プロローグ
西暦25××年、科学技術は発展し人類は世界と世界の狭間にある次元の壁を越える事に成功する。
西暦26××年、人々は全ての世界をまとめて『次元銀河』と呼ぶようになり『次元銀河統合政府』が誕生する。
「くそっ! 何処に行った?」
「探せ、探せ!」
西暦29××年、アレックス博士が機械生命体『ベゼルアーマー』を発案、しかしベゼルアーマーのコアに人間の魂を閉じ込める必要があると判明、政府は博士にベゼルアーマーの凍結を命じる。
「奴は必ず……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「どうし……ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
同年、アレックス博士は凍結命令を無視、開発を強行し『DEシリーズ』と呼ばれるタイプを7機と『SEシリーズ』と呼ばれる物の設計図を完成させるがベゼルアーマーは反乱、イーヴィルと名乗り三ヶ月で次元銀河統合政府を壊滅させる。
「味方がこんなにも簡単に……」
「強い……強すぎる!」
そして西暦30××年現在、1体のベゼルアーマーが反旗を翻す事から物語は始まる……。
・・・
「くそっ!奴は、ズィーペンはどこだ!」
「探せ!必ず近くに居るはずだ!」
紫色の『SE-01ポーン』と呼ばれるベゼルアーマー12機がマシンガンを片手に『ズィーペン』と呼ばれるものを血眼になって探していた。
「奴は何処に……ぎゃっ!」
「何が……ぐぎゃっ!」
ポーン達が辺りを見回していると突然黒い影がポーン達の間を通り次の瞬間3機のポーンが肩から斜めに切り裂かれ2つに分かれながら崩れ落ちる。
「いたぞ!」
「撃て! 逃がすな!」
残ったポーン達は黒い影に発砲するが当たらず更に引き返してきた黒い影によって更に6機が切り裂かれ崩れ落ちる。
「ええい! 何をしておるか!」
痺れを切らしたように紫色のボディに杖を持ったベゼルアーマー『DE-06ゼクス』がポーン達の中心へと駆け寄ってくる。
「ゼ、ゼクス様……そ、それが奴が強すぎて……」
「言い訳などよい! こうなれば俺の雷撃で……」
ゼクスが言い終わる前に黒い影は前進しゼクスの前にいる2機のポーンを切り裂き更にゼクスの杖を持った右腕を切断更に去り際にゼクスの後ろにいたポーン2機を斬り裂き少し距離を開けると止まりゼクスの方に振り向く。
「ひぃぃぃぃぃぃ!」
怯えるゼクスの目に映ったのは黒きボディに赤い眼光、そして漆黒の双剣を持つベゼルアーマー『DE-07ズィーペン』だった。
「……」
「な、何故だ! 何故だ! ナゼェ!」
無言で近づいて来るズィーペンに怯えながら後退るゼクス。
「い、嫌だ、死にたくない、シニタクナイィ!」
ズィーペンに背を向け逃げるゼクスだがズィーペンは持っていた双剣の片方を投げると剣はゼクスの背中に命中し中にあるコア刺さりながらゼクスの身体を貫通しゼクスは倒れる。
「オ……レハ……シニ……」
ゼクスの言葉を遮るようにズィーペンはゼクスの頭を踏み付けて砕きゼクスに刺さった剣を引き抜く。
「……」
ズィーペンはどこかへ向かって歩き出す、その途中彼は銀髪で赤い虹彩をした青年の姿へと変わる。
無言で歩いていく青年、この戦いの先に彼は何を見るのだろうか……。
どーも、天の道を行く妄想者です!
『セイヴァー~救世主と言う名の闇~』を読んでいただきありがとうございます。
今回は初の一時創作と言う事で試験的にプロローグを投稿いたしましたがどうだったでしょうか? 意見をいただけると幸いです。
今回はここら辺で……。それでは~




