

 意味わからん。関係重視するならオイルだろ。

「ボディは軽量化を測るため、東北産の廃棄米を震災前の価格で国家として買取を行い」「異議あり!」「異議あり!」

「東北の研究所、大学によって開発、研究されたバイオプラスティックによって作成され」

「なんだそれは!」「なんだそれは!」


「整備工場、人口筋肉の工場は東北に設置。東日本大震災の被災地の皆様の就職先として。大いにッ!被災地に貢献しておりますっ!!」


「!!!!」ヤジが止んだ。


 黙る野党をよそに「防衛大臣!説明を!」と農田総理は叫ぶ。

「『特殊放射能防御服、略して"THBF"』はわが国の現状を考え、国土を、国民を護るために開発された兵器です」

「異議アリっ!」「異議アリッ!!!」「またアジアを攻めるのですかっ!!??」

 あのエラのお姉ちゃん、いつもアレだが、誰だよまた国会に出した奴。


「関係各国の皆様との関係は良好であり、憲法9条の精神を護り、わが国は専守防衛を心がけます!」

「異議アリ!専守防衛は憲法9条を否定します!」よくわからん。


「『特殊放射能防御服』は兵器ゆえに。兵器輸出規定に抵触し!

 他国にその技術、機体が販売されることはありません!!

 また、その形状の問題から、通常兵器に勝つことはありません!!!

 しかし!かの兵器を生産、維持、管理することで、東北の皆様の生活は保障されますっ!」


 今、「勝てない」っていわんかったか?防衛大臣。


「では解説します」

 解説を始めた他の大臣はキャスティングボードをもちこんでいた。いつの間に。


「依然進まぬ震災瓦礫受け入れの件ですが、大阪府その他を除き、各自治体は受け入れを拒否しています」

 TPPの後だから放射能ついてるという風評がつけば輸出に響く。自治体の気持ちは理解できる。

 アレは結局日本大勝利だったみたいだが、金持ち丸儲けで庶民は相変わらず就職難だ。


「よって、被災地にての瓦礫処理が検討されましたが、これ以上被災地の皆様に負担をかけるわけにも行かず、大阪府その他の自治体にお助けいただいている現状でございます。

 がっ!!!その搬送コスト!その搬送、除染!などを!各国マフィアやヤクザが行っているということをっ!!皆さんはご存知ですかっ!!知っているはずですっ!野党の皆さんはっ!!!」


「復興大臣!」農田総理が叫ぶ。

「除染は東京電力関係各社が行い!!東力社員は今年度もボーナスを受け取っておりますっ!!

 日本中を放射能で覆いっ!!独占禁止法、破防法を無視してっ!!!

 都民の電気インフラを盾にっ!!電気料金を値上げしっ!官僚どもの天下り先としてっ!」

 官僚批判したらこの国動かんけどな。おまえらのせりふも官僚が作ってるだろ。


「……失礼しました。感情が昂ぶりました。

 ……東力が無償の除染作業を『放射能は自然物』として拒否したことは記憶に新しいですが、

 この除染作業は、東力関係各社が雇った二次受け、三次受けの業者によって。

 ……ヤクザやマフィアですね。

 政府が直接支払った報酬は全て!殆ど!東力とマフィアの懐に収まっているわけですが」

 気持ちはわかるが暗殺されるぞ。復興大臣。


「このロボットがいれば、瓦礫を東北だけで除去し、除染も問題なく行えます」「……」

 な、なんだって~~~!!


「また、その雇用需要は、復興の柱になります」


「ちなみに。兵器としての性能ですが」防衛大臣がさわやかに笑う。

「携行火器を装備。また、現場の意見を反映し、

 日本刀……正式名称はありますが同じものです。……を装備しております」

 ざわ……

 ざわ……。

 ざわざわ……。

 ざわめく野党と俺。

「これは74式戦車との模擬戦。とはいっても実弾同士の戦いになります」無茶すな。


 どん。

 一撃でロボは74式戦車に負けた。


 どん。

 遠距離からの戦い。やっぱり74式戦車の圧勝だった。


「今のでユーロファイター20機分の予算を消費しました」


 マテェ!!!!!!!!

 俺と野党は絶叫した。

(次回予告)

平和な国だからこそ必要なロボはここに生まれた。

人を護るため。人の暮しを護るため。夢を取り戻すため。

誰かの命を護るため。


このロボットは戦わない。人の命を奪わない。

合体もしない。変形しない。


だからこそ。生まれた。希望を胸に。批判を背に。

次回。すぱ☆ろぼ!!

誕生編。巨大ロボが日本を護ります!

「巨大ロボ。搭乗者募集!?」

ご期待ください。

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